インテグループ(192A):IPO上場情報


インテグループは、完全成功報酬制のM&A仲介会社です。
創業以来、中小企業を中心としたM&A仲介サービスを提供しています。

事業内容

会社売却を希望している経営者に、初期の相談から、売却見込額の査定、買い手候補企業・譲渡スキームの提案、必要資料の準備、買い手候補の選定、買い手候補への提案、買い手候補との面談、条件交渉、基本合意、デューデリジェンスのアレンジ、最終契約に至るまでワンストップで支援するサービス。

完全成功報酬制の料金体系で、売り手・買い手ともに、着手金や中間金を徴収せず、成功報酬のみでのM&Aを支援しています。

完全成功報酬制

また、売買金額ベースの算定基準を採用しており顧客にとってのコストメリットがあります。

売買金額ベースの算定方式

設立は2007年6月
従業員数は39名、平均年齢は32.2歳、平均勤続年数は2.2年、平均年間給与は1632.5万円(2024年4月末)


インテグループのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、インテグループの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

インテグループの上場日

B
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 売出多い
  • 調達金額:大きい
  • 割安感:割高

上場日 2024/6/18(火) 証券コード 192A
市場 東証グロース 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス インテグループ(192A)
時価総額
81.2億円(公開価格で計算)
121.8億円(初値で計算)

インテグループのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2024/6/3 (月) ~ 6/7 (金)

仮条件 3,830円~3,960円 (抽選資金:38.3万円 ~ 39.6万円)
当選口数 6,096口
発行済株式数 2,050,000株 オファリングレシオ 29.7%
公募株数 50,000株 売出株数 480,200株
吸収金額 24.1億円 O.A分 79,400株
仮条件決定日 5/31 (金) 公開価格決定日 6/10 (月)
購入期間 6/11 (火) ~ 6/14 (金)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

インテグループの公開価格と初値

仮条件 3,830円~3,960円
公開価格 3,960円 初値 5,940円
騰落率 50.00%  倍率  1.50倍
初値売り損益 198,000円(5,940円 - 3,960円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

インテグループの初値予想と予想利益

インテグループの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 3,830円 ~ 3,960円 ※抽選資金:38.3万円 ~ 39.6万円
上限は3.4%上ブレ↑
初値予想 5,280円 ~ 6,730円※5/31 修正
(1.3倍~1.7倍)
予想利益 13.2万円~27.7万円

想定価格と初値予想

想定価格 3,830円あたり ※抽選資金:38.3万円あたり
初値予想 5,100円 ~ 6,500円 (1.3倍~1.7倍)
予想利益 12.7万円~26.7万円
送信中...

初値予想アンケート

インテグループ(192A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(3,960円)を基準価格に修正しています。

有効回答:557   投票期限:2024/6/17 (月) 23:59まで
3倍以上(11,880円以上)
271票  49%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(9,900円以上~11,880円未満)
29票  5%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(7,920円以上~9,900円未満)
50票  9%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(5,940円以上~7,920円未満)
73票  13%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(4,752円以上~5,940円未満)
13票  2%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(3,960円以上~4,752円未満)
11票  2%
投票済み

公募割れ(3,960円未満)
110票  20%
投票済み

インテグループの主幹事と幹事証券

インテグループのIPOを取り扱っている証券会社です。

インテグループの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SMBC日興証券
97.39% 593,700株 593口
SBI証券 2.61% 15,900株 95口

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


インテグループの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2023年5月 2022年5月 2021年5月
売上高 1,273,611 649,036 837,528
営業利益 238,290 13,403
営業利益率 18.71% 2.07%
経常利益 238,871 11,614 256,900
当期利益 170,695 -251 191,122
純資産 690,011 519,316 519,567
配当金
EPS 85.35 -0.13 95.56
BPS 345.01 259.66 259.78
前期比(営業利益) 1677.9%
前期比(売上高) 96.2% -22.5%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

