ファインズ(5125):IPO上場情報


ファインズは、動画を起点に企業のマーケティングDXを支援するVideoクラウド事業と店舗向け予約・顧客管理システムを活用して店舗DXを支援する店舗クラウド事業を行っている企業です。

主力のVideoクラウド事業の売上構成比は、2021年6月期で83.5%、2022年6月期第3四半期累計期間で90.4%。

事業内容

Videoクラウド事業

主に動画制作サービス、動画配信プラットフォームサービス(Videoクラウド)、DXコンサルティングの3つのサービスを提供。

動画制作を行うだけでなく、専用のプラットフォーム上での配信、分析・改善、データ活用からDXの推進に至るまで、一気通貫したサービス提供を行うことができるのが特徴。

Videoクラウドでは、動画の再生機能やデータの取得などの基本機能に加え、XR領域への拡張機能として最新の動画手法であるインタラクティブ及びVR(360°)動画を実装することが可能で、双方向でコミュニケーションをとることが可能に。

インタラクティブ動画(次世代型動画)による再生

Videoクラウド事業における動画制作サービス取引社数は、7,735社。(2022年7月末現在)

同社の設立は2019年3月。実質上の存続会社の設立は2009年5月。
従業員数は2022年7月末で263名、平均年齢は28.1歳、平均勤続年数は2.3年、平均年間給与は489.5万円。


ファインズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ファインズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ファインズの上場日

A
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • 売出多い
  • 調達金額:大きい
  • ベンチャーキャピタル:上位株主なし

上場日 2022/9/28(水) 証券コード 5125
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ファインズ(5125)
時価総額
80.8億円(公開価格で計算)
121.4億円(初値で計算)

ファインズのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2022/9/8 (木) ~ 9/14 (水)

仮条件 1,610円~1,800円 (抽選資金:16.1万円 ~ 18万円)
当選口数 11,730口
発行済株式数 4,490,000株 オファリングレシオ 26.1%
公募株数 250,000株 売出株数 770,000株
吸収金額 21.1億円 O.A分 153,000株
仮条件決定日 9/7 (水) 公開価格決定日 9/15 (木)
購入期間 9/16 (金) ~ 9/22 (木)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ファインズの公開価格と初値

仮条件 1,610円~1,800円
公開価格 1,800円 初値 2,703円
騰落率 50.17%  倍率  1.50倍
初値売り損益 90,300円(2,703円 - 1,800円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

ファインズの初値予想と予想利益

ファインズの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,610円 ~ 1,800円 ※抽選資金:16.1万円 ~ 18万円
上限は11.8%上ブレ↑
初値予想 2,520円 ~ 3,250円※9/7 修正
(1.4倍~1.8倍)
予想利益 7.2万円~14.5万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,610円あたり ※抽選資金:16.1万円あたり
初値予想 2,250円 ~ 2,900円 (1.4倍~1.8倍)
予想利益 6.4万円~12.9万円
送信中...

初値予想アンケート

ファインズ(5125)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,800円)を基準価格に修正しています。

有効回答:362   投票期限:2022/9/27 (火) 23:59まで
3倍以上(5,400円以上)
213票  59%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(4,500円以上~5,400円未満)
27票  7%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(3,600円以上~4,500円未満)
34票  9%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,700円以上~3,600円未満)
51票  14%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(2,160円以上~2,700円未満)
21票  6%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,800円以上~2,160円未満)
6票  2%
投票済み

公募割れ(1,800円未満)
10票  3%
投票済み

ファインズの主幹事と幹事証券

ファインズのIPOを取り扱っている証券会社です。

ファインズの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
野村證券
92.17% 1,081,200株 1,081口
みずほ証券 2.61% 30,600株 30口
SBI証券 1.74% 20,400株 122口
楽天証券 0.87% 10,200株 102口
SMBC日興証券 0.87% 10,200株 10口
マネックス証券 0.43% 5,100株 51口
松井証券 0.43% 5,100株 35口
岡三証券 0.43% 5,100株 5口
東洋証券 0.43% 5,100株 5口

委託幹事である岡三オンラインLINE証券は、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、344倍でした。

