フーディソン(7114):IPO上場情報
フーディソンは、生鮮流通プラットフォーム提供事業を行っている企業です。
グループは同社と関係会社で構成。
飲食店向けの食品Eコマースサービス「魚ポチ」を中心としたBtoB向けECを中心に3サービスを展開。
売上高の66.3%は魚ポチのBtoBコマースサービス。
同社グループは東京都中央卸売市場の商品調達力や物流機能と独自のEコマースシステムを接続。
これにより鮮度の高い生鮮食品を多種に渡って商品提供することが可能に。
大田市場と豊洲市場にそれぞれ仲卸営業許可と買参権を有すると共に、全国70ヶ所以上の取引産地あり。
生鮮流通のDXを進める中で、特化型ソフトウェアの独自開発と卸売市場参入の許認可を取得することで、2つの参入障壁を乗り越え、強固な事業基盤を形成。
設立は2013年4月。
同社の従業員数は2022年9月末で102名、平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は3.6年、平均年間給与は439.3万円。
フーディソンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、フーディソンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
フーディソンの上場日
上場日 | 2022/12/16(金) | 証券コード | 7114 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 卸売業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | フーディソン(7114) | ||
時価総額 | 100.3億円(公開価格で計算) 100.3億円(初値で計算) |
フーディソンのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/12/1 (木) ~ 12/7 (水) |
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仮条件 | 2,210円~2,300円 (抽選資金:22.1万円 ~ 23万円) | ||
当選口数 | 12,268口 | ||
発行済株式数 | 4,358,940株 | オファリングレシオ | 28.1% |
公募株数 | 680,000株 | 売出株数 | 386,800株 |
吸収金額 | 28.2億円 | O.A分 | 160,000株 |
仮条件決定日 | 11/30 (水) | 公開価格決定日 | 12/8 (木) |
購入期間 | 12/9 (金) ~ 12/14 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
フーディソンの公開価格と初値
仮条件 | 2,210円~2,300円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,300円 | 初値 | 2,300円 |
騰落率 | 0.00% | 倍率 | 1.00倍 |
初値売り損益 | 0円(2,300円 - 2,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
フーディソンの初値予想と予想利益
フーディソンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,210円 ~ 2,300円
※抽選資金:22.1万円 ~ 23万円
上限は4.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,550円 ~ 3,000円※11/30 修正
(1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 2.5万円~7万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,210円あたり ※抽選資金:22.1万円あたり |
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初値予想 | 2,430円 ~ 2,830円 (1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 2.2万円~6.2万円 |
初値予想アンケート
フーディソン(7114)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:219票 投票期限:2022/12/15 (木) 23:59までフーディソンの主幹事と幹事証券
フーディソンのIPOを取り扱っている証券会社です。
フーディソンの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
91.34% | 1,120,600株 | 1,120口 |
SBI証券 | 3.69% | 45,300株 | 271口 |
みずほ証券 | 1.74% | 21,300株 | 21口 |
大和証券 | 1.30% | 16,000株 | 16口 |
楽天証券 | 0.60% | 7,400株 | 74口 |
岡三証券 | 0.60% | 7,400株 | 7口 |
松井証券 | 0.36% | 4,400株 | 30口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 0.36% | 4,400株 | 4口 |
DMM.com証券 | 0.00% | 0株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、1口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、366倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
フーディソンの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 | 2020年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 3,572,359 | 2,929,308 | 2,870,765 |
経常利益 | -8,334 | -58,924 | -11,155 |
当期利益 | -12,909 | -64,572 | -13,130 |
純資産 | 389,443 | 402,352 | 466,925 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -3.51 | -17.55 | -3.58 |
BPS※ | -343.78 | -340.27 | -322.72 |
