かがやきホールディングス(384A):IPO上場情報と初値予想
6.30追記。
仮条件決定日に上場中止を発表。今年初。
公式サイトに中止の理由はなし。東証の発表はこちら。
当取引所は、かがやきホールディングス(株)の新規上場を承認しましたが、同社からの申出に基づき、当該承認を取り消すことといたしました。
久しぶりの小型IPOで期待していたので、残念な中止(延期)となりました。
東証は中止の理由を企業に説明させるべき。
かがやきホールディングスは、「中堅・中小企業の応援団」を掲げ、経営課題にワンストップで対応。会計・税務・労務・DX・M&A・不動産などの多様なサービスを、士業ネットワーク「かがやきアソシエイツ」と連携して提供しています。グループは同社と連結子会社6社で構成。

かがやきアソシエイツとは、グループの経営理念・行動規範に共感するとともに、かがやきコンサルティング(株)と業務委託契約を締結し、経営に関するコンサルテーションを受け、「かがやき」商標の利用を許可された士業法人のこと。
日本企業の99.9%が中小企業。中堅・中小企業等にとって必要不可欠な士業法人に対する安定的な運営を支援し、同時に、クライアントに対してより良いサービスや情報提供を行うことで、士業法人とクライアントの相互利益を実現しています。

設立は1996年9月
同社の従業員数は21名、平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は7年、平均年間給与は501.8万円。連結の従業員数は162名(2025年5月末)
かがやきHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、かがやきHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
かがやきホールディングスの上場日
上場日 | 2025/7/16(水) | 証券コード | 384A |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | かがやきホールディングス(384A) | ||
時価総額 | 17.3億円(想定価格で計算) |
かがやきホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2025/7/1 (火) ~ 7/7 (月) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 6/30 (月)に決定 | ||
当選口数 | 6,900口 | ||
発行済株式数 | 1,437,700株 | オファリングレシオ | 47.9% |
公募株数 | 300,000株 | 売出株数 | 300,000株 |
吸収金額 | 8.2億円あたり | O.A分 | 90,000株 |
仮条件決定日 | 6/30 (月) | 公開価格決定日 | 7/8 (火) |
購入期間 | 7/9 (水) ~ 7/14 (月) | ||
備考 |
東証グロース市場及び名古屋証券取引所ネクスト市場へ上場 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
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かがやきホールディングスの初値予想と予想利益
かがやきホールディングスの初値予想と予想利益です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,200円あたり ※抽選資金:12万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,800円 ~ 2,160円 (1.5倍~1.8倍) |
予想利益 | 6万円~9.6万円 |
初値予想アンケート
かがやきホールディングス(384A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
目論見書の想定価格(1,200円)を基準価格としています。
有効回答:303票 投票期限:2025/7/15 (火) 23:59までかがやきホールディングスの主幹事と幹事証券
かがやきホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
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かがやきホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2024年6月 | 2023年6月 | 2022年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 496,192 | 579,812 | 384,179 |
営業利益 | -7,260 | 66,389 | ― |
営業利益率 | -1.46% | 11.45% | ― |
経常利益 | -8,827 | 60,770 | 1,081 |
当期利益 | 32,478 | 66,289 | 687 |
純資産 | 236,188 | 180,362 | 105,262 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 28.96 | 60.09 | 62.49 |
BPS※ | 207.60 | 161.37 | 9,569.34 |
前期比 (営業利益) |
-110.9% | ― | ― |
前期比(売上高) | -14.4% | 50.9% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2024年6月 | 2023年6月 |
---|---|---|
売上高 | 1,779,053 | 1,525,179 |
営業利益 | 167,260 | 133,991 |
営業利益率 | 9.4% | 8.79% |
経常利益 | 173,181 | 129,932 |
当期利益 | 97,152 | 66,147 |
純資産 | 227,141 | 106,490 |
EPS※ | 86.64 | 59.96 |
BPS※ | 199.65 | 95.28 |
前期比 (営業利益) |
24.8% | ― |
前期比(売上高) | 16.6% | ― |

