タンゴヤ(7126):IPO上場情報
タンゴヤは、メンズ、レディスのオーダースーツ、オーダーシャツ、オーダーコート、オーダーシューズの企画・販売を行っている企業です。
(Webサイトより)
店舗は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、京都、福岡、広島、熊本、鹿児島に27店舗。
高いファッション性+お買い得感を維持しながら品質にも最大限こだわることで、値ごろ感のある魅力的な商品を提供。(2着48,000円、1着38,000円から)
2020年6月に「GSオンラインオーダーサービス」を開始し、オンラインでもオーダー商品を注文できる販売チャネルも構築。
設立は1949年4月。
従業員数は2021年6月末で218名、平均年齢は33歳、平均勤続年数は5年、平均年間給与は356.7万円。
タンゴヤのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、タンゴヤの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
タンゴヤの上場日
タンゴヤのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/8/5 (木) ~ 8/12 (木) |
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仮条件 | 1,540円~1,600円 (抽選資金:15.4万円 ~ 16万円) | ||
当選口数 | 2,415口 | ||
発行済株式数 | 1,751,372株 | オファリングレシオ | 13.7% |
公募株数 | 140,000株 | 売出株数 | 70,000株 |
吸収金額 | 3.8億円 | O.A分 | 31,500株 |
仮条件決定日 | 8/3 (火) | 公開価格決定日 | 8/13 (金) |
購入期間 | 8/16 (月) ~ 8/19 (木) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
タンゴヤの公開価格と初値
仮条件 | 1,540円~1,600円 | ||
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公開価格 | 1,600円 | 初値 | 1,703円 |
騰落率 | 6.44% | 倍率 | 1.06倍 |
初値売り損益 | 10,300円(1,703円 - 1,600円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
タンゴヤの初値予想と予想利益
タンゴヤの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,540円 ~ 1,600円
※抽選資金:15.4万円 ~ 16万円
上限は1.9%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,610円 ~ 1,700円※8/3 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 1,000円~1万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,570円あたり ※抽選資金:15.7万円あたり |
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初値予想 | 1,580円 ~ 1,680円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 1,000円~1.1万円 |
初値予想アンケート
タンゴヤ(7126)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,600円)を基準価格に修正しています。
有効回答:228票 投票期限:2021/8/23 (月) 23:59までタンゴヤの主幹事と幹事証券
タンゴヤのIPOを取り扱っている証券会社です。
タンゴヤの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 みずほ証券 |
86.96% | 210,000株 | 210口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 4.35% | 10,500株 | 10口 |
SMBC日興証券 | 3.48% | 8,400株 | 8口 |
野村證券 | 3.48% | 8,400株 | 8口 |
マネックス証券 | 0.87% | 2,100株 | 21口 |
SBI証券 | 0.87% | 2,100株 | 12口 |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
タンゴヤの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年7月 | 2019年7月 | 2018年7月 |
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売上高 | 9,017,925 | 9,720,122 | 463,330 |
経常利益 | 257,098 | 632,691 | -522,295 |
当期利益 | 184,799 | 537,714 | -391,592 |
純資産 | 815,230 | 683,122 | 579,469 |
配当金※ | 14.00 | 40.00 | ― |
EPS※ | 140.29 | 397.43 | -223.59 |
BPS※ | 618.86 | 518.57 | 330.87 |
前期比(売上高) | -7.2% | 1997.9% | ― |
上位株主とロックアップ情報
タンゴヤの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
田城 弘志 代表取締役社長 |
409,241株
26.62%
(85,000)
|
70,000株 | 180日 |
株式会社GSマネジメント 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
382,000株
24.84%
|
- | 180日 |
みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 VC |
170,000株
11.06%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
田丸 祥一 |
84,670株
5.51%
|
- | |
三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合 VC |
65,000株
4.23%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
鷹岡株式会社 |
50,000株
3.25%
|
- | |
ナントCVC投資事業有限責任組合 VC |
50,000株
3.25%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
佛圓 悠馬 取締役 |
30,000株
1.95%
(25,000)
|
- | 180日 |
名本 育広 取締役 |
30,000株
1.95%
(20,000)
|
- | 180日 |
吉田 招代 取締役 |
30,000株
1.95%
(20,000)
|
- | 180日 |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、2,400円です。
直近の類似IPOの上場結果
タンゴヤと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:小売業」の直近のIPO結果です。
- 2020/10/16 アースインフィニティ
… 初値売り損益:844,000円
騰落率:428.43%、倍率:5.28倍 - 2020/03/17 ミアヘルサ
… 初値売り損益:-58,200円
騰落率:-24.98%、倍率:0.75倍 - 2019/10/18 浜木綿
… 初値売り損益:83,000円
騰落率:39.15%、倍率:1.39倍 - 2019/06/27 あさくま
… 初値売り損益:58,400円
騰落率:46.72%、倍率:1.47倍 - 2017/03/16 ほぼ日
… 初値売り損益:301,000円
騰落率:128.09%、倍率:2.28倍
タンゴヤのIPO分析
1928年に大阪府大阪市で創業。1949年に株式会社丹後屋羅紗店として法人化。1964年に現在のタンゴヤ株式会社へ商号変更。
うーん。業績もIPOの内容も悪くないですが、IPOは成長性の高い企業が人気です。
第71期に業績がガクンと落ちているのは、決算期変更により2018年6月1日から2018年7月31日までの2ヶ月間の集計の為。
人気が高いIPOの特徴
オーダースーツの企画・販売という事業内容は、コロナ禍の真っ最中ということもあり、いまいち人気がでなさそうです。
普段、スーツを着ないカブスルは冠婚葬祭用にオーダースーツを作ったことあります。
そう、こういう人の需要はコロナ禍で奪われているんですよね。
オーダースーツ、作るならベテランさんに作って欲しいんですが、従業員の状況をみると平均勤続年数は5年、平均年間給与は356万円。こんなものなんでしょうか。
上場により調達した資金の使途は、事業拡大に向けた新規出店のための販売設備、事業拡大に対応するための基幹システムの開発資金に充当する予定。
繰り返しますが、業績とIPOの内容は悪くありません。
初値は市況に左右されそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- オファリングレシオが13.7%と低い。(オファリングレシオによる実績)
- 業績は安定的。(決算情報)
- 市場からの吸収金額が3.7億円と小さい。
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
- コロナ禍において影響をうける事業内容。
- 2021年7月期の業績予想(前期比)は、売上高8,316百万円(-7.8%)、営業利益300百万円(+55.4%)、経常利益312百万円(+21.4%)
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
目論見書の想定仮条件は1,570円。初値予想は1,580円 ~ 1,680円としました。
予想利益は1,000円~1.1万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに62回当選しています。(全当選数の65.3%)
また、野村證券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。