フェイスネットワーク(3489):IPO上場情報
フェイスネットワークは 不動産投資用の新築一棟マンション及び中古一棟ビルリノベーションを「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」を中心として不動産オーナーに販売する不動産投資支援事業と 不動産オーナーが所有する不動産及びフェイスネットワークが所有する不動産の管理運営(プロパティ・マネジメント)を行う不動産マネジメント事業を展開している企業です。
- 不動産投資支援事業
不動産投資用の新築一棟マンション及び中古一棟ビルリノベーションを「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」の「城南3区」を中心としてワンストップサービスにて不動産オーナーに販売。- 自社ブランド新築一棟マンションGranDuoシリーズの企画、開発、販売。
城南3区では戸建てには価格が高く、区分販売マンションには規模が小さくて向かない100㎡~200㎡程度の広さの土地を取得し、鉄筋コンクリート造(RC造)5階建て、家賃10万円弱、部屋数15戸程度、その約7割が20㎡~25㎡のワンルームを中心とした企画開発物件を主力商品に。
不動産オーナーが長期安定的な収益性の確保を図れるような物件の提供をコンセプトに、安定した賃貸収入の得られる物件を目指して、入居者のメインターゲットとなる20代から40代の女性向けに、外装や内装のデザイン性と居住性の両立により入居者目線での住みやすい部屋づくり。 - 中古一棟ビルリノベーション(GrandStoryシリーズ)
とことん楽しむ。生み出す暮らし”をコンセプトに、現代社会に求められるスタイルによって姿を変化させる「創作支援型シェアリング」として平成29年5月から新たに販売を開始。
GranDuoシリーズで培った企画・開発ノウハウを活用し、利回りを追求しつつ、若者やクリエイターを応援したいと考える不動産オーナーの社会貢献の思いに応える物件をコンセプト。
- 自社ブランド新築一棟マンションGranDuoシリーズの企画、開発、販売。
- 不動産マネジメント事業
管理運営(プロパティ・マネジメント)サービスは ①入居者募集 ②入退去更新手続き ③賃貸借条件の交渉窓口 ④クレーム対応 ⑤入金管理 ⑥資産価値向上のための施策立案・実践 ⑦メンテナンス ⑧所有者向け送金 ⑨所有者向けレポート作成等を提供。
不動産オーナーの所有不動産については要望により、借上げ(サブリース)形式にて管理運営。
フェイスネットワークでは ①土地仕入 ②設計 ③施工 ④賃貸募集 ⑤物件管理 ⑥販売 をすべて自社にて行うワンストップサービスを提供。
これにより新築一棟マンション及び中古一棟ビルリノベーションのすべての工程を管理し、連携を高め、中間マージンを省くことで不動産オーナーの利益を重視したサービスを提供できます。
売上高は堅調です。
配当金は年一回の配当を予定しています。
設立は平成13年10月です。
従業員数は平成30年1月末で115名、平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は2.1年、平均年間給与は607.1万円です。
フェイスネットワークのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、フェイスネットワークの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
フェイスネットワークの上場日
上場日 | 2018/3/16(金) | 証券コード | 3489 |
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市場 | 東証マザーズ | 業種 | 不動産業 |
Webサイト | - | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | フェイスネットワーク(3489) | ||
時価総額 | 67.2億円(公開価格で計算) 153.6億円(初値で計算) |
フェイスネットワークのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2018/2/28 (水) ~ 3/6 (火) |
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仮条件 | 1,340円~1,400円 (抽選資金:13.4万円 ~ 14万円) | ||
当選口数 | 13,800口 | ||
発行済株式数 | 4,800,000株 | オファリングレシオ | 28.7% |
公募株数 | 800,000株 | 売出株数 | 400,000株 |
吸収金額 | 19.3億円 | O.A分 | 180,000株 |
仮条件決定日 | 2/27 (火) | 公開価格決定日 | 3/7 (水) |
購入期間 | 3/8 (木) ~ 3/13 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
フェイスネットワークの公開価格と初値
仮条件 | 1,340円~1,400円 | ||
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公開価格 | 1,400円 | 初値 | 3,200円 |
騰落率 | 128.57% | 倍率 | 2.29倍 |
初値売り損益 | 180,000円(3,200円 - 1,400円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
フェイスネットワークの初値予想と予想利益