インテグループのPERとPBR

公開価格(3,960円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年5月
(実績)
- 15.25倍 -0.13 259.66
2023年5月
(実績)
46.4倍 11.48倍 85.35 345.01

インテグループの配当金と配当利回り

公開価格(3,960円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2023年5月
(実績)
0円 - -

上位株主とロックアップ情報

インテグループの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
藤井 一郎 代表取締役社長 1,000,000
45.02%
240,100 180日
籠谷 智輝 取締役 1,000,000
45.02%
240,100 180日
廣瀬 一憲 取締役 61,500
2.77%
(61,500)
- 180日
中島 知広 従業員 20,700
0.93%
(20,700)
- 180日
徳田 陽太 従業員 18,100
0.81%
(18,100)
- 180日
松本 直久 従業員 17,400
0.78%
(17,400)
- 180日
森山 克哉 従業員 12,700
0.57%
(12,700)
- 180日
高辻 智之 従業員 11,200
0.50%
(11,200)
- 180日
佐藤 優哉 従業員 9,300
0.42%
(9,300)
- 180日
堤 瞭 従業員 7,100
0.32%
(7,100)
- 180日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 180日のロックアップ期間は、2024年12月14日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

インテグループと同じホットワードのIPOの上場結果です。

「M&A」のIPOの直近の結果です。

  • 2023/10/24 ジャパンM&Aソリューション
    初値売り損益:91,000円
    (騰落率:67.91%、倍率:1.68倍)
  • 2022/06/28 M&A総合研究所
    初値売り損益:118,000円
    (騰落率:88.72%、倍率:1.89倍)
  • 2020/12/29 オンデック
    初値売り損益:295,000円
    (騰落率:190.32%、倍率:2.90倍)
  • 2019/12/02 名南M&A
    初値売り損益:90,000円
    (騰落率:45%、倍率:1.45倍)
  • 2016/06/21 ストライク
    初値売り損益:433,000円
    (騰落率:125.87%、倍率:2.26倍)

インテグループと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。

  • 2024/06/11 D&Mカンパニー
    初値売り損益:30,800円
    騰落率:30.80%、倍率:1.31倍
  • 2024/06/05 アストロスケールHD
    初値売り損益:43,100円
    騰落率:50.71%、倍率:1.51倍
  • 2024/03/29 マテリアルGP
    初値売り損益:-9,500円
    騰落率:-8.05%、倍率:0.92倍
  • 2024/03/29 グリーンモンスター
    初値売り損益:72,000円
    騰落率:73.47%、倍率:1.73倍
  • 2024/03/27 ダイブ
    初値売り損益:140,500円
    騰落率:77.20%、倍率:1.77倍

インテグループのIPO分析

同社の最低成功報酬額は1,500万円から。
上場している同業他社の最低成功報酬額が2,000万円~2,500万円なので、比較すると料金は割安。

ターゲットが中小企業なので、M&Aを行いたい中小企業側が費用を抑えられるのは大きなメリット。
また、完全成功報酬なのでM&Aが成立しなかった場合は支払いが発生しません。

報酬体系(最低成功報酬額)

カブスルもM&Aの経験がありますが、買い手・売り手ともにかなり大変。成立まで時間がかかればかかる程 環境の変化等による不成立もありえるので、着手金や中間金がないのは、中小企業にとってメリットが大きいです。

IPOで人気のあるM&A事業。中小企業には事業承継の問題もあり。
ただし、M&A関連の事業の株価は年初に好調だった半面、最近の株価は下落傾向にあります。
何故、知っているかというと先日までM&A関連の株をいくつか保有していて損切りしたから…(涙)