かがやきホールディングスのPERとPBR
想定価格(1,200円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2023年6月 (実績/連結) |
20.01倍 | 12.59倍 | 59.96 | 95.28 |
2024年6月 (実績/連結) |
13.85倍 | 6.01倍 | 86.64 | 199.65 |
※(予想)欄のPBRおよびBPSは、会社公表の業績予想を基に算出した参考値です。
かがやきホールディングスの配当金と配当利回り
想定価格(1,200円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2024年6月 (実績) |
0円 | - | - |
※(予定)欄の配当性向は、会社公表の業績予想および予定配当金を基に算出した参考値です。
上位株主とロックアップ期間
かがやきホールディングスの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
稲垣 靖 代表取締役社長 |
550,000株
42.96%
|
- | 180日 |
株式会社稲垣 代表取締役の資産管理会社 |
550,000株
42.96%
|
300,000株 | 180日 |
髙山 隆幸 専務取締役 |
30,000株
2.34%
(30,000)
|
- | 180日 |
株式会社日本M&Aセンター |
20,000株
1.56%
|
- | 180日 |
中川 与治 取締役 |
20,000株
1.56%
(20,000)
|
- | 180日 |
かがやきホールディングス従業員持株会 |
17,700株
1.38%
|
- | |
岡本 和也 取締役 |
15,000株
1.17%
(15,000)
|
- | 180日 |
佐藤 祐樹 従業員 |
8,000株
0.62%
(8,000)
|
- | 180日 |
米野井 剛 |
5,000株
0.39%
(5,000)
|
- | 180日 |
- |
5,000株
0.39%
(5,000)
|
- |
- 180日のロックアップ期間は、2026年1月11日まで
直近の類似IPOの上場結果
かがやきホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2025/07/04 ヒット
… 初値売り損益:66,600円
騰落率:44.40%、倍率:1.44倍 - 2025/06/26 エータイ
… 初値売り損益:103,700円
騰落率:68.68%、倍率:1.69倍 - 2025/06/23 ウェルネス・コミュニケーションズ
… 初値売り損益:82,000円
騰落率:33.06%、倍率:1.33倍 - 2025/04/24 LIFE CREATE
… 初値売り損益:3,000円
騰落率:2.40%、倍率:1.02倍 - 2025/03/28 プログレス・テクノロジーズGP
… 初値売り損益:3,000円
騰落率:1.54%、倍率:1.02倍
かがやきホールディングスのIPO分析
かがやきホールディングスは、東証グロース市場と名証ネクスト市場への重複上場を予定しています。
想定価格ベースでの時価総額は約17.3億円で久しぶりの小型IPOとなります。
東証グロース市場では、上場維持基準の引き上げが議論されており、将来的に「上場10年目以降は時価総額100億円以上」といった要件が課される可能性があります。こうした背景から小型IPOは新規承認されづらくなりつつあります。
重複上場を行うことで、仮に将来 東証での上場維持が困難となっても、地方市場での上場を継続できる体制を整えることが可能です。
なお、かがやきホールディングスの場合は本社機能が名古屋にあるのでその関係で重複上場となっていると考えられます。
同社のターゲットは、日本企業の99.9%を占める中堅・中小企業であり、会計・税務・人事労務・M&A・DX・不動産コンサルなどのサービスをワンストップで提供できる体制が特徴です。

2024年6月期においては、提供サービスのうち「安定的・長期的な収益を生むサービス」が全体売上の79.9%を占めており、ストック型ビジネスモデルが収益基盤となっています。

これまでM&Aを活用して成長してきた経緯があり、今後もM&A戦略と既存サービスの単価・利益率の向上による収益拡大を成長戦略としています。ただし、現時点では顧客単価の推移などの具体的なKPIは開示されておらず、単価の実態や傾向は把握しづらい状況です。

IPO的には、初値が上昇しやすい小型案件となります。
過去の上場実績を見ても、市場からの吸収金額が小さいほど初値の騰落率が高くなる傾向があります。(IPOデータ)
ストック型ビジネスを収益の基盤としており、業績も堅調。
地政学リスクもある中で、やや相場の方向感は気になりますが、人気化する要素を備えたIPOです。
評価は中立のBと迷いましたが、小型IPOの過去実績を踏まえ、初値が公開価格の1.5倍以上となる可能性があることから評価Aとしました。
ただし、地政学リスクの高まりや相場環境の悪化が見られた場合は、仮条件決定時に評価を一段階引き下げる可能性もあります。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

- 業績が好調。M&Aによって成長中(決算情報)
- ストック型ビジネスが収益の基盤
- DX、補助金、M&Aなど成長市場と親和性が高い
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい構造
- 市場からの吸収金額は8.2億円と小さい(IPOデータ)
- オファリングレシオは47.9%と高め(IPOデータ)
- 配当実績がなく、株主還元姿勢がまだ見えない
- 想定価格と前期実績(連結)によるPERは13.8倍。PBRは6.0倍とやや高め(PERとPBR)
- 上場後のM&A活用にも期待
- グロース市場が上場日に大きく崩れないことが前提条件
目論見書の想定仮条件は1,200円。初値予想は1,800円 ~ 2,160円としました。
予想利益は6万円~9.6万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
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地味だけど着実な収益モデル。今後、配当金を出すようになれば中長期でも堅調な株価推移が期待できそうです。
というか、10年後に時価総額100億円を目指すのであれば、株主還元の強化も必要になってくるでしょう。
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※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。
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