東証グロース上場のプログリット代表にトップインタビュー

姉妹サイトである「マネーの達人」の企画として、株式会社プログリット 代表の岡田氏にインタビューさせて頂きました。インタビュアーは投資歴25年でFIRE達成者のかつさんど。
プロフィール紹介
プログリット代表取締役社長 岡田祥吾氏
- 大阪大学工学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社を経て、2016年、25歳でプログリットを創業。
2022年9月に東証グロース市場に上場(証券コード:9560) - 2022年10月、テレビ朝日の弘中綾香さんとの結婚を発表。
上場後1年での育休取得が話題に

2024年1月19日~21日に東京ビッグサイト開催された「資産運用EXPO」にて、株式会社プログリットのIRセミナーが行われました。
セミナー終了後、代表の岡田氏にお時間をいただきインタビューを行わせて頂きました。
2024年1月に実施させて頂いたインタビュー記事です。

岡田さんは育休から復帰されたばかりですが、上場間もない企業の社長が一ヵ月間育休を取るというニュースには驚きました。
社内の反応はいかがでしたか?

私としては特別な事ではなくて、 ただ子どもを授かったから育休を取るというだけの話なんです。
でも、社内では評判良かったですね。
プログリットは、社員の平均年齢が30歳くらいで女性社員も多いですし。
社長が育休を取ることで社員も取りやすくなると思います。

今回の育休取得から仕事に活かせることは何かありますか?

男性社員が育休を取りづらい環境だと、エンゲージメントが下がりますし、業績にも影響を及ぼすだろうと強く感じました。
働きがいも重要なんですが、いわゆる働きやすさも重要だと思いました。

英語コンサル職のスタッフの給与を一律50万円引き上げるというのは、思い切った経営判断だと思うのですが、これは人材確保の観点が大きいのでしょうか?

そうですね。私の経営の考え方は、大きく分けて2つあります。
1つは利益を上げること、もう1つは社員の給料を上げることです。
創業以来、この2つを実現したいというのが私の考え方です。
ある意味では、ただそれをやっているに過ぎないんですけど。 結局、我々はお客様のために仕事をしていて、それを誰がやってるのかっていうと、社員なんですよね。 そうすると、彼ら(社員)の給料が上がっていくことが、会社にとって適切なお金の流れだと思うんです。
給料が上がることにより、当然社内のエンゲージメントも上がりますし、採用力も高まるので、一石二鳥だと思います。

英会話業界で上場している企業はまだ少ないですが、なぜ上場しようとお考えになられたのですか?

おっしゃっるように英語業界で上場企業は少ないですよね。 だからこそ、上場するということが ひとつの差別化というか信頼につながるという風に思ったので、上場したというのが1つです。
もう1つは、我々の成長戦略として、上場まではオーガニックグロースで行こうと決めていました。
未上場でも資金調達できるという話もあるんですけど、私の感覚的には、上場してる方が資金調達は多様になりやりやすいと思い、上場しようと思いました。
オーガニックグロースとは、企業が内部資源を活用して現状のサービス売上を伸ばし、成長しようとすること

上場後に利益率が上がっています。
上場した効果は大きいと感じられてますか?

多少ありますね。
すごく多くはないですが、上場したことによる信頼度のアップは業績にも貢献していると思います。

現在の株価について、どのように思われていますか?(※2024.1.19時点の株価)

現状の株価が高いか安いかは、正直私もわからないと言うか、自分が決めることではないと思います。
ただ、 我々が目指している株価からすると、低いと感じています。
今の株価の上げ下げは、どちらかというと誤差の範囲だと思います。
今後、最低でもプライム市場へ市場変更を目指していますし、そこで安定していける規模にならないと話にならないと思っています。 そういう意味でいくと、今の株価は低いと認識しています。

目標はプライム市場への移行なんですね。
現在の配当や株主優待についてどのようにお考えですか?

配当を出していないという意思決定は、感覚的には51対49で出さないと意思決定をしてるっていう感じです。
配当に関しては、常に検討しています。
株主優待に関しても、社内で議論をしています。
(配当や優待の実施は)メリット、デメリットがありますし、フェーズもあります。
今は配当を出さず、事業にベットする方が、株主の皆さんにとってもベストな選択だということを難しい判断ながらしているという感じです。


個人投資家を含めた安定株主を獲得するために、どのような施策をお考えですか?

配当を行っていない状況ですので、株価がしっかりと上がることは重要だと考えています。
基本的に業績を継続的に上げ続けるコミットをする。
そこが、私は一番かなと思います。業績は嘘つかないですから。
あとは時間を使って個人投資家も機関投資家も隔たりなく、直接だったり、オンラインだったり、色々な媒体も含めてコミュニケーションを図っていきたいです。
極力、我々が考えてることを透明性高く、伝えていくという努力は、継続的にやっていきたいです。

今後、生成AIが競合になるということはお考えでしょうか?

私は全く思ってないですね。
生成AIによって英語業界に変化が起きることは間違いないと思うんですよ。
変化が起きるっていうことは、絶対勝者が現れます。
その勝者になるためにあらゆる努力をしていきたいと思っています。

岡田さんにとって英語とはなんですか?

英語とは、自分の幅を広げてくれたものです。
元々私は英語が全くできなかったんです。
英語ができるようになって、世界の友達もできましたし、海外に目が向きました。
英語によって人生の幅が広がりました。
経営者として海外のビジネスを見るのもそうですし、海外に関心が向きました。
英語ができるだけで、海外のことに関心が向きやすいです。
プログリットには元サッカー日本代表の本田圭佑氏も出資されていますが、岡田さんにとって本田圭佑氏はどのような人物ですか?

私にとっては、良いメンターですね。
本田さんとは話す機会がありますけど、彼から僕が教えてもらうのは、やはり圧倒的な視座の高さ、 目標の高さです。 現状に甘んじない部分がすごくあります。
僕自身もそういうの得意だと思ってましたけど、彼はやはり飛び抜けてそれがすごいので、それを話すたびに痛感させられるっていうのは、僕にとってすごく刺激的です。
もちろん、広告に出てもらってるとかそういうのはあるんですけど、 それは関係なく、彼のそういう考えが及ぼしてる影響は絶対あると思います。

本日は、素晴らしいプレゼンテーションと貴重なお話、ありがとうございました。
インタビューを終えて
インタビューを通じて、社員を大切にする方針を強く感じました。
この方針からより良い人材が集まり、業績の成長にも繋り、投資してみたい会社になるのだと感じました。
説明会の時間は30分でしたが、岡田さんのスピーチは途中で話のスピードを変えることなく、29分50秒ほどで時間ピッタリ話を終えられました。
色々な企業のIRセミナーを聞いていますが、今回ほど素晴らしいプレゼンテーションをされる方はなかなかいらっしゃいません。
岡田さんは経営者として、経営能力はもちろん、プログリットのビジョンや想い、優れている点を正確に顧客や投資家に伝えるプレゼンテーション能力にも長けている方だと感じました。
今後プログリットはさらに成長し、英会話業界をけん引する企業となり、投資対象として市場からも注目される企業になっていきそうです。
庶民のIPOでは上場企業へのインタビューを行っております。興味のあるIRご担当者様は是非、お問い合わせよりご連絡ください。