ビジネスコーチ(9562):IPO上場情報
ビジネスコーチは、ビジネスコーチングを中心とした人材開発事業を主な事業として取り組み、人と組織の生産性向上支援に向けた最適なビジネスコーチングを提供を行っている企業です。
ビジネスコーチングとは、ビジネスパーソンのビジネス目標達成のため、コーチとの対話を通じてコーチング対象者の「気づき」と「行動変容」を実現するサービス。経営層から新入社員まで、業種や職種に関係なく、一人ひとりの力を最大限に引き出すアプローチで実施。
一人ひとりのビジネス目標達成のための行動変容を支援し、きめ細かなフォローアップで研修とは一線を画すサービスを提供。
人的資本の強化策として、ビジネスコーチングをフェーズ1・2・3というサービス体系に統合したトータルソリューションとして提案しており、気づきから実践、継続・定着までの一連のコーチング、特に、フェーズ3における継続的なフォローアップに注力し、顧客との長期的な取引関係を構築。
上司と部下の双方のかかわりを重視する企業管理職向けの1対n型が収益の過半を占めています。
ただし、同社の理念(一人ひとりにビジネスコーチがついている社会を実現)上、重視しているのは1対1型。
100名以上のパートナーコーチ(業務委託先である外部コーチ)は、過半は従業員規模1,000名以上の企業出身企業人であり、1/3以上は経営者、役員または部長経験者として豊富な実践経験を有する人材が中心。
設立は2005年4月。
従業員数は2022年7月末で41名、平均年齢は36.4歳、平均勤続年数は3.3年、平均年間給与は628.6万円。
ビジネスコーチのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ビジネスコーチの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ビジネスコーチの上場日
ビジネスコーチのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/10/4 (火) ~ 10/11 (火) |
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仮条件 | 1,910円~2,070円 (抽選資金:19.1万円 ~ 20.7万円) | ||
当選口数 | 3,057口 | ||
発行済株式数 | 1,104,000株 | オファリングレシオ | 27.6% |
公募株数 | 136,000株 | 売出株数 | 129,900株 |
吸収金額 | 6.3億円 | O.A分 | 39,800株 |
仮条件決定日 | 10/3 (月) | 公開価格決定日 | 10/12 (水) |
購入期間 | 10/13 (木) ~ 10/18 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ビジネスコーチの公開価格と初値
仮条件 | 1,910円~2,070円 | ||
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公開価格 | 2,070円 | 初値 | 4,155円 |
騰落率 | 100.72% | 倍率 | 2.01倍 |
初値売り損益 | 208,500円(4,155円 - 2,070円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ビジネスコーチの初値予想と予想利益
ビジネスコーチの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,910円 ~ 2,070円 ※抽選資金:19.1万円 ~ 20.7万円 |
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初値予想 |
2,790円 ~ 3,520円
(1.3倍~1.7倍) |
予想利益 | 7.2万円~14.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,070円あたり ※抽選資金:20.7万円あたり |
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初値予想 | 2,790円 ~ 3,520円 (1.3倍~1.7倍) |
予想利益 | 7.2万円~14.5万円 |
初値予想アンケート
ビジネスコーチ(9562)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,070円)を基準価格に修正しています。
有効回答:307票 投票期限:2022/10/19 (水) 23:59までビジネスコーチの主幹事と幹事証券
ビジネスコーチのIPOを取り扱っている証券会社です。
ビジネスコーチの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 SMBC日興証券 |
93.13% | 284,700株 | 284口 |
SBI証券 | 4.32% | 13,200株 | 79口 |
マネックス証券 | 0.85% | 2,600株 | 26口 |
楽天証券 | 0.85% | 2,600株 | 26口 |
岡三証券 | 0.85% | 2,600株 | 2口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、1,416倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ビジネスコーチの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年9月 | 2020年9月 | 2019年9月 |
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売上高 | 1,001,290 | 687,669 | 650,596 |
経常利益 | 230,936 | 18,675 | 48,097 |
当期利益 | 156,416 | 15,497 | 34,178 |
純資産 | 300,176 | 147,632 | 141,815 |
配当金※ | 50.00 | 4.00 | 10.00 |
EPS※ | 161.59 | 16.01 | 35.31 |
BPS※ | 310.10 | 152.51 | 146.50 |
前期比(売上高) | 45.6% | 5.7% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ビジネスコーチの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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有限会社コーチ・エフ 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
442,000株
44.20%
|
- | 180日 |
細川 馨 代表取締役社長 |
150,000株
15.00%
|
120,000株 | 180日 |
橋場 剛 取締役 |
96,900株
9.69%
(9,000)
|
7,900株 | 180日 |
田中 広道 監査役 |
30,000株
3.00%
|
- | 180日 |
諸橋 奈々 |
22,000株
2.20%
|
- | 180日 |
吉田 有 |
20,000株
2.00%
|
- | 180日 |
菅原 泰男 |
20,000株
2.00%
|
- | 180日 |
湊 伸悟 |
20,000株
2.00%
|
- | 180日 |
伊藤 善廣 |
16,000株
1.60%
|
- | 180日 |
栗原 保雄 |
12,000株
1.20%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
ビジネスコーチと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
ビジネスコーチのIPO分析
これからの「個」の時代に沿った事業内容。
コロナ禍でもオンライン会議システムを活用し、業績UP。(売上高の推移)
コーチングの会社の上場は初でしょうか。
ビジネスコーチングを学び、行動の内省と見直しを行い、気付きを得て行動変容し、個人の成長支援により組織力を向上することで好循環サイクルが生まれ、組織成長の源泉に。
個人的には似たような「キャリアコンサルティング」を受けたことがあります。
様々な問いかけにより考えるキッカケが生まれ、面白かったです。
企業管理職向け(上司と部下)の「1対n型」が収益の過半を占めているのに、「一人ひとりにビジネスコーチがついている社会を実現」の理念に向かって、個人の業務上の課題解決のための「1対1型」を重視しているのにも好感が持てます。
個人的にはメッチャ気になるコーチング。
リピーター率とかどうなっているんでしょうね。内容に満足すれば定期的に受けたいサービスのような気もしますが。
業績好調で、IPO的にはグロース市場の小型IPOで需給面も良いです。
評価は高めにしたいと思いますが、個人的な興味が強いです(汗)
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
※市況が悪ければ「B」に変更する可能性あり
- 業績が好調(決算情報)
- コロナ禍でも強い事業内容
- 市場からの吸収金額が6.3億円と小さい(吸収金額による実績)
- 想定価格と2021年9月の予想実績によるPERは12.8倍
- オファリングレシオが27.6%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
- やや地味な印象がある事業内容
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う
目論見書の想定仮条件は2,070円。初値予想は2,790円 ~ 3,520円としました。
予想利益は7.2万円~14.5万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに68回当選しています。(全当選数の59.1%)
岡三証券のネット取引サービス岡三オンラインは、抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できます。(口座開設タイアップ中)
抽選資金に余裕があれば、楽天証券でも参加しておきたいです。