プロディライト(5580):IPO上場情報
プロディライトは、自社開発のIP電話用クラウドPBX「INNOVERA」など、音声コミュニケーションのDXに向けたワンストップ・ソリューションの提供を行っている企業です。PBXとは電話を制御する機能のこと。
「電話のあり方」そのものを変革する電話のデジタルトランスフォーメーション「電話のDX」を顧客に提供。
アルテリア・ネットワークス株式会社と提携したIP-Lineは、クラウド上にある電話回線を収容した回線専用サーバーから、クラウドPBXへ電話回線を直接収容(接続)することにより、現地に物理的に電話線を引くことなく、クラウド上で回線収容が完結する電話回線。
ネット環境があれば、突然の出社自粛要請や、地震・災害など企業のBCP対策としてもINNOVERAは有効。
設立は2008年6月
従業員数は2023年4月末で95名、平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は4.2年、平均年間給与は483.9万円
プロディライトのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、プロディライトの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
プロディライトの上場日
上場日 | 2023/6/28(水) | 証券コード | 5580 |
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市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | プロディライト(5580) | ||
時価総額 | 22.5億円(公開価格で計算) 46.9億円(初値で計算) |
プロディライトのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/6/12 (月) ~ 6/16 (金) |
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仮条件 | 1,400円~1,440円 (抽選資金:14万円 ~ 14.4万円) | ||
当選口数 | 5,459口 | ||
発行済株式数 | 1,561,650株 | オファリングレシオ | 34.9% |
公募株数 | 150,000株 | 売出株数 | 324,700株 |
吸収金額 | 7.8億円 | O.A分 | 71,200株 |
仮条件決定日 | 6/8 (木) | 公開価格決定日 | 6/19 (月) |
購入期間 | 6/20 (火) ~ 6/23 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
プロディライトの公開価格と初値
仮条件 | 1,400円~1,440円 | ||
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公開価格 | 1,440円 | 初値 | 3,005円 |
騰落率 | 108.68% | 倍率 | 2.09倍 |
初値売り損益 | 156,500円(3,005円 - 1,440円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
プロディライトの初値予想と予想利益
プロディライトの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,400円 ~ 1,440円
※抽選資金:14万円 ~ 14.4万円
上限は2.9%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,880円 ~ 2,470円※6/8 修正
(1.3倍~1.7倍) |
予想利益 | 4.4万円~10.3万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,400円あたり ※抽選資金:14万円あたり |
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初値予想 | 1,820円 ~ 2,400円 (1.3倍~1.7倍) |
予想利益 | 4.2万円~10万円 |
初値予想アンケート
プロディライト(5580)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,440円)を基準価格に修正しています。
有効回答:129票 投票期限:2023/6/27 (火) 23:59までプロディライトの主幹事と幹事証券
プロディライトのIPOを取り扱っている証券会社です。
プロディライトの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
92.23% | 503,500株 | 503口 |
SBI証券 | 3.46% | 18,900株 | 113口 |
岡三証券 | 1.72% | 9,400株 | 9口 |
マネックス証券 | 0.86% | 4,700株 | 47口 |
松井証券 | 0.86% | 4,700株 | 32口 |
極東証券 | 0.86% | 4,700株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
プロディライトの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年8月 | 2021年8月 | 2020年8月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,777,101 | 1,599,193 | 1,320,776 |
経常利益 | 114,738 | 89,711 | 43,729 |
当期利益 | 81,850 | 63,078 | 39,092 |
純資産 | 269,124 | 187,274 | 124,195 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 57.98 | 44.68 | 1,384.63 |
BPS※ | 190.65 | 132.66 | 4,398.95 |
前期比(売上高) | 11.1% | 21.1% | ― |
