タカヨシ(9259):IPO上場情報
タカヨシは、地域の食の産直プラットフォーム型店舗「わくわく広場」の運営を行っている企業です。
店舗周辺地域の農家やパン屋、和洋菓子屋、飲食店、惣菜店などといった生産者から登録を募り、登録した生産者に対して当社の売り場を販売場所として共有するシェアリングサービスを提供。
同社は売り場管理やレジ業務をはじめとした店舗運営を行い、当社は店舗に出品された商品についての在庫リスクを負わない仕組み。
設立は1970年12月。
従業員数は2021年9月末で91名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は10.9年、平均年間給与は456.1万円。
タカヨシのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、タカヨシの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
タカヨシの上場日
タカヨシのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/12/8 (水) ~ 12/14 (火) |
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仮条件 | 1,490円~1,560円 (抽選資金:14.9万円 ~ 15.6万円) | ||
当選口数 | 16,272口 | ||
発行済株式数 | 5,200,000株 | オファリングレシオ | 31.2% |
公募株数 | 900,000株 | 売出株数 | 515,000株 |
吸収金額 | 25.3億円 | O.A分 | 212,200株 |
仮条件決定日 | 12/6 (月) | 公開価格決定日 | 12/15 (水) |
購入期間 | 12/16 (木) ~ 12/21 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
タカヨシの公開価格と初値
仮条件 | 1,490円~1,560円 | ||
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公開価格 | 1,560円 | 初値 | 1,700円 |
騰落率 | 8.97% | 倍率 | 1.09倍 |
初値売り損益 | 14,000円(1,700円 - 1,560円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
タカヨシの初値予想と予想利益
タカヨシの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,490円 ~ 1,560円
※抽選資金:14.9万円 ~ 15.6万円
上限は4.7%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,510円 ~ 1,580円※12/6 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -5,000円~2,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,490円あたり ※抽選資金:14.9万円あたり |
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初値予想 | 1,430円 ~ 1,500円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -6,000円~1,000円 |
初値予想アンケート
タカヨシ(9259)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,560円)を基準価格に修正しています。
有効回答:123票 投票期限:2021/12/23 (木) 23:59までタカヨシの主幹事と幹事証券
タカヨシのIPOを取り扱っている証券会社です。
タカヨシの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
88.70% | 1,443,300株 | 1,443口 |
ちばぎん証券 | 6.08% | 99,000株 | 0口 |
マネックス証券 | 1.74% | 28,300株 | 283口 |
SBI証券 | 1.74% | 28,300株 | 169口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.74% | 28,300株 | 28口 |
委託幹事であるauカブコム証券とLINE証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
タカヨシの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年9月 | 2019年9月 | 2018年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 5,165,967 | 5,782,673 | 14,944,061 |
経常利益 | 391,728 | 144,152 | 182,400 |
当期利益 | 284,381 | 144,974 | -67,685 |
純資産 | -559,495 | -844,897 | -985,742 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 66.14 | 33.72 | -157.40 |
BPS※ | -130.12 | -196.49 | -2,292.42 |
前期比(売上高) | -10.7% | -61.3% | ― |
上位株主とロックアップ情報
タカヨシの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社スプリング 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
2,673,000株
56.51%
|
215,000株 | 90日 |
髙品 政明 代表取締役社長 |
728,000株
15.39%
(200,000)
|
150,000株 | 90日 |
髙品 謙一 血族 |
212,000株
4.43%
|
- | |
髙品 佳代 代表取締役の配偶者 |
152,000株
3.21%
|
150,000株 | 90日/ 1.5倍 |
株式会社千葉銀行 |
110,000株
2.33%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
剱持 健 取締役 |
88,000株
1.86%
(10,000)
|
- | 90日 |
大森 広美 取締役 |
60,000株
1.27%
|
- | 90日 |
曽根田 博 取締役 |
60,000株
1.27%
|
- | 90日 |
澤幡 良和 |
60,000株
1.27%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
佐藤 美智子 血族 |
50,000株
1.06%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
直近の類似IPOの上場結果
タカヨシと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/12/22 サクシード
… 初値売り損益:11,100円
騰落率:7.12%、倍率:1.07倍 - 2021/12/21 ラバブルマーケティングGP
… 初値売り損益:358,500円
騰落率:284.52%、倍率:3.85倍 - 2021/11/25 スローガン
… 初値売り損益:60,000円
騰落率:50%、倍率:1.50倍 - 2021/11/24 ラストワンマイル
… 初値売り損益:81,000円
騰落率:47.37%、倍率:1.47倍 - 2021/11/19 AB&Company
… 初値売り損益:-9,000円
騰落率:-6.04%、倍率:0.94倍
タカヨシのIPO分析
在庫を抱えず、販売場所だけ提供するシェアリングサービス。いいビジネスモデルですよね。
代表取締役社長の配偶者の持ち株は152,000株。
うち、150,000株を上場時に売り出します。残りの2,000株はロックアップがかかっておりますが、90日間または公開価格の1.5倍で解除に。
こういうのを見ると・・上場ゴールなのかな?と思ってしまいますが、設立が1970年なので会社から身をひかれるんでしょうかねぇ。
上場により調達した資金の使途はこちら。
- 店舗設備への投資
当社運営店舗であるわくわく広場の内装、商品陳列用什器等の新規出店用の設備資金として1,026百万円(2022年9月期:300百万円 2023年9月期:726百万円)を計画しており、その設備投資へ調達資金を充当していく予定- IT資産への投資
業務の効率化及び生産者へのサポートを強化するため、基幹システムの機能及びハードウエアの増強・改修を中心としたIT資産への投資として200百万円(2022年9月期:100百万円 2023年9月期:100百万円)を計画しており、その設備投資へ調達資金を充当していく予定
個人的には道の駅とか、こういった企画店舗を見て回るのは好きです。
生産者も流通先が増えることは喜ばしいですしね。
が、IPO目線でみると、特に印象はありません。
参考までに
評価はIPOラッシュも考慮して、公募割れのリスクが高い「D」に設定しました。
- 2022年9月期の業績予想(前期比)は、売上高6,366百万円(+15.2%)、営業利益801百万円(+16.3%)
- 業績が微妙。
- 上場の意義がわからない。(感じ取れない)
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 市場からの吸収金額が25.3億円とやや大きい。(吸収金額による実績)
- オファリングレシオが31.2%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 低価格のストックオプションが多い。
- 同日に7社が上場。上場ラッシュによる資金枯れも。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- 2022年9月期の業績予想(前期比)は、営業収益6,366百万円(+15.2%)、営業利益801百万円(+16.3%)
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い。
- コロナ禍において影響をうける事業内容。
平常時であれば評価「B」か「C」をつけたと思いますが、IPOで投資家の資金枯れの時期に同社に資金は入りづらいだろうなぁと推測します。
カブスルはSBI証券のチャレンジポイントだけ狙います。