フェイスネットワークの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,340円 ~ 1,400円
※抽選資金:13.4万円 ~ 14万円
上限は2.8%下ブレ↓ |
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初値予想 |
1,900円 ~ 2,200円
(1.4倍~1.6倍) |
予想利益 | 5万円~8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,240円 ~ 1,440円 ※抽選資金:12.4万円 ~ 14.4万円 |
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初値予想 | 1,900円 ~ 2,200円 (1.3倍~1.5倍) |
予想利益 | 4.6万円~7.6万円 |
フェイスネットワークの主幹事と幹事証券
フェイスネットワークのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 追加の委託幹事として「岡三オンライン証券」が決まりました。 現在、現金5,000円がもらえる「お得なタイアップキャンペーン」も行っています。 |
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抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
フェイスネットワークの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年3月 | 2016年3月 | 2015年3月 |
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売上高 | 10,145,728 | 7,108,197 | 4,221,614 |
経常利益 | 1,033,539 | 448,629 | 424,909 |
当期利益 | 707,048 | 303,354 | 278,209 |
純資産 | 1,459,331 | 747,131 | 462,949 |
配当金※ | 1,000.00 | ― | ― |
EPS※ | 176.76 | 75.84 | 3,061.71 |
BPS※ | 364.83 | 186.78 | 4,629.49 |
前期比(売上高) | 42.7% | 68.4% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
フェイスネットワークと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:不動産業」の直近のIPO結果です。
- 2017/12/13 グローバル・リンク・マネジメント
… 初値売り損益:351,000円
騰落率:133.97%、倍率:2.34倍 - 2017/10/25 テンポイノベーション
… 初値売り損益:290,000円
騰落率:93.55%、倍率:1.94倍 - 2017/09/28 ロードスターキャピタル
… 初値売り損益:68,100円
騰落率:37.42%、倍率:1.37倍 - 2017/03/27 ティーケーピー
… 初値売り損益:450,000円
騰落率:74.26%、倍率:1.74倍 - 2016/12/22 フォーライフ
… 初値売り損益:99,500円
騰落率:43.64%、倍率:1.44倍
フェイスネットワークのIPO分析
不動産業界は、首都圏の新築マンションの販売戸数は平成28年度は前年に比べ4.4%減少し3万6,450戸、販売平均価格は1.4%下落の5,541万円。また、平米単価は1.0%上昇し80.1万円となりました。
(「首都圏マンション市場動向2016年度」、(株)不動産経済研究所 調べ)
東京オリンピック開催や震災復興等の影響を受け高騰した建築費は高止まりの傾向にあります。
一方で購入需要は、首都圏への人口流入及び単身世帯の増加傾向を背景に、首都圏においては安定した賃貸需要が続いており、低金利の下支えもあって堅調に推移しております。
このような環境の中でフェイスネットワークは城南3区を中心として自社ブランドマンションGranDuoシリーズの土地情報収集力の強化を行っています。
この結果、平成28年4月1日~平成29年3月31日の業績は、売上高10,145,728千円(前期比42.7%増)、営業利益1,171,281千円(前期比107.4%増)、経常利益1,033,539千円(前期比130.4%増)、当期純利益707,048千円(前期比133.1%増)となりました。
一方、リスクとしては 不動産業界は、景気動向、金利動向、地価動向、建設価格動向及び税制等の経済状況の影響を受けやすく、また賃貸相場の下落や入居率の悪化による賃貸収入の減少や金融機関の融資動向の変化により新築一棟マンション経営に支障をきたし、購入者の需要動向が悪化した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、不動産業界の場合 仕方ありませんが借り入れによる有利子負債の依存度の高さがあります。
参考までに
2018.2.28 追記。
評価は「A」に変更されました。想定初値は変更されておりません。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
仮条件は「1,340円 ~ 1,400円」。想定の初値予想は「1,900円 ~ 2,200円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると8万円の利益になりそうです。
2018.2.19 追記。評価は 「B」となりました。