BASE(4477):IPO上場情報
BASEは、Eコマースプラットフォーム、オンライン決済サービスおよび資金調達サービス等の事業を行っている企業です。
同社、連結子会社であるPAY株式会社及びBASE B ANK株式会社の計3社で構成。
同社は、Eコマースプラットフォーム「BASE」を提供するBASE事業を、連結子会社であるPAY株式会社では、クレジットカード決済によるオンライン決済サービス「PAY.JP」及びID決済サービス「PAY I D」を提供するPAY事業を展開。
- BASE事業
「お母さんも使える」をコンセプトに、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、同社が提供するデザインテンプレートを選択するだけで、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップを作成することが出来ます。
独自の決済システム「BASEかんたん決済」を提供し、ネットショップの開設から決済機能の導入までを提供。
2019年8月に80万ショップを突破。
- PAY事業
「PAY.JP」は、シンプルなAPIと豊富なライブラリで、Webサービスやネットショップに、スムーズにクレジットカード決済を組み込むことができるオンライン決済サービスであり、主にスタートアップ企業やベンチャー企業をターゲットにサービスを提供しています。
「PAY ID」は、「BASE」のショップ及び「PAY.JP」の加盟店において利用可能な購入者向けのID決済サービスであり、「PAY ID」の登録者は、2019年8月末現在、250万人に達しています。
設立は2012年12月。
従業員数は2019年8月末で105名、平均年齢は32.2歳、平均勤続年数は1.8年、平均年間給与は624.3万円。
BASEのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、BASEの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
BASEの上場日
BASEのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/10/9 (水) ~ 10/16 (水) |
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仮条件 | 1,150円~1,300円 (抽選資金:11.5万円 ~ 13万円) | ||
当選口数 | 83,115口 | ||
発行済株式数 | 19,227,000株 | オファリングレシオ | 43.2% |
公募株数 | 522,600株 | 売出株数 | 6,704,800株 |
吸収金額 | 108億円 | O.A分 | 1,084,100株 |
仮条件決定日 | 10/8 (火) | 公開価格決定日 | 10/17 (木) |
購入期間 | 10/18 (金) ~ 10/23 (水) | ||
備考 | 10/8の訂正目論見書にて、公募株数と売出株数、OA数を変更。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
BASEの公開価格と初値
仮条件 | 1,150円~1,300円 | ||
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公開価格 | 1,300円 | 初値 | 1,210円 |
騰落率 | -6.92% | 倍率 | 0.93倍 |
初値売り損益 | -9,000円(1,210円 - 1,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,202.50円でした。
BASEの初値予想と予想利益
BASEの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,150円 ~ 1,300円
※抽選資金:11.5万円 ~ 13万円
上限は20.2%下ブレ↓ |
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初値予想 |
1,150円 ~ 1,300円※10/8 修正
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.5万円~0円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,630円あたり ※抽選資金:16.3万円あたり |
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初値予想 | 1,500円 ~ 1,630円 (0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.3万円~0円 |
初値予想アンケート
BASE(4477)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:233票 投票期限:2019/10/24 (木) 23:59までBASEの主幹事と幹事証券
BASEのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | SBI証券は、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されます。 |
BASEの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 大和証券 |
80.00% | 6,649,500株 | 13,299口 |
主幹事 SBI証券 |
13.04% | 1,084,200株 | 7,589口 |
みずほ証券 | 2.83% | 234,800株 | 234口 |
野村證券 | 1.30% | 108,400株 | 108口 |
SMBC日興証券 | 0.87% | 72,200株 | 72口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 0.87% | 72,200株 | 72口 |
いちよし証券 | 0.87% | 72,200株 | 7口 |
