ダイワ通信(7116):IPO上場情報


ダイワ通信は、継続的な手数料収入を得るモバイル事業と、成長戦略であるセキュリティ事業を行っている企業です。グループは同社と連結子会社2社で構成。

  • モバイル事業
    ソフトバンク株式会社の一次代理店として移動体通信機器等の販売
  • セキュリティ事業
    防犯・監視カメラ等の販売及び監視カメラシステムの施工、保守等
事業内容

設立は1996年4月。
同社の従業員数は2022年10月末で90名、平均年齢は32.2歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は363.9万円。


ダイワ通信のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ダイワ通信の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ダイワ通信の上場日

D
  • 業績:好調
  • IPO人気:なし
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 売出多い

上場日 2022/12/26(月) 証券コード 7116
市場 東証スタンダード 業種 卸売業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ダイワ通信(7116)
時価総額
46億円(公開価格で計算)
43.9億円(初値で計算)

ダイワ通信のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2022/12/9 (金) ~ 12/15 (木)

仮条件 1,600円~1,700円 (抽選資金:16万円 ~ 17万円)
当選口数 8,148口
発行済株式数 2,707,000株 オファリングレシオ 30%
公募株数 0株 売出株数 708,600株
吸収金額 13.8億円 O.A分 106,200株
仮条件決定日 12/7 (水) 公開価格決定日 12/16 (金)
購入期間 12/19 (月) ~ 12/22 (木)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ダイワ通信の公開価格と初値

仮条件 1,600円~1,700円
公開価格 1,700円 初値 1,620円
騰落率 -4.71%  倍率  0.95倍
初値売り損益 -8,000円(1,620円 - 1,700円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,564.00円でした。

ダイワ通信の初値予想と予想利益

ダイワ通信の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,600円 ~ 1,700円 ※抽選資金:16万円 ~ 17万円
上限は0.6%上ブレ↑
初値予想 1,430円 ~ 1,740円
(0.8倍~1.0倍)
予想利益 -2.7万円~4,000円

想定価格と初値予想

想定価格 1,690円あたり ※抽選資金:16.9万円あたり
初値予想 1,430円 ~ 1,740円 (0.8倍~1.0倍)
予想利益 -2.6万円~5,000円
送信中...

初値予想アンケート

ダイワ通信(7116)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,700円)を基準価格に修正しています。

有効回答:149   投票期限:2022/12/25 (日) 23:59まで
3倍以上(5,100円以上)
17票  11%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(4,250円以上~5,100円未満)
4票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(3,400円以上~4,250円未満)
3票  2%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,550円以上~3,400円未満)
7票  5%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(2,040円以上~2,550円未満)
16票  11%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,700円以上~2,040円未満)
19票  13%
投票済み

公募割れ(1,700円未満)
83票  56%
投票済み

ダイワ通信の主幹事と幹事証券

ダイワ通信のIPOを取り扱っている証券会社です。

ダイワ通信の割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
みずほ証券
96.55% 786,700株 786口
野村證券 1.73% 14,100株 14口
大和証券 0.86% 7,000株 7口
SBI証券 0.43% 3,500株 21口
今村証券 0.43% 3,500株 0口

大和コネクト証券のネット抽選分は、1口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事であるマネックス証券は、委託数が公表されていません。

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抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


ダイワ通信の決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2022年3月 2021年3月 2020年3月
売上高 3,448,037 5,041,767 2,936,567
経常利益 159,365 809,142 122,396
当期利益 100,880 543,015 98,634
純資産 922,420 821,540 278,524
配当金
EPS 37.27 200.59 36,436.85
BPS 340.75 303.48 102,890.58
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2022年3月 2021年3月
売上高 4,790,753 6,740,258
経常利益 610,513 2,114,898
当期利益 394,479 1,403,689
純資産 2,184,575 1,790,095
EPS 145.73 518.54
BPS 807.01 661.28
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

ダイワ通信の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
IWAMOTOアセットマネジメント株式 会社 代表取締役社長が議決権の過半数を所有する会社 1,381,000
51.02%
31,000 180日
岩本 秀成 代表取締役社長 1,120,000
41.37%
554,000 180日
前田 憲司 取締役 120,000
4.43%
72,000 180日
隈田 佳孝 取締役 66,000
2.44%
39,600 180日
多賀 勝用 取締役 20,000
0.74%
12,000 180日
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

ダイワ通信と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:スタンダードまたは東証二部」かつ「業種:卸売業」の直近のIPO結果です。

  • 2019/12/23 カクヤス
    初値売り損益:26,600円
    騰落率:16.63%、倍率:1.17倍
  • 2019/10/02 レオクラン
    初値売り損益:22,000円
    騰落率:8.15%、倍率:1.08倍
  • 2019/06/26 ヤシマキザイ
    初値売り損益:17,000円
    騰落率:13.28%、倍率:1.13倍
  • 2019/03/12 ダイコー通産
    初値売り損益:19,200円
    騰落率:12.47%、倍率:1.12倍
  • 2018/12/13 オーウエル
    初値売り損益:10,500円
    騰落率:14%、倍率:1.14倍

ダイワ通信のIPO分析

2つの事業を持ち、モバイル事業による安定収益をセキュリティ事業の拡大に充てることで、新たな価値を付加した商品やサービスの創出。

事業構造イメージ

会社の転換期なんでしょうかね。設立は1996年の老舗企業。

会社沿革

同社の販売実績はこちら。セキュリティ事業が落ちているのは、前年に新型コロナウイルス感染症防止対策に係る補助金・助成金の活用を背景に販売した「FACE FOUR」の特需があった為。

販売実績

個人的には既存の事業を成長性の高い事業を資金を回していく企業は好きで応援したいですが、「上場するほどかな?」と感じました。

事業資金調達となる公募株はなく、すべて売出し。売っているのは社長をはじめとした取締役。

IPOとしては注目度は低くなりそうで、市況によっては公募割れの可能性もありそうです。

同社が成長分野としているセキュリティ分野は同業他社も多いです。

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクが高い「D」に設定しました。

公募割れのリスクが高い
  • 業績は安定的(決算情報
  • 全株 売出し
  • 成長をイメージしにくい事業内容
  • オファリングレシオが30%とやや高いオファリングレシオによる実績
  • IPOで人気の低い東証スタンダード市場
  • 配当実績なし
  • 上場の意義がわからない(感じ取れない)
  • 同業他社が多い
  • 2023年3月期の業績予想(前期比)は、売上高 4,727百万円(-1.3%)、営業利益 480百万円(-21.5%)
  • 同日に3社が上場
  • 想定価格と2023年3月の予想実績(連結)によるPERは14.8倍。前期実績で計算するとPER11.6倍
  • 事業の転換期。セキュリティ分野を伸ばせるか?

カブスルはパスする予定です。IPOの参加の判断は慎重にどうぞ。

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

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