アストロスケールHDの上場は早くて2024年6月の予定。主幹事は選定済み
アストロスケールHDの上場は、早くて2024年6月に予定されています。
2024年6月5日に東証グロース市場に上場予定です!
アストロスケールは、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去サービスの開発に取り組む世界初の民間企業です。
宇宙ベンチャー企業のispace(9348)やQPS研究所(5595)の上場結果とその後の株価推移が好調なので、同社の上場が決まれば注目度が高くなることが想定されます。
目次
アストロスケールHDとは?
アストロスケールHDは、安全で持続可能な宇宙環境を目指し、技術開発、ビジネスモデルの確立、民間企業や団体・行政機関と協働し、規範やベストプラクティスの策定に努め、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去を含む軌道上サービスを提供している企業です。
「環境・社会・経済」という3つの観点すべてにおいて持続可能な状態を実現する経営のことをサステナビリティ経営と呼んでいますが、同社は宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)の実現に貢献する方針を示しています。
数少ない日本のユニコーン企業のNo1
ユニコーン企業とは、スタートアップ企業の中でも、急激に発展し存在感を示している企業のこと。
アメリカと中国で世界のユニコーン企業の8割を占めています。
日本でもおなじみのユニコーン企業と言えば、宅配サービスのUber(ウーバー)や、TikTokのバイトダンスなど。
- 企業価値が10億ドル(約1,500億円)以上
- テクノロジーで新しいビジネスモデルを目指す
- 非上場
- 起業から10年以内
日本経済新聞のNEXTユニコーン調査によると、国内において推計企業価値が1,500億円を超える企業は5社。(2023年10月)
社名 | 事業内容 | 推計企業価値 (億円) |
---|---|---|
プリファード・ネットワークス | 深層学習による制御技術 | 3,472 |
OPN Holdings | Fintech事業 | 2,267 |
スマートニュース | ニュースアプリ | 2,031 |
SmartHR | クラウド人事労務ソフト | 1,736 |
スパイバー | 人工合成クモ糸の新素材 | 1,617 |
アストロスケールHD | 宇宙ごみ除去サービス | 1,428 |
TBM | 紙・プラスチック代替素材 | 1,344 |
Mujin | 産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー | 1,186 |
ティアフォー | 自動運転ソフト | 895 |
リーガルオンテクノロジーズ | 契約書AI審査システム | 886 |
NEXTユニコーン調査by 日経新聞
アストロスケールHDは日本をはじめ、英国、米国、イスラエルとグローバルに事業展開。
時価総額は2023年4月に上場したispace(9348)が参考にされそう。
2023年10月時点の推計企業価値は1,428億円。
- ispace(9348)の公開価格による時価総額は204億円、初値時点で804億円、2024.4.8時点の時価総額は620億円
アストロスケールHDの主幹事は2社
ロイターの記事によると、主幹事は三菱UFJモルガンスタンレー証券とみずほ証券になりそうです。
事業内容的に、海外への売出株も多くなりそう。
主幹事はIPOの一連の流れをとりしきる まとめ役。
上場の規模が大きい場合、主幹事は複数の証券会社が担当します。
2023年にも上場を目指していましたが上場ならず。
同社の上場への意欲は高そうなので、あとはタイミングと機関投資家の反応次第か。
宇宙ベンチャー企業の上場結果は良好
これまでに宇宙ベンチャー事業を行っている企業が二社、上場しました。
どちらも上場時の初値やその後の株価推移が好調です。
IPO | QPS研究所(5595) | ispace(9348) |
---|---|---|
事業内容 | 小型SAR衛星の開発、製造、データ販売 | 月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業 |
創業 | 2005年6月 | 2010年1月 |
上場月 | 2023年12月 | 2023年4月 |
時価総額 | 136.5億円 公開価格 |
204.3億円 公開価格 |
公開価格 | 390円 | 254円 |
初値 騰落率 |
860円 (120.51%) |
1,000円 (293.70%) |
現在の株価 2024.4.16 |
3,815円 | 765円 |
現在の 時価総額 2024.4.16 |
1386.2億円 2024.4.16 |
712.3億円 2024.4.16 |
アストロスケールHDの株(IPO)を購入する方法
アストロスケールHDの株を購入するには、大きく分けて二通りの方法があります。
- 株式市場に「上場した後」に購入をする
- 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)
上場後に株を買う
一般的なアストロスケールHDの株の購入方法で、上場後は証券会社から誰でも購入できます。
2024年6月5日に東証グロース市場に上場予定です!
上場前に購入する(IPO)
企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。
幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。
IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。
人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。
IPOが決まるのはいつ?
一般的には上場日の約1ヶ月前にIPOが承認されます。
2024年6月5日に東証グロース市場に上場予定です!
アストロスケールHDのIPO(上場)が正式に東京証券取引所に承認されると、IPOの具体的なスケジュールが決まります。
- 上場日:2024年6月5日
- 仮条件(必要な抽選資金)
- 主幹事証券:三菱UFJモルガンスタンレー証券とみずほ証券
庶民のIPOでは、上場決定後にアストロスケールHDのIPOの期待度を五段階で評価し予想利益を掲載します。
上場が決まりましたらIPOスケジュールに掲載します。
IPOの承認やブックビルディングの開始が登録されたメールアドレスに送られてくるIPOのメール通知システムを利用すると、IPOの新規承認後にメールで通知されますので便利です。利用料は無料です。
事前に証券会社の口座開設を
IPOの承認からブックビルディング(抽選参加)までの期間は、約2週間です。
証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。
事前に口座開設を行っておくと、アストロスケールHDのIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。
各証券会社と現金がもらえる庶民のIPO限定の口座開設タイアップ企画を行っています。(タイアップ企画について)
上場前のIPO株を買うには証券会社の口座開設が必要です。口座開設は無料。