estie(658A):IPO上場情報と初値予想
estieは、商業用不動産に関する情報を収集・構造化し、独自の商業用不動産データベース「Vertical Data」を基盤に、不動産事業者や金融機関の意思決定・業務効率化を支援する不動産テック企業です。
主力のVertical Dataソリューションでは、オフィス・賃貸住宅・物流施設・所有者情報・J-REITなどのデータ分析基盤に加え、不動産売買取引の案件管理サービスを提供しています。
大手不動産会社や金融機関向けには、顧客が保有するデータとVertical Dataを統合し、AI活用を前提としたデータ基盤や、業務に最適化したAI・ソフトウェアの開発・実装も行っています。
また、不動産業界に関するニュースや解説記事を専門紙・Web媒体などで提供するほか、登録講習などの専門情報サービスも展開しています。
グループは同社と連結子会社5社で構成。
設立は2018年12月。
同社の従業員数は138名、平均年齢は33.4歳、平均勤続年数は2.4年、平均年間給与は953.4万円。グループ全体の従業員数は188名(2026年8月末)
estieのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、estieの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
estieの上場日
| 上場日 | 2026/11/6(金) | 証券コード | 658A |
|---|---|---|---|
| 市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
| Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
| Yahoo!ファイナンス | estie(658A) | ||
| 時価総額 | 165.8億円(想定価格で計算) |
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estieのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2026/10/21 (水) ~ 10/27 (火) |
||
|---|---|---|---|
| 仮条件 |
10/20 (火)に決定 (想定価格は1,070円) |
||
| 当選口数 | 65,421口 | ||
| 発行済株式数 | 15,493,800株 | オファリングレシオ | 42.2% |
| 公募株数 | 50,000株 | 売出株数 | 5,638,800株 |
| 吸収金額 | 70億円あたり | O.A分 | 853,300株 |
| 仮条件決定日 | 10/20 (火) | 公開価格決定日 | 10/28 (水) |
| 購入期間 | 10/29 (木) ~ 11/4 (水) | ||
| 備考 |
売出株の一部は、海外市場で販売される予定。 |
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※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
estieの初値予想と予想利益
estieの初値予想と予想利益です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 1,070円あたり ※抽選資金:10.7万円あたり |
|---|---|
| 初値予想 | 1,050円 ~ 1,400円 (1.0倍~1.3倍) |
| 予想利益 | -2,000円~3.3万円 |
初値予想アンケート
estie(658A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
目論見書の想定価格(1,070円)を基準価格としています。
有効回答:157票 投票期限:2026/11/5 (木) 23:59までestieの主幹事と幹事証券
estieのIPOを取り扱っている証券会社です。
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estieの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
| 決算期 | 2025年12月 | 2024年12月 | 2023年12月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,956,873 | 1,094,036 | 595,103 |
| 経常利益 | -636,472 | -638,788 | -695,462 |
| 当期利益 | -1,203,729 | -633,223 | -828,846 |
| 純資産 | 1,545,428 | 2,741,356 | 227,060 |
| 配当金※ | ― | ― | ― |
| EPS※ | -171.96 | -90.46 | -11,840.67 |
| BPS※ | -471.63 | -299.67 | -20,920.86 |
| 前期比(売上高) | 78.9% | 83.8% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
| 決算期 | 2025年12月 | 2024年12月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,082,341 | 1,094,036 |
| 経常利益 | -543,340 | -633,116 |
| 当期利益 | -1,201,659 | -628,882 |
| 純資産 | 1,551,838 | 2,745,697 |
| EPS※ | -171.67 | -89.84 |
| BPS※ | -470.71 | -299.05 |
| 前期比(売上高) | 90.3% | ― |
estieのPERとPBR
想定価格(1,070円)で算出したPERとPBRです。
| 決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 (実績/連結) |
- | - | -89.84 | -299.05 |
| 2025年12月 (実績/連結) |
- | - | -171.67 | -470.71 |
estieの配当金と配当利回り
想定価格(1,070円)と配当金で算出した配当利回りです。
| 決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2025年12月 (実績) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ期間
estieの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。
| 株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
|---|---|---|---|
| UTEC4 号投資事業有限責任組合 VC |
3,377,300株
18.98%
|
3,377,300株 | 全株売出 |
| 平井 瑛 代表取締役 |
3,055,200株
17.17%
(120,000)
|
300,000株 | 512日/ 1.5倍 |
| HRI株式会社 代表取締役の資産管理会社 |
