岡三証券の口座開設方法
岡三証券(通信取引口座)の口座開設のやり方と記入例です。
通信取引口座とはネットで取引をする方が対象の口座です。
支店口座は担当者と相談しながら取引したり、コンサルティングサービスを受けたい方向けの口座です。
口座開設時に迷う「特定口座の開設の有無」について説明します。岡三証券と岡三オンラインの2つの口座に口座開設される方は、どちからのサービスでしか特定口座の開設ができませんのでご注意を。
Youtubeでは 岡三証券の口座開設の流れをざっくりと紹介しています。
各項目について、詳しく説明しているのはこちらのページです。
目次
資料請求を選択
岡三証券のページから、資料請求を選択します。
「ウェブでのご請求」を選択し、「通信取引口座」と「オムニネット・サービス」の資料を請求します。
資料送付先の個人情報を入力したら「資料請求」をクリックします。
後日、口座開設資料が届く
岡三証券から口座開設の資料をもらえず困っておりましたが、Mさんにご提供頂けました!
ありがとうございます!
資料請求後、岡三証券から約款や規定、サービスの紹介が書かれた資料が届きます。
「証券総合取引申込書」に必要事項を記入し、「個人番号届出書(マインバー)」と本人確認書類を添えて提出します。
証券総合取引申込書にて、記入に迷うと思われる点について説明していきます。
岡三オンライン証券カンパニーの口座開設状況
最初に、岡三オンラインに口座を保有しているか?
また、口座を保有している場合、特定口座を開設しているか?の設問があります。
当てはまるものにチェックしましょう。
岡三オンラインが何なのか分からない方は、口座開設していない可能性が高いです。
岡三証券と岡三オンラインの統合について
岡三証券と岡三オンラインは元々、別の証券サービスとして運営していましたが、2022年1月に統合しました。
統合により同一証券会社となりましたので、どちらかを「特定口座」にすると、どちらかが「一般口座」になります。2つとも特定口座にすることは出来ません。
特定口座にすると、証券会社側で株の売買による譲渡損益を記録する「年間取引報告書」を作成してくれます。
また、源泉徴収ありを選択すると、原則 確定申告が不要になります。(のちほど詳しく紹介)
一般口座とは、譲渡損益、利子や配当などの損益通算などの計算や納税手続きを、すべて投資家自身で行う口座のことで、ご自身で年間の取引による譲渡損益を計算し、確定申告を行う必要があります。
つまり、岡三証券と岡三オンラインの2つの証券会社を口座開設する場合、頻繁に取引を行う方を特定口座にすると便利です。
参考までに
岡三証券(対面営業型)と岡三オンライン(ネット取引専用)のIPO投資においての違いです。
証券会社 | 最低取引手数料 | IPOの当選辞退のペナルティ |
---|---|---|
岡三証券 (対面営業型) |
1,980円~ | あり |
岡三オンライン (ネット取引専用) |
0円~ | なし |
会社関係者の申告
会社関係者(内部者)の登録は「インサイダー取引」という不正取引を未然に防止する為に記入します。
ご自身や世帯主が上場会社にお勤めでない場合、「内部者に該当しない」を選んでください。
該当する場合、上場会社の社名や関係区分を記載する必要があります。
配当金等 振込指定書
配当金の受け取り方式を選択します。
受け取り方法 | 内容 |
---|---|
おすすめ 株式数比例配分方式 |
各証券会社で保有している株数に応じて、配当金が各証券会社の口座に入金されます。 A証券会社で100株保有していたらA証券会社に100株分の配当金、B証券会社で200株保有していたらB証券会社に200株分の配当金 特定口座源泉徴収ありの口座では、譲渡損と配当金が損益通算されます。 NISA口座では配当金が非課税に。 |
登録配当金受領口座方式 | 保管振替機構(ほふり)で管理されている保有株数の合計による配当金を、指定した金融機関へ一括で振り込んでもらう方法。(A証券とB証券の合算分。上の例だと300株分の配当金) |
NISA口座で配当金を非課税にするには、株式数比例配分方式を選択している必要があります。(他の方式を選択すると課税されます)
特定取引を行う者の届出書
「居住地国が日本のみ」の方は「はい」にチェックをいれます。
特定取引とは、居住地国が日本以外にある人が新たに国内に所在する金融機関等で取引することです。
居住地国が日本以外にもある場合、特定取引を行う者の届出を行う必要があります。
「特定取引を行う者の届出」という項目は、口座開設数が多いカブスルでも聞きなれない言葉でした。
上記の通り 日本国内のみ居住している人には関係のない項目です。
ほとんどの人が居住地国は日本のみに該当すると思います。
特定口座の選択
口座開設時に悩むのが、「特定口座 源泉徴収あり/なし」と「一般口座」の選択です。
初心者の方は、下記のチェックをオススメします。
※岡三証券と岡三オンライン、よく使う方を特定口座にするのがお勧めです。
- 「開設する」にチェック
- 「源泉徴収あり」にチェック
- 「配当等と譲渡損失の損益通算を行う」にチェック
「特定口座/源泉徴収あり」を、簡単に説明すると原則として確定申告をする必要がありません。
源泉徴収とは税金の天引きのことで、株式投資による税金を証券会社が天引きします。
参考までに、8割以上の方が「特定口座、源泉徴収あり」を選択しています。
外国要人等に該当(外国PEPs)
外国PEPsとは、外国の政府等において重要な地位を占める者(外国の国家元首等)とその地位にあった者、それらの家族等を指します。
ほとんどの方は該当しないと思いますので「しない」を選択することになると思います。
投資のご方針
IPO投資であれば、3の値上がり益重視か、4の積極的値上がり益重視を選択しましょう。
1の利回り・安定重視だと日本株の取り引きができないようです。
オムニネット・電子交付サービスの申込み
オムニネットは、パソコン・タブレット・スマートフォンなどにより取引できるサービスです。
電子交付は、これまで「書類」により案内されていた書面等をネット上で確認し、同意や承諾をすることができるサービスです。
ネットで取引される方は、チェックを入れましょう。
岡三カードの申込み
証券口座との入出金用のカードになります。
暗証番号と出金限度額を記入しましょう。
取引ができるのはもうすぐです (  ̄∇ ̄)
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Youtubeで口座開設の流れをざっくり紹介
Youtubeで岡三証券(通信取引口座)の口座開設の流れをざっくりと紹介しています。
全体のイメージを掴みたい方はこちらをご確認ください。
(参考)ネット銀行があると入出金に便利
IPO投資で当選を狙うには、複数の証券会社に口座開設するのがおすすめです。
ブックビルディング参加にあたり、各証券会社の資金を移動する機会がでてくるかもしれません。
そんなとき、PayPay銀行や住信SBIネット銀行のようなネット銀行があると資金の移動時に便利です。
- 資金の移動がラクになる
- 各証券会社の即時入金(振込とは違いすぐに入金される)にも対応
ネット銀行は普段の生活においても便利(自宅で振込など)ですので、証券会社の口座開設と合わせてネット銀行の口座開設もされると良いかなと思います。詳しくは下記の記事にて。