トビラシステムズ(4441):IPO上場情報
トビラシステムズは、モバイル、固定電話及びビジネス向け迷惑情報フィルタシステムの開発及び提供などを行っている企業です。
利用者が特段意識することなく、犯罪や安心・安全な生活を脅かす脅威から守られるセキュリティ製品・サービスを提供しています。
日本全国の迷惑電話番号などに関する情報を網羅的に収集しています。
迷惑電話番号に関する情報30,000件以上がデータベース化されています。(2018年10月末現在)
データベースを用いた、独自の迷惑電話番号抽出技術により生成された迷惑電話番号リストを日々更新、高品質なデータベースが維持されています。
警察などの公的機関による情報提供、利用者からの着信拒否、許可といったフィードバック情報や、同社による独自の調査活動を通じて、電話番号ごとに迷惑度合いの点数化を行い、データベースに蓄積しています。
このデータベースに蓄積された情報から、特殊詐欺など犯罪に利用された電話番号やしつこいセールスの電話番号など、迷惑電話をかける可能性のある番号を、統計や機械学習を用いた同社独自のアルゴリズムにより自動的に迷惑電話番号候補として抽出し、同社技術者が迷惑電話番号リストへの登録要否を最終判断することをもって、迷惑電話番号リストを作成・更新しています。
同社はこの迷惑電話番号リストを参照して迷惑電話への該当有無を自動的に判別し、特殊詐欺等の被害を防止するためのセキュリティ製品及びサービスを独自開発し、提供しています。
ソフトバンク株式会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社といった国内の主な通信キャリアと提携し、各通信キャリアが提供するオプションパックに含まれる複数のサービスの1つとして、同社の迷惑情報フィルタアプリを各通信キャリアのアプリという形で、エンドユーザーに提供しています。
わたしたちは普段、意識していませんが、こういったサービスにより悪質な電話などの脅威から守られています。
設立は2006年12月です。
従業員数は平成31年2月末で43名、平均年齢は33.1歳、平均勤続年数は2.9年、平均年間給与は497.4万円です。
トビラシステムズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、トビラシステムズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
トビラシステムズの上場日
トビラシステムズのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/4/9 (火) ~ 4/15 (月) |
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仮条件 | 2,100円~2,400円 (抽選資金:21万円 ~ 24万円) | ||
当選口数 | 9,016口 | ||
発行済株式数 | 3,215,000株 | オファリングレシオ | 28% |
公募株数 | 95,000株 | 売出株数 | 689,000株 |
吸収金額 | 21.6億円 | O.A分 | 117,600株 |
仮条件決定日 | 4/5 (金) | 公開価格決定日 | 4/16 (火) |
購入期間 | 4/18 (木) ~ 4/23 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
トビラシステムズの公開価格と初値
仮条件 | 2,100円~2,400円 | ||
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公開価格 | 2,400円 | 初値 | 5,420円 |
騰落率 | 125.83% | 倍率 | 2.26倍 |
初値売り損益 | 302,000円(5,420円 - 2,400円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
トビラシステムズの初値予想と予想利益
トビラシステムズの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,100円 ~ 2,400円
※抽選資金:21万円 ~ 24万円
上限は17.6%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,880円 ~ 3,300円※4/9 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 4.8万円~9万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,040円あたり ※抽選資金:20.4万円あたり |
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初値予想 | 2,450円 ~ 2,800円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 4.1万円~7.6万円 |
トビラシステムズの主幹事と幹事証券
トビラシステムズのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 一人一票の公平抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。 管理人はこちらの3社だけでIPOに49回当選しています。(全当選数の75.4%) 公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。 |
