銀行口座に手数料が発生。預金はIPOの抽選資金に活用しよう

三菱UFJ銀行が、不稼働口座に年1,200円の口座管理手数料を検討しています。(2020年10月から)

銀行の収益が圧迫されており、他の都市銀行、地方銀行にも同様の流れが起こりそうです。

わたしは、「預金しても資産は減る一方だから、IPOの抽選資金に活用しよう!」が、ず~っと持論なのですが、改めてその理由を説明したいと思います。

三菱UFJ銀行は2年間取引がない不稼働口座に手数料をかける検討に入った。新規開設分が対象で、2020年10月にも年1200円の口座管理手数料を導入する計画だ。

不稼働口座に手数料、三菱UFJ銀検討 年1200円

まずは現状を理解。銀行は決して悪くない

預金口座の有料化は、日銀が2016年1月にマイナス金利政策を発表してから、ずっと議論されています。

理由として、マイナス金利政策により、銀行側の収益がキツいことがあります。

なお、欧米では銀行口座には管理手数料(維持手数料)が発生しており、世界的には手数料がなかった日本が特別なケースとなります。

マイナス金利政策とは?

銀行

わたしたちがお金を預けるのは銀行。
その銀行がお金を預けるのが「日本銀行(日銀)」です。

金利がマイナスの政策なので…

一般銀行が日銀にお金を預けると、金利をとられお金が減ります。

そこで、一般銀行はお金を預けるのをやめて、積極的に企業に融資したり投資したりするようになります。

これまではお金を預ければ金利分の利息がもらえたので、一般銀行はお金を預けるのが主流。
マイナス金利政策は、一般銀行にお金を回させるのが日銀の狙い。

詳しくは姉妹サイトで説明しています。

個人口座の厳格化で銀行のコストも増大

最近の銀行は、マネーロンダリング(犯罪による資金洗浄)対策の一環として、なにかと本人確認などが必要になり、口座開設や取引が厳格化されています。

行員の管理業務が増え、システムを導入することにより、銀行側のコストが増大します。

銀行口座の維持にかかるコストは、一口座あたり年間2,000円~3,000円と言われています。

  • 通帳の印紙税
  • 不正防止チェック
  • データ管理など

日銀のマイナス金利政策と、個人口座の厳格化。

これらにより銀行の収益が圧迫され、ATM手数料の有料化や預金口座の管理手数料の有料化が検討されています。

口座管理手数料の対象者は限定的だが広がりつつある

預金口座の有料化は劇薬

そのインパクトから、一気に口座の解約者が増える可能性があります。

そこで各銀行は、限定的に対象者を絞って実施する予定です。

  • 三菱UFJ銀行
    • 新規口座開設(2020年秋以降の予定)
    • 2年間取引がない不稼働口座
    • 2つの条件が重なると、口座管理手数料(月々100円 / 年1,200円)が発生。
  • 三井住友銀行
    • 新規口座開設(2021年4月以降)
    • ネットバンキングのサービス開始手続きをしていない
    • 残高が1万円未満
    • 2年間取引がない不稼働口座
    • 4つの条件が重なると、口座管理手数料 年1,100円が発生。

なお、口座管理手数料の有料化の流れは、地銀にも広がりつつあります。

ATM手数料も有料化がすすむ

ATMは現金をいれないといけませんし、保険もかける必要があり、維持にかかるコストは増大です。

また、SuicaやPaypayなどのキャッシュレス決済が広まるにつれ、ATMの利用者数が減りつつあります。

よってATMの手数料についても、有料化に向けた動きが広がりつつあります。

(例)広島銀行の場合。同行間の振込手数料。2020年4月1日から。

  • 振込額が3万円未満は110円。
  • 3万円以上は220円。

預かり資産残高や口座開設からの年数などに応じて一部の顧客は無料。

ATM利用による有料化は、ネットバンキングへの利用促進も兼ねています。
よって、ネットバンキング利用の手数料は無料としている銀行も多いです。

銀行の預金金利を知っていますか?出金手数料で資産はマイナスに

配当利回りと預金金利

お金を預けている銀行。

超低金利時代の現代では、ほとんど金利はつきません。

三菱UFJ銀行で100万円を一年間 運用した場合、もらえる利子の金額は定期預金でも年間20円です。

(2020.4.10調べ)
銀行 利回り 利子
定期預金金利 0.002% 20円
通常預金金利 0.001% 10円

続いて、ATMから引き出す際の手数料です。(2020.4.10調べ)

  • 8:45~21:00 : 無料
  • その他の時間 : 110円

対象時間外に出金してしまうと、一気に利子分はふっとびます。

預金はIPOの抽選資金に活用しよう!

IPOとは?

銀行預金はお金を預けているだけ。

これまでに説明してきた通り、資産はほとんど増えません。

お金を預けながら資産を増やすには、IPOがオススメです。

IPOは株式投資の一種。

失敗すると資産を減らすデメリットもありますが、メリットは資産を増やせる可能性(期待値)が銀行預金よりも高いことにあります。

カブスル一家もIPOにより、資産を増やしています。
(146回当選して損失は10回。増えた資産は1,785万円に)


使っていない銀行口座は、維持手数料が銀行側に発生しています。

ご自身のためにも、銀行のためにも解約されるのがオススメです。

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