プロディライトのPERとPBR
公開価格(1,440円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年8月 (実績) |
32.23倍 | 10.85倍 | 44.68 | 132.66 |
2022年8月 (実績) |
24.84倍 | 7.55倍 | 57.98 | 190.65 |
2023年8月 (予想) |
20.51倍 | - | 70.22 | - |
上位株主とロックアップ情報
プロディライトの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
小南 秀光 代表取締役 |
700,000株
45.11%
|
100,000株 | 90日 |
川田 友也 専務取締役 |
300,000株
19.33%
|
100,000株 | 90日 |
SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合 VC |
175,000株
11.28%
|
70,000株 | 90日/ 1.5倍 |
日本ビジネスシステムズ株式会社 |
100,000株
6.44%
|
- | 90日 |
SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合 VC |
60,000株
3.87%
|
24,000株 | 90日/ 1.5倍 |
池田泉州キャピタルニュービジネス4号投資事業有限責任組合 VC |
60,000株
3.87%
|
24,000株 | 90日/ 1.5倍 |
奥井 琢磨 取締役 |
40,000株
2.58%
(40,000)
|
- | |
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 VC |
16,650株
1.07%
|
6,700株 | 90日/ 1.5倍 |
金森 一樹 取締役 |
12,000株
0.77%
(12,000)
|
- | |
岡田 良平 従業員 |
8,250株
0.53%
(8,250)
|
- |
- 公開価格は1,440円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、2,160円
- 90日のロックアップ期間は、2023年9月25日まで
直近の類似IPOの上場結果
プロディライトと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2023/06/23 ARアドバンストテクノロジ
… 初値売り損益:269,000円
騰落率:213.49%、倍率:3.13倍 - 2023/06/22 アイデミー
… 初値売り損益:451,000円
騰落率:429.52%、倍率:5.30倍 - 2023/06/14 Globee
… 初値売り損益:151,600円
騰落率:131.83%、倍率:2.32倍 - 2023/06/13 ABEJA
… 初値売り損益:343,000円
騰落率:221.29%、倍率:3.21倍 - 2023/04/26 Ridge-i
… 初値売り損益:269,500円
騰落率:154%、倍率:2.54倍
プロディライトのIPO分析
電話のDXなんて面白いことを言うなぁと目論見書を眺めてました。
ロードマップもこんなにあるんだと。
業績好調。各サービスの解約率も低いです。
感染対策としてのテレワーク、フリーアドレス化などオフィス環境の変化に向けた取組みとして、クラウドPBXの導入など市場の成長が見込まれているよう。
- クラウドPBX市場の規模
2021年度実績の166億円から2022年度見込は190億円(前年比14.4%増) - FMC市場の規模
2021年度実績の306億円から2022年度見込は325億円(前年比6.2%増) - 03や06等の市外電話番号を利用した0ABJ電話サービス市場(法人利用)の規模
2021年度2,560億円から2022年度見込は2,580億円(前年比0.8%増)
同社は「INNOVERA」を7年以上販売してきた実績あり。
ただ、ところどころに認知度が~とあるので上場の目的にはサービスの知名度向上という側面もありそう。
業績の伸びも奇麗で個人的には良さそうなIPOかなぁと。やや割安感もあるので、仮条件は上振れずにこのままにしといて欲しい。6月後半のIPOラッシュの時期でなければ・・・もう一段評価は高くしたと思います。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調(決算情報)
- 2023年8月期の業績予想(前期比)は、売上高 2,008百万円(+13%)、営業利益 156百万円(+41.4%)
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待
- 市場からの吸収金額が7.8億円と小さい(IPOデータ)
- 同業他社が多い
- オファリングレシオが34.9%と高い(IPOデータ)
- 新株予約権に係る潜在株式数は140,250株で、発行済株式総数の9.9%に相当。
- 6月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
- 想定価格と2023年8月期の予想実績によるPERは19.9倍。前期実績で計算するとPER24.1倍
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)
6.8追記。仮条件が想定発行価格(1,400円)より2.9%の上振れ決定(1,400円 ~ 1,440円)したので、初値予想を1,880円 ~ 2,470円に修正。予想利益は4.4万円~10.3万円です。
目論見書の想定仮条件は1,400円。初値予想は1,820円 ~ 2,400円としました。
予想利益は4.2万円~10万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券がおすすめです。
松井証券と岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
そのほかに口座開設数が多いSBI証券でも参加可能です。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)