2,000,000株
11.24%
|
- | 512日/ 1.5倍 |
| 株式会社日本政策投資銀行 |
858,700株
4.82%
|
819,900株 | 512日/ 1.5倍 |
| Vertex Growth Fund II Pte. Ltd VC |
858,200株
4.82%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
| Globis Fund VI, L.P. VC |
679,200株
3.82%
|
171,000株 | 512日/ 1.5倍 |
| グロービス6号ファンド投資事業有限責任組合 VC |
670,800株
3.77%
|
168,800株 | 512日/ 1.5倍 |
| 束原 悠吾 取締役 |
525,500株
2.95%
(120,000)
|
88,000株 | 512日/ 1.5倍 |
| 岩成 達哉 取締役 |
525,500株
2.95%
(120,000)
|
88,000株 | 512日/ 1.5倍 |
| 上田 來 取締役 |
525,500株
2.95%
(345,500)
|
94,300株 | 512日/ 1.5倍 |
上場日から起算して512日目は2028年3月31日。
- 90日のロックアップ期間は、2027年2月3日まで
直近の類似IPOの上場結果
estieと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
estieのIPO分析
estieの強みは、商業用不動産に関する情報を独自に収集・構造化し、他社が短期間では再現しにくいデータベースを構築していることです。
2020年から継続的にデータを蓄積しており、2026年8月末時点でオフィスビル8.8万棟、物流施設1.9万棟、ホテル1.7万棟、住宅260万棟のデータを保有しています。過去の空室状況や募集賃料など、後から取得することが難しい時系列データを蓄積している点も特徴です。
既存の不動産関連情報サービスや汎用的なAIサービスなどに対し、estieは業界内に分散する不動産情報そのものを収集・整備し、業界横断のデータ基盤として提供している点が特徴です。
総合デベロッパー上位10社の導入率は90%、J-REIT全58銘柄のうち30銘柄、大手信託5社では100%に導入されています。
大手顧客から得られるフィードバックをデータ精度の向上に反映できる点も、同社が強みとして挙げています。
収益基盤では、2026年上期のリカーリング売上比率が77%、リカーリング契約顧客数は573社。
既存顧客への追加サービス導入と新規顧客の獲得により、同期間のリカーリング売上高は前年同期比60%増加しました。
成長戦略では、既存顧客への追加サービス導入による顧客単価の向上に加え、中堅・中小の不動産事業者への顧客拡大、M&Aや業務提携によるサービス領域の拡張を進める方針です。
業績は急成長しており、2025年12月期の売上高は前年比90.3%増の20.8億円、2026年上期も前年同期比96.8%増の17.5億円となっています。
利益面では営業赤字が続いているものの、営業損失は2024年12月期の6.5億円から2025年12月期は5.3億円へ縮小し、2026年上期は191万円まで改善しています。人件費を中心とした固定費の比率が、売上高の拡大に伴って低下する収益構造であり、今後、高い売上成長を維持しながら営業黒字化できるかが注目点です。
需給面では、公募5万株に対して売出し563.8万株と売出し中心です。上場前のVC保有比率は48.1%、潜在株式比率は15.2%ですが、主要株主へのロックアップや最大11億円相当の親引けが予定されています。
高い売上成長や大手企業への導入実績は初値の支えになりそうですが、営業赤字に加えて公開規模が大きく、売出し中心と需給面は重めです。評価材料が強弱入り混じるため、初値予想は広めのレンジでみています。
参考までに
以下の点を考慮し、中立の「B」評価に設定しました。
- IPOで人気の高いテーマ性を持つ不動産テック事業
- 2020年から商業用不動産データを蓄積し、再現しにくい独自データベースを構築
- 総合デベロッパー上位10社の90%、大手信託5社の100%、J-REIT30銘柄に導入
- リカーリング売上比率77%、契約顧客573社と継続収益基盤を構築
- 日本では業界標準となる網羅的な商業用不動産データベースが不在で、共通基盤となる成長余地あり
- 売上高は右肩上がりで高成長。2026年上期も96.8%増(決算情報)
- 固定費型の収益構造で、売上拡大に伴い固定費比率が低下
- 三井不動産・三菱地所などへ最大11億円相当の親引けを予定
- 市場からの吸収金額は70億円と大きく、グロース市場では荷もたれ感あり(IPOデータ)
- オファリングレシオは42.2%と高め(IPOデータ)
- 営業赤字が続き、2026年上期も営業損失191万円
- 公募5万株に対して売出し563.8万株と売出し中心
- 上場前のVC保有比率48.1%、潜在株式比率15.2%と需給に懸念あり
- M&Aに伴い2025年12月期6.5億円、2026年上期2.8億円の減損を計上
- 配当実績なし(当面は内部留保の充実を優先)
- 同種サービスを展開する競合の参入で、競争力や業績に影響するリスクあり
- Vertical Dataへの依存度が高く、大手顧客への導入一巡後は成長鈍化リスクあり
- 2026年9月に農林中央金庫がUTEC4号から1株1,479円で取得。想定価格1,070円を約38%上回る
- 不動産大手の株価は年初来高値から大きく調整。金利上昇や不動産市況悪化は顧客の投資意欲にも逆風
目論見書の想定価格は1,070円。初値予想は1,050円 ~ 1,400円としました。
予想利益は-2,000円~3.3万円です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
カブスルは幹事証券からIPOのブックビルディングに参加します。
需給が重いので、市況によっては公募割れのリスクもややあるかなと思います。
ワンポイント
主幹事の一角はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取り仕切る立場にあり、IPOの当選数が多くなる傾向があります。
IPOの割当の一部で、資金力に左右されない平等抽選を採用しています。カブスルはIPOに41回当選しています。
他にも、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券からも参加しておきたいです。
カブスルはこの2社だけでIPOに88回当選しています(全当選数の40.7%)
主幹事証券のみずほ証券と、幹事証券の松井証券はブックビルディング時に抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すればよいため、気軽に参加できます。
(松井証券は口座開設タイアップ中)
特に松井証券はIPOの引受業務に力を入れており、幹事参加率5割を目標にしています。
そのほか、楽天証券からも参加が可能です。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。
ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
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