トビラシステムズの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 大和証券 |
87.06% | 784,900株 | 1,962口 |
SMBC日興証券 | 2.60% | 23,400株 | 23口 |
みずほ証券 | 2.60% | 23,400株 | 23口 |
SBI証券 | 1.73% | 15,600株 | 109口 |
東海東京証券 | 1.73% | 15,600株 | 15口 |
いちよし証券 | 1.73% | 15,600株 | 1口 |
マネックス証券 | 0.85% | 7,700株 | 77口 |
岡三証券 | 0.85% | 7,700株 | 7口 |
エース証券 | 0.85% | 7,700株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
トビラシステムズの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年10月 | 2017年10月 | 2016年10月 |
---|---|---|---|
売上高 | 842,458 | 591,984 | 275,460 |
経常利益 | 222,748 | 192,225 | 11,695 |
当期利益 | 147,942 | 109,416 | 17,298 |
純資産 | 270,864 | 119,722 | 46,865 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 47.75 | 36.36 | 25,855.91 |
BPS※ | 86.82 | 37.07 | 18,608.45 |
前期比(売上高) | 42.3% | 114.9% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
トビラシステムズと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2019/04/08 ヴィッツ
… 初値売り損益:345,000円
騰落率:130.19%、倍率:2.30倍 - 2019/04/03 東名
… 初値売り損益:91,500円
騰落率:27.81%、倍率:1.28倍 - 2019/03/29 Welby
… 初値売り損益:1,283,000円
騰落率:246.73%、倍率:3.47倍 - 2019/03/25 gooddays HD
… 初値売り損益:292,000円
騰落率:128.07%、倍率:2.28倍 - 2019/03/19 ミンカブ・ジ・インフォノイド
… 初値売り損益:35,000円
騰落率:33.33%、倍率:1.33倍
トビラシステムズのIPO分析
セキュリティサービスの月間利用者は堅調に推移しています。
アポ電強盗という凶悪な犯罪で被害に遭われている方が増えたことにより、報道でも同社のサービスを取り上げられる機会が増えました。
事業内容は社会的意義も高く、期待ができます。
IPO的にチョット読めないのが、今回の売出者の上位株主が同社の代表取締役(595,000株)と代表取締副社長(94,000株)であることです。
ロックアップがあり、90日間は売却できません。
ただし、株価が売出価格の1.5倍になれば売却できます。
参考までに、売出株で得た利益は売出者(個人)に入り、公募株で得た利益は会社に入ります。
個人の利益で考えると、ロックアップが外れた際に少しは売却して利益を得たいところですが、会社の株価を考えると保有になります。
(自社の株式を売るということは、自社の株価上昇に自信がないと言っているようなもの)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
事業内容を見て「A」にしようと思ったんですが、IPOの内容を見て「B」にしました。
つまり、Aに近いBという評価になります。
- 売上高も経常利益も右肩上がり。
- 電話関連のセキュリティサービスは社会的意義が高く、利用者増が見込める。(オレオレ詐欺、アポ電強盗など)
- 売出しが多い。(売出し比率:88%)
- 市場からの調達金額が18.3億円と大きい。(参考:吸収金額による実績)
- 同日にグッドスピードが上場。(資金分散)
4.9 追記。仮条件が想定の2,040円より上振れして決定(2,100円 ~ 2,400円)しました。
機関投資家からの買い需要が高いと思われます。
初値予想を2,880円 ~ 3,300円に修正し、予想利益は48,000円~90,000円としました。
市況が良ければさらに上値を追えそうです。
なお、平成最後のIPOとなりました。
目論見書の想定仮条件は2,040円。初値予想は2,450円 ~ 2,800円としました。
予想利益は41,000円~76,000円です。
公募割れリスクは低くなりそうです。
幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いましょう。
管理人も積極的にIPOに参加します。
ワンポイント
1人1票の公平抽選で 資金力にかかわらず当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
IPOにおすすめの証券会社
管理人はこちらの3社だけでIPOに49回当選しています。(全当選数の75.4%)
追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
IPOの抽選時に資金が必要ない証券会社ですので、気軽に運だめしで参加しましょう~。