同業他社と各数値を比較したいと思います。

IPO インテグループ(192A) M&A総研HD(9552) ジャパンM&Aソリューション(9236) 名南M&A(7076)
事業内容 完全成功報酬制 DX・AI 技術を活用 中小企業が主な対象 仲介・コンサルティング
創業 2007年
6月
2018年
10月
2019年
11月
2014年
10月
上場月 2024年
6月
2022年
6月
2023年
10月
2019年
12月
前期売上高 12.7
億円
86.4
億円
7.5
億円
14.5
億円
上場時の
時価総額
78.5
億円
想定価格
246.4
億円
公開価格
18.5
億円
公開価格
26.3
億円
公開価格
公開価格 3,830円
あたり
1,330円 1,340円 2,000円
初値
騰落率
- 2,510円
(88.7%)
2,250円
(67.9%)
2,900円
(45.0%)
IPOの
調達額
23.3
億円
63.6
億円
5.8
億円
10.1
億円
オファリングレシオ 29.7% 25.8% 31.9% 38.4%
PER 46.4倍
前期実績
52.7倍 16.7倍 16.4倍
PBR 11.48倍
前期実績
27.93倍 4.19倍 1.52倍
現在の株価
2024.5.23
- 4,215円
※分割前
※12,645
1,985円 780円
※分割前
※1,560
現在の
時価総額
2024.5.23
- 2,469
億円
30
億円
25
億円

M&A事業を行っている同業他社の中では、現在、M&A総研HD(9552)の注目度が一番高いです。
参考までに、その他の同業他社の時価総額と売上高、PBRはこちら。

  • 日本M&Aセンター(2127)の時価総額は2,527億円、売上高441億円、PER21.6倍、PBR5.42倍
  • ストライク(6196)の時価総額は825億円、売上高138億円、PER17.5倍、PBR5.13倍
  • オンデック(7360)の時価総額は33億円、売上高8.2億円、PER18.1倍、PBR3.36倍

同業他社との比較は売上高が同じくらいのところとすると良さそう。
そう考えると・・・インテグループの3,830円という価格は高い気がします。

とはいえ、M&A事業のIPOは人気が高く、価格が高い値嵩株も売買の利幅がとれるため、短期筋にも人気があります。

M&A関連の株を購入し失敗しているカブスルとしては長期投資には弱気ですが、IPOの初値としては期待できそうです。

仮条件決定時の上場市場のグロース市場の動向次第では、評価を一段階上に引き上げるかもしれません。

【6.10追記】M&A関連銘柄に現在 逆風が吹いています
「M&Aに関する過度な仲介手数料の請求を防止するため情報開示を要請」との報道が先週末にあり、週明け10日はM&A関連銘柄が軒並み下落しました。
M&A総研-急落 過度なM&A仲介手数料の請求防止 政府が情報開示を要請へと伝わる

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 売上高は右肩上がりで高成長(決算情報
  • IPOで人気のある「M&A」事業(データ
  • 時代にマッチした事業内容で将来性あり
  • 上場による信頼度・知名度アップで、業績への貢献期待
  • 株価が高い値嵩株。価格が上下に大きく振れやすく、利ザヤ狙いの投資家に人気あり
  • 同業他社が多い
  • オファリングレシオが29.7%とやや高いIPOデータ
  • 市場からの吸収金額が24.1億円とやや大きいIPOデータ
  • 上場市場の東証グロース市場が軟調(配当株が人気高い)
  • 配当実績なし
  • 6月はIPOが多く資金枯渇の可能性あり
  • 仮条件の上限価格と前期実績によるPERは46.4倍。PBRは11.48倍(PERとPBR
  • 上位株主は役員関連。売り圧力が低い

5.31追記。仮条件が3,830円 ~ 3,960円に決定。(想定価格は3,830円。上限価格で3.4%の上振れに)
初値予想を5,280円 ~ 6,730円に修正し、予想利益を13.2万円~27.7万円としました。

目論見書の想定仮条件は3,830円。初値予想は5,100円 ~ 6,500円としました。
予想利益は12.7万円~26.7万円です。

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ワンポイント

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