メイホーホールディングス(7369):IPO上場情報
メイホーホールディングスは、建設関連サービス事業、人材関連サービス事業、建設事業および介護事業を主たる事業として行っている企業です。
グループでM&Aを積極的に推進しており、2015年4月以降、建設関連サービス事業5社、人材関連サービス事業3社、建設事業3社、介護事業1社の計12社のM&Aを実施し、吸収合併もしながら、事業の多角化を行っています。
- 建設関連サービス事業
発注者の約8割が行政。 - 人材関連サービス事業
日本国内の技術者派遣、製造業派遣を主要事業。
警備事業や、カンボジアにおいて日本で受託した図面作成等業務をアウトソーシング先として受ける事業も。 - 建設事業
道路工事などのインフラ関連工事や法面工事等の専門工事。 - 介護事業
デイサービス、認知症専用デイサービス、ケアマネ事業所。
販売実績の49%は建設関連サービス事業です。
グループは同社と子会社13社で構成。
連結会社の従業員数は2021年3月末で378名。
同社の従業員数は、平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は3.9年、平均年間給与は513.9万円。
メイホーHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、メイホーHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
メイホーホールディングスの上場日
上場日 | 2021/6/2(水) | 証券コード | 7369 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | メイホーホールディングス(7369) | ||
時価総額 | 31.2億円(公開価格で計算) 69.5億円(初値で計算) |
メイホーホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/5/18 (火) ~ 5/24 (月) |
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仮条件 | 1,710円~2,080円 (抽選資金:17.1万円 ~ 20.8万円) | ||
当選口数 | 4,646口 | ||
発行済株式数 | 1,500,000株 | オファリングレシオ | 30.9% |
公募株数 | 300,000株 | 売出株数 | 104,000株 |
吸収金額 | 9.6億円 | O.A分 | 60,600株 |
仮条件決定日 | 5/17 (月) | 公開価格決定日 | 5/25 (火) |
購入期間 | 5/26 (水) ~ 5/31 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
メイホーホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 1,710円~2,080円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,080円 | 初値 | 4,630円 |
騰落率 | 122.60% | 倍率 | 2.23倍 |
初値売り損益 | 255,000円(4,630円 - 2,080円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
メイホーホールディングスの初値予想と予想利益
メイホーホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,710円 ~ 2,080円
※抽選資金:17.1万円 ~ 20.8万円
上限は24.6%上ブレ↑ |
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初値予想 |
3,120円 ~ 4,080円※5/17 修正
(1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 10.4万円~20万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,670円あたり ※抽選資金:16.7万円あたり |
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初値予想 | 2,500円 ~ 3,240円 (1.5倍~1.9倍) |
予想利益 | 8.3万円~15.7万円 |
初値予想アンケート
メイホーホールディングス(7369)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,080円)を基準価格に修正しています。
有効回答:481票 投票期限:2021/6/1 (火) 23:59までメイホーホールディングスの主幹事と幹事証券
メイホーホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
メイホーホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 東海東京証券 |
91.33% | 424,300株 | 424口 |
野村證券 | 2.60% | 12,100株 | 12口 |
SBI証券 | 1.74% | 8,100株 | 48口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 8,100株 | 8口 |
岡三証券 | 0.86% | 4,000株 | 4口 |
水戸証券 | 0.86% | 4,000株 | 0口 |
安藤証券 | 0.86% | 4,000株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
※安藤証券のネット割当は、個人配分の最大10%が回ってきます。(表は0%で計算されています)
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
メイホーホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 | 2018年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 378,120 | 299,000 | 213,000 |
経常利益 | 14,338 | 9,183 | 9,125 |
当期利益 | 8,213 | -133,598 | 6,833 |
純資産 | 269,070 | 260,856 | 394,455 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 6.84 | -111.33 | 11,388.35 |
BPS※ | 224.22 | 217.38 | 657,424.34 |
前期比(売上高) | 26.5% | 40.4% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 |
---|---|---|
売上高 | 5,233,755 | 4,691,489 |
経常利益 | 322,756 | 262,566 |
当期利益 | 210,304 | 126,652 |
純資産 | 728,431 | 518,138 |
EPS※ | 175.25 | 105.54 |
BPS※ | 607.03 | 431.78 |
前期比(売上高) | 11.6% | ― |
上位株主とロックアップ情報
メイホーホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
尾松 豪紀 代表取締役 |
774,000株
62.49%
|
- | 180日 |
河合 清明 取締役 |
210,000株
16.96%
|
52,000株 | 180日 |
藤原 巧 子会社の従業員 |
106,500株
8.60%
|
52,000株 | 180日 |
山本 恭司 取締役 |
68,000株
5.49%
|
- | 180日 |
尾松 恵子 配偶者 |
46,000株
3.71%
|
- | 180日 |
大井 昌彦 専務取締役 |
2,000株
0.16%
|
- | |
東 彰寿 取締役 |
2,000株
0.16%
|
- | |
小森 薫 取締役 |
2,000株
0.16%
|
- | |
小島 章裕 取締役 |
1,500株
0.12%
|
- | |
遠藤 哲郎 子会社の取締役 |
1,000株
0.08%
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
メイホーホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/03/25 ベビーカレンダー
… 初値売り損益:520,000円
騰落率:123.81%、倍率:2.24倍 - 2021/03/19 T.S.I
… 初値売り損益:200,000円
騰落率:100%、倍率:2.00倍 - 2021/03/16 ヒューマンクリエイションHD
… 初値売り損益:138,500円
騰落率:65.33%、倍率:1.65倍 - 2020/12/29 オンデック
… 初値売り損益:295,000円
騰落率:190.32%、倍率:2.90倍 - 2020/12/24 東京通信
… 初値売り損益:123,400円
騰落率:98.72%、倍率:1.99倍
メイホーホールディングスのIPO分析
中小企業庁がまとめた「中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題」によると、2025年までに、70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万人(日本企業全体の三分の一)が後継者未定の状況です。
この状況を放置すると、中小企業・小規模事業者廃業の急増により、技術の消失、雇用の喪失、GDPが失われる可能性が大きくなります。
2016年以降、毎年4万件を超える中小企業が休廃業・解散。
この内、2019年に休廃業・解散した企業をみると、61.4%の企業が黒字。
同社社グループは人口減少、生産年齢人口の減少等を背景に休廃業・解散に追い込まれている中小企業の事業を承継し、グループ事業全体における生産性の向上並びに経営効率の向上とともに収益力を高め、大きく事業展開してきており、今後とも新たなグループ入り希望者を獲得していくことを目標としています。
上場により調達した資金の使途は、事業拡大を見据えた広告宣伝費、人件費、その他及び長期借入金の返済に充当する予定。
M&Aを活用して成長している企業。
あまり東証マザーズっぽくない事業内容で魅力は感じませんが、約一ヶ月ぶりのIPOで小型ということもあり、注目度は高くなりそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 約一ヶ月ぶりのIPO。久しぶりのIPOは過熱する傾向。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 市場からの吸収金額が9.6億円と小さい。(吸収金額による実績)
- オファリングレシオが30.9%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い。
- 調達した資金の活用方法がやや「?」。
- 配当実績なし。理由は内部留保が充分じゃない為。
5.17追記。仮条件が想定発行価格(1,670円)より24.6%の上振れ決定(1,710円 ~ 2,080円)したので、初値予想を3,120円 ~ 4,080円に修正しました。予想利益は10.4万円~20万円です。
目論見書の想定仮条件は1,670円。初値予想は2,500円 ~ 3,240円としました。
予想利益は8.3万円~15.7万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事は東海東京証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
また、野村證券と岡三オンライン証券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。