前期比(売上高) | 22% | 2% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 |
---|---|---|
売上高 | 3,592,211 | 2,955,671 |
経常利益 | -8,197 | -58,610 |
当期利益 | -12,802 | -64,430 |
純資産 | 389,337 | 402,140 |
EPS※ | -3.48 | -17.51 |
BPS※ | -343.81 | -340.33 |
前期比(売上高) | 21.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
フーディソンの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
山本 徹 代表取締役 |
2,077,647株
50.65%
|
30,000株 | 180日 |
株式会社リープラジャパン |
840,000株
20.48%
|
200,000株 | 180日 |
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合 VC |
294,000株
7.17%
|
98,000株 | 90日/ 1.5倍 |
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 VC |
120,000株
2.93%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
株式会社ミロク情報サービス |
117,648株
2.87%
|
- | 180日 |
内藤 直樹 取締役 |
92,100株
2.25%
(92,100)
|
- | 180日 |
谷村 格 取締役 |
64,000株
1.56%
(32,000)
|
- | 180日 |
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 VC |
58,823株
1.43%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
電通デジタル投資事業有限責任組合 VC |
58,822株
1.43%
|
58,800株 | 90日/ 1.5倍 |
伊藤 貴彦 執行役員 |
47,000株
1.15%
(47,000)
|
- | 180日 |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、3,450円です。
直近の類似IPOの上場結果
フーディソンと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:卸売業」の直近のIPO結果です。
- 2020/06/24 コパ・コーポレーション
… 初値売り損益:253,000円
騰落率:126.50%、倍率:2.27倍 - 2020/03/16 ミクリード
… 初値売り損益:-7,200円
騰落率:-8.09%、倍率:0.92倍 - 2019/12/18 BuySell Technologies
… 初値売り損益:179,000円
騰落率:92.75%、倍率:1.93倍 - 2018/03/22 SOU
… 初値売り損益:80,000円
騰落率:24.24%、倍率:1.24倍 - 2017/04/25 アセンテック
… 初値売り損益:395,000円
騰落率:197.50%、倍率:2.98倍
フーディソンのIPO分析
「生鮮流通に新しい循環を」というビジョンを掲げ、食産業にて生鮮流通プラットフォーム事業を展開。
資料によると、生産から末端消費までの間で価格が3倍以上 上がるらしい。(農林水産省:食品流通段階別価格形成調査)
同社では生鮮流通におけるノウハウやデータを創業時より蓄積。
この強みを最大限活かし、食産業のあらゆる事業者の情報をデータベース化し活用することで、生産性と効率性の上昇を可能に。
今後の成長戦略として、売上高の過半を占めるBtoBコマースでは「ITおよび物流インフラストラクチャーへの投資」「商品基盤の拡充」「CRM強化」により、アクティブユーザー数及びARPUの拡大を目指すようです。
参入障壁が高そうな事業内容で、個人的には良さそうだなぁと思っています。
BtoBコマースサービスのアクティブユーザー数も伸びており、上場によりさらに加速するかも。
ちなみに目論見書をみると、食品分野のEコマース化率は3.8%。
一方、生活家電等のEコマースは30%を超えており、予測として食品Eコマース市場も伸びていくだろうと書かれています。
しかし、目論見書が見やすいし分かりやすい。そして奇麗。やる気が感じられます(  ̄∇ ̄)
仮条件で価格が下がると参加しやすくなりそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 売上高は右肩上がり。赤字続きだが今期、通期で黒字化か?(2Q時点で黒字)
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。競合の参入障壁も高そう
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待
- オファリングレシオが28.1%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が28.2億円とやや大きい(吸収金額による実績)
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり
- 同日に3社が上場
- ベンチャーキャピタルの保有株が多い。
- コロナ禍において影響をうける事業内容
11.30追記。仮条件が想定発行価格(2,210円)より4.1%の上振れ決定(2,210円 ~ 2,300円)したので、初値予想を2,550円 ~ 3,000円に修正。予想利益は2.5万円~7万円です。
目論見書の想定仮条件は2,210円。初値予想は2,430円 ~ 2,830円としました。
予想利益は2.2万円~6.2万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
松井証券と岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)
大和証券が主幹事となっていますので、委託幹事としてCONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは2回当選)
追加の委託幹事としてDMM.com証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ない証券会社ですし、口座開設で株式新聞が無料で見られます。
そのほかに口座開設数が多いSBI証券と楽天証券、auカブコム証券でも参加可能です。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)