コーチ・エィ(9339):IPO上場情報
コーチ・エィは、日本国内および海外において、コーチング事業を展開を行っている企業です。グループは同社と連結子会社5社で構成。
システミック・コーチング™による組織開発ビジネスとコーチング人材育成ビジネスから構成。
法人クライアントがメインターゲット。
コーチングとは、 対話を通して目標達成に向けた能力、リソース、可能性を最大化するプロセスのこと。
システミック・コーチング™は4つの特徴あり。
企業の組織階層に合わせたサービスを提供。(オンラインでの提供も可能)
設立は2001年8月。
同社の従業員数は2022年10月末で136名、平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は6.8年、平均年間給与は880.3万円。
コーチ・エィのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、コーチ・エィの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
コーチ・エィの上場日
コーチ・エィのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/12/6 (火) ~ 12/12 (月) |
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仮条件 | 1,660円~1,840円 (抽選資金:16.6万円 ~ 18.4万円) | ||
当選口数 | 8,395口 | ||
発行済株式数 | 2,192,400株 | オファリングレシオ | 38.2% |
公募株数 | 450,000株 | 売出株数 | 280,000株 |
吸収金額 | 15.4億円 | O.A分 | 109,500株 |
仮条件決定日 | 12/2 (金) | 公開価格決定日 | 12/13 (火) |
購入期間 | 12/14 (水) ~ 12/19 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
コーチ・エィの公開価格と初値
仮条件 | 1,660円~1,840円 | ||
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公開価格 | 1,840円 | 初値 | 2,500円 |
騰落率 | 35.87% | 倍率 | 1.36倍 |
初値売り損益 | 66,000円(2,500円 - 1,840円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
コーチ・エィの初値予想と予想利益
コーチ・エィの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,660円 ~ 1,840円
※抽選資金:16.6万円 ~ 18.4万円
上限は17.2%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,790円 ~ 1,940円※12/2 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -5,000円~1万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,570円あたり ※抽選資金:15.7万円あたり |
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初値予想 | 1,530円 ~ 1,650円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -4,000円~8,000円 |
初値予想アンケート
コーチ・エィ(9339)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,840円)を基準価格に修正しています。
有効回答:149票 投票期限:2022/12/21 (水) 23:59までコーチ・エィの主幹事と幹事証券
コーチ・エィのIPOを取り扱っている証券会社です。
コーチ・エィの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
91.30% | 766,500株 | 766口 |
楽天証券 | 2.61% | 21,900株 | 219口 |
みずほ証券 | 2.61% | 21,900株 | 21口 |
松井証券 | 0.87% | 7,300株 | 51口 |
SBI証券 | 0.87% | 7,300株 | 43口 |
岡三証券 | 0.87% | 7,300株 | 7口 |
丸三証券 | 0.87% | 7,300株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとLINE証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、146倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
コーチ・エィの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 |
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売上高 | 2,863,166 | 2,012,759 | 2,675,778 |
経常利益 | 327,990 | -361,327 | 205,482 |
当期利益 | 150,120 | -239,719 | 210,667 |
純資産 | 1,616,801 | 1,351,805 | 1,615,743 |
配当金※ | 30.00 | ― | 30.00 |
EPS※ | 86.97 | -140.26 | 247.20 |
BPS※ | 927.91 | 790.99 | 1,890.86 |
前期比(売上高) | 42.3% | -24.8% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 |
---|---|---|
売上高 | 3,306,541 | 2,432,901 |
経常利益 | 416,650 | -395,627 |
当期利益 | 245,260 | -299,041 |
純資産 | 1,643,217 | 1,309,402 |
EPS※ | 142.10 | -174.98 |
BPS※ | 943.07 | 766.18 |
前期比(売上高) | 35.9% | ― |
上位株主とロックアップ情報
コーチ・エィの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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株式会社伊藤ホールディングス 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
1,436,000株
82.42%
|
280,000株 | 180日 |
伊藤 守 取締役 |
94,800株
5.44%
|
- | 180日 |
伊藤 光太郎 従業員 |
63,200株
3.63%
|
- | 180日 |
コーチ・エィ社員持株会 |
52,400株
3.01%
|
- | 180日 |
鈴木 義幸 代表取締役 |
20,000株
1.15%
|
- | 180日 |
栗本 渉 取締役 |
10,000株
0.57%
|
- | 180日 |
纐纈 順史 取締役 |
10,000株
0.57%
|
- | 180日 |
片岡 詳子 取締役 |
10,000株
0.57%
|
- | 180日 |
桜井 一紀 執行役員 |
9,400株
0.54%
|
- | 180日 |
エムアンドカンパニー合同会社 |
9,400株
0.54%
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
コーチ・エィと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:スタンダードまたは東証二部」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2022/10/27 FCE
… 初値売り損益:50,000円
騰落率:32.05%、倍率:1.32倍 - 2022/04/21 フルハシEPO
… 初値売り損益:59,300円
騰落率:52.02%、倍率:1.52倍 - 2022/04/07 エフビー介護サービス
… 初値売り損益:16,100円
騰落率:11.50%、倍率:1.12倍 - 2021/10/08 日本エコシステム
… 初値売り損益:8,000円
騰落率:3.77%、倍率:1.04倍 - 2021/04/07 表示灯
… 初値売り損益:67,200円
騰落率:33.60%、倍率:1.34倍
コーチ・エィのIPO分析
コロナ禍の影響をうける事業内容。2020年12月期は受注減やサービス実施の遅延により経常損失に。
従業員数が減っていることもやや気になります。
コーチング会社の上場といえば、10月に上場したビジネスコーチ。
初値は公開価格の2倍をつけ好調だったものの、その後下落を続け、現在は公開価格付近の株価に。
ビジネスコーチのチャート
この値動きを知っている人にとっては同業種は買いづらい。
また、IPOラッシュ時のスタンダード市場ということで、評価は低めにつけておきたいと思います。業績は安定的ですけど。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- 2022年12月期の業績予想(前期比)は、売上高 3,541百万円(+7.1%)、営業利益 463百万円(+28.2%)
- 配当実績あり。年一回の配当金を予定。配当性向は連結で10%を予定
- 【12.2追記】仮条件が17.2%も上振れして決定。需要あり?
- 成長をイメージしにくい事業内容
- IPOで人気の低い東証スタンダード市場
- オファリングレシオが38.2%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
- 同業種のビジネスコーチの株価推移が不調
- 同日に3社が上場
- 12月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- コロナ禍において影響をうける事業内容
- 想定価格と2022年12月の予想実績(連結)によるPERは7.2倍。前期実績で計算するとPER11倍
12.2追記。仮条件が想定発行価格(1,570円)より17.2%の上振れ決定(1,660円 ~ 1,840円)しましたが、どうしてもビジネスコーチの株価下落ぶりが頭から離れず。
初値予想を1,790円 ~ 1,940円に修正。予想利益は-5,000円~1万円と上振れに対して弱気です。
目論見書の想定仮条件は1,570円。初値予想は1,530円 ~ 1,650円としました。
予想利益は-4,000円~8,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
業績予想をみると価格は割安に設定されており、配当実績もあり。
ただし、IPOで人気が高いのは成長性の高い事業内容ですし、配当狙いなら他の上場銘柄も候補に上がります。
カブスルは相場の動向と抽選資金を用意できるかを考えて、幹事証券から参加するか決めようと思います。