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


ファインズの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年6月 2020年6月 2019年6月
売上高 2,199,730 1,937,641
経常利益 382,737 209,009 -2,942
当期利益 256,939 129,810 -6,726
純資産 390,191 133,251 3,273
配当金
EPS 64.23 32.45 -6,726.60
BPS 97.51 33.27 3,273.40
前期比(売上高) 13.5%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

参考までに旧株式会社ファインズの経営指標の一部です。
(第11期は2019年4月1日から2019年6月29日までの期間)

旧株式会社ファインズの経営指標の一部

上位株主とロックアップ情報

ファインズの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
三輪 幸将 代表取締役社長 2,280,000
50.59%
- 90日
武吉 広大 800,000
17.75%
576,000 90日
株式会社 EPARK 760,000
16.86%
182,000 90日
白木 政宏 取締役 200,000
4.44%
- 90日
ファインズ従業員持株会 115,700
2.57%
- 180日
中䑓 昭二 従業員 47,000
1.04%
(38,000)
- 90日
赤池 直樹 取締役 39,700
0.88%
(26,000)
- 90日
塩田 広大 従業員 39,000
0.87%
(30,000)
- 90日
佐藤 翔太 従業員 25,000
0.55%
(16,000)
- 90日
森田 創 従業員 23,800
0.53%
(18,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

ファインズと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2022/09/16 eWeLL
    初値売り損益:221,000円
    騰落率:130%、倍率:2.30倍
  • 2022/07/28 unerry
    初値売り損益:171,000円
    騰落率:132.56%、倍率:2.33倍
  • 2022/07/28 HOUSEI
    初値売り損益:18,000円
    騰落率:45%、倍率:1.45倍
  • 2022/06/28 ヌーラボ
    初値売り損益:-4,500円
    騰落率:-4.50%、倍率:0.96倍
  • 2022/06/08 ANYCOLOR
    初値売り損益:328,000円
    騰落率:214.38%、倍率:3.14倍

ファインズのIPO分析

2009年5月に株式会社フリーセル(現ブランディングテクノロジー株式会社/7067/グロース)の100%子会社として設立された株式会社ファインズが前身。

沿革

主力事業であるVideoクラウド事業の売上構成比は、2021年6月期で83.5%、2022年6月期第3四半期累計期間で90.4%。

販売実績

売上高のグラフは急成長に見えますが、第一期は2019年3月15日~6月30日までの期間のもの。
旧株式会社ファインズからの推移をみると堅調に売上を伸ばしています。(同社の設立は2019年3月。実質上の存続会社の設立は2009年5月)

東証グロース市場のIPO案件としては吸収金額がやや大きいですが、堅調な業績推移と事業内容を考えれば、初値は無難につきそうです。

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

人気が高い
  • 業績が好調(決算情報)
  • 2023年6月期の業績予想(前期比)は、売上高2,979百万円(+14.7%)、営業利益735百万円(+24.4%)
  • 想定価格と2023年6月の予想実績によるPERは14.2倍。前期実績で計算するとPER15.9倍
  • IPOで人気のある「動画制作」事業。同社は動画制作からデータ活用まで一気通貫のサービス
  • 時代にマッチした事業内容で将来性あり
  • 大手企業への導入実績あり
  • 【9.7追記】仮条件が11.8%も上振れして決定。需要あり?
  • 市場からの吸収金額が21.1億円とやや大きい(吸収金額による実績)
  • 同業他社が多い
  • 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
  • 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う

9.7追記。仮条件が想定発行価格(1,610円)より11.8%の上振れ決定(1,610円 ~ 1,800円)したので、初値予想を2,520円 ~ 3,250円に修正しました。予想利益は7.2万円~14.5万円です。

目論見書の想定仮条件は1,610円。初値予想は2,250円 ~ 2,900円としました。
予想利益は6.4万円~12.9万円です。

公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。

ワンポイント

主幹事証券は大手の野村證券。

主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。

また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。

松井証券と岡三オンラインも野村證券と同じく抽選資金が不要なので、気軽にIPOに参加できます。

特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)

追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。(カブスルは1回当選)

野村證券が主幹事。委託先としてLINE証券の取り扱いにも期待したいです。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。

1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

カブスルはこちらの3社だけでIPOに68回当選しています。(全当選数の59.1%)

抽選資金に余裕があれば、楽天証券でも参加しておきたいです。

ファインズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ファインズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


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