極東証券 | 0.22% | 18,000株 | 0口 |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
BASEの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年12月 | 2017年12月 | 2016年12月 |
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売上高 | 1,982,733 | 1,147,394 | 443,559 |
経常利益 | -613,611 | -1,261,431 | -563,906 |
当期利益 | -854,783 | -1,268,804 | -567,038 |
純資産 | 1,737,463 | 1,560,774 | 1,327,923 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -118.45 | -175.82 | -31,430.53 |
BPS※ | -428.98 | -310.53 | -53,883.19 |
前期比(売上高) | 72.8% | 158.7% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年12月 |
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売上高 | 2,352,406 |
経常利益 | -798,930 |
当期利益 | -854,783 |
純資産 | 1,737,463 |
EPS※ | -118.45 |
BPS※ | -428.98 |
前期比(売上高) | ― |
上位株主とロックアップ情報
BASEの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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鶴岡 裕太 | 21.13% | 180日 |
グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合 | 9.31% | |
(株)サイバーエージェント | 8.74% | 90日/ 1.5倍 |
SBI Ventures Two(株) | 8.04% | 90日/ 1.5倍 |
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合 | 7.71% | 90日/ 1.5倍 |
(株)丸井グループ | 6.11% | |
(株)メルカリ | 6.02% | 90日/ 1.5倍 |
Fin Techビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 6.00% | 90日/ 1.5倍 |
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 | 5.52% | 90日/ 1.5倍 |
(株)partyfactory | 5.08% | 90日/ 1.5倍 |
ちなみに、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんも株主となっています。
保有株数は50,000株(比率は0.24%)。
うち、上場時に半分の25,000株を売り出します。
残り半分にはロックアップ(90日間or1.5倍)がかかっています。
10/8の訂正目論見書にて、サイバーエージェントもロックアップがかかりました。
直近の類似IPOの上場結果
BASEと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2019/10/08 HENNGE
… 初値売り損益:60,100円
騰落率:42.93%、倍率:1.43倍 - 2019/10/08 AI CROSS
… 初値売り損益:71,000円
騰落率:65.14%、倍率:1.65倍 - 2019/10/01 パワーソリューションズ
… 初値売り損益:311,000円
騰落率:155.50%、倍率:2.56倍 - 2019/09/24 Chatwork
… 初値売り損益:-12,000円
騰落率:-7.50%、倍率:0.93倍 - 2019/09/20 ギフティ
… 初値売り損益:38,000円
騰落率:25.33%、倍率:1.25倍
BASEのIPO分析
初見で業績を見て、PAY事業で投資費用がかさんでいるのかな?と思いきや、メインであろうBASE事業でも損失が出ています。
売上高の集計期間は2018年1月1日~2018年12月31日。項目 | BASE事業 | PAY事業 |
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売上高 | 1,982,733(千円) (売上高の84.3%) |
369,673(千円) (売上高の15.7%) |
セグメント損益 | -496,490(千円) | -184,287(千円) |
IPOの内容は初値に期待できず、出資企業の換金(回収)の側面も強そうです。(上場時に保有株の70%~100%を放出)
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクが高い「D」に設定しました。
東証マザーズ上場で、下記に該当するIPOは公募割れのリスクが高くなります。
- 市場からの吸収金額が大きい。(108億円あたり)
- 売出比率が高い。(94.9%)
- 業績が微妙。
- ベンチャーキャピタルが上位株主に多い。また、上場時の売出割合も高い。(上場に保有株の70%~100%を放出)
公募割れリスクがありますので、ブックビルディング参加は慎重にご判断を。
公募割れのリスクが高いので、SBI証券のポイント狙いでブックビルディングに参加するのも有効な手です。
カブスルもポイント狙いで100株のみ参加します。
- 東証マザーズの吸収金額による実績は?(2019年)
- 東証マザーズの吸収金額による実績は?(2018年)
9.26 追記。直近の売出しが多く、吸収金額が大きいIPOも公募割れとなっています。
- HPCシステムズ
公開価格 1,990円、初値 1,870円。騰落率:-6.0% - Chatwork
公開価格 1,600円、初値 1,480円。騰落率:-7.5%