シキノハイテック(6614):IPO上場情報
シキノハイテックは、半導体検査装置の開発・製造LSIの設計およびIPコアの開発カメラモジュールおよび画像処理システムの開発・製造を行っている企業です。
- 電子システム事業
- 1,776,724(千円)(売上高の39.2%)
半導体検査業務は顧客企業の製品に必要な工程であり、特に車載向けの顧客製品では、同工程は重要な検査工程。
同社は半導体検査工程のうち、主に車載用半導体部品に検査実施が要求されるバーンイン装置とバーンインボードおよび周辺機器や治具の開発・製造を行っています。 - マイクロエレクトロニクス事業
- 1,842,809(千円)(売上高の40.7%)
アナログ系では、回路設計、レイアウト設計、特性評価から、テスト部門との連携によるLSIテストプログラム作成までの一貫設計体制を構築。
デジタル系では、画像処理および高速I/Fをメインに設計。 - 製品開発事業
- 912,106千円(売上高の20.1%)
カメラを中心としたソフト開発を行っており、組み込みカメラシステム分野での技術力が強み。
売上高の集計期間は2019年4月1日~2020年3月31日。
設立は1975年1月。
従業員数は2020年12月末で340名、平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は13.5年、平均年間給与は492.3万円。
シキノハイテックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、シキノハイテックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
シキノハイテックの上場日
シキノハイテックのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/3/8 (月) ~ 3/12 (金) |
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仮条件 | 360円~390円 (抽選資金:3.6万円 ~ 3.9万円) | ||
当選口数 | 14,070口 | ||
発行済株式数 | 4,150,000株 | オファリングレシオ | 33.9% |
公募株数 | 1,150,000株 | 売出株数 | 80,000株 |
吸収金額 | 5.4億円 | O.A分 | 177,000株 |
仮条件決定日 | 3/4 (木) | 公開価格決定日 | 3/15 (月) |
購入期間 | 3/16 (火) ~ 3/19 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
シキノハイテックの公開価格と初値
仮条件 | 360円~390円 | ||
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公開価格 | 390円 | 初値 | 1,221円 |
騰落率 | 213.08% | 倍率 | 3.13倍 |
初値売り損益 | 83,100円(1,221円 - 390円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
シキノハイテックの初値予想と予想利益
シキノハイテックの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 360円 ~ 390円 ※抽選資金:3.6万円 ~ 3.9万円 |
---|---|
初値予想 |
500円 ~ 610円
(1.3倍~1.6倍) |
予想利益 | 1.1万円~2.2万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 390円あたり ※抽選資金:3.9万円あたり |
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初値予想 | 500円 ~ 610円 (1.3倍~1.6倍) |
予想利益 | 1.1万円~2.2万円 |
初値予想アンケート
シキノハイテック(6614)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(390円)を基準価格に修正しています。
有効回答:414票 投票期限:2021/3/23 (火) 23:59までシキノハイテックの主幹事と幹事証券
シキノハイテックのIPOを取り扱っている証券会社です。
シキノハイテックの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
91.28% | 1,284,300株 | 1,284口 |
野村證券 | 3.93% | 55,300株 | 55口 |
大和証券 | 2.18% | 30,700株 | 76口 |
SMBC日興証券 | 1.31% | 18,400株 | 18口 |
SBI証券 | 1.04% | 14,700株 | 88口 |
マネックス証券 | 0.26% | 3,600株 | 36口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、3口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
楽天証券の抽選倍率は、10,201倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
シキノハイテックの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 | 2018年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 4,531,640 | 4,678,140 | 5,272,427 |
経常利益 | 235,270 | 169,821 | 402,444 |
当期利益 | 113,914 | 120,833 | 527,730 |
純資産 | 677,300 | 557,565 | 454,007 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 37.97 | 40.28 | 1,872.29 |
BPS※ | 225.77 | 185.86 | 1,513.36 |
前期比(売上高) | -3.1% | -11.3% | ― |
上位株主とロックアップ情報
シキノハイテックの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
塚田 隆 代表取締役会長 |
398,000株
12.76%
|
- | 180日 |
シキノハイテック従業員持株会 |
337,000株
10.80%
|
- | 180日 |
浜田 満広 代表取締役社長 |
213,000株
6.83%
|
- | 180日 |
名古屋中小企業投資育成(株) VC |
205,000株
6.57%
|
- | 180日 |
ほくほくキャピタル(株) VC |
143,000株
4.58%
|
- | 180日 |
岸 和彦 取締役 |
142,000株
4.55%
|
- | 180日 |
宮本 和子 |
140,000株
4.49%
|
- | 180日 |
志貴野メッキ(株) |
139,000株
4.46%
|
70,000株 | 180日 |
広田 文男 取締役 |
111,000株
3.56%
|
- | 180日 |
宮本 幸男 取締役 |
110,000株
3.53%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
シキノハイテックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:電気機器」の直近のIPO結果です。
- 2020/06/29 エブレン
… 初値売り損益:365,000円
騰落率:270.37%、倍率:3.70倍 - 2017/12/13 ヴィスコ・テクノロジーズ
… 初値売り損益:1,008,000円
騰落率:204.88%、倍率:3.05倍 - 2017/03/28 ズーム
… 初値売り損益:75,800円
騰落率:49.87%、倍率:1.50倍 - 2014/04/08 トレックス・セミコンダクター
… 初値売り損益:-52,000円
騰落率:-10.40%、倍率:0.90倍 - 2011/06/29 SEMITEC
… 初値売り損益:-4,000円
騰落率:-3.20%、倍率:0.97倍
シキノハイテックのIPO分析
公開価格が低く、半導体関連ということで、今年一発目の上場となったテックベンチャーのQDレーザを思い浮かべる方が多いかもしれません。QDレーザは独自技術&社会的意義が高い事業内容で、人気化しました。(初値は2.3倍の797円)
QDレーザ(6613) | シキノハイテック(6614) | |
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事業内容 | 半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアおよびそれらの応用製品の開発・製造・販売。 | 半導体検査装置の開発・製造LSIの設計及びIPコアの開発カメラモジュールおよび画像処理システムの開発・製造。 |
創業 | 2006年4月 | 1975年1月 |
時価総額 | 27,563百万円(初値) | 1,618百万円(想定価格) |
公開価格 | 340円 | 390円あたり |
初値 | 797円 (騰落率134%) |
- |
吸収金額 | 53億円 | 5.4億円あたり |
オファリングレシオ | 45.0% | 33.9% |
同社については創業1975年の老舗企業。
事業内容は全く違うんですが、株は買い注文が集まれば価格が上昇するという単純なもの。
市場で人気のある半導体関連で買われる可能性がありますし、単価が低いので個人も参加しやすいです。
主な販売先はデンソーとソニーLSIデザインです。
大きな特徴がないIPOですが、公募割れのリスクも低いIPOとなりそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 購入単価が低い(約4万円)IPOが好調。(抽選資金による実績)
- オファリングレシオが33.9%と高い。
- 業績が微妙。今期は減益の見通し。
- 半導体関連で買われる可能性あり。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多いが、ロックアップあり。また、社名的にすぐに売りそうにない気がする。
- 昭和50年(1975年)から続く老舗企業。
- QDレーザの株価の推移動向が影響しそう。
目論見書の想定仮条件は390円。初値予想は500円 ~ 610円としました。
予想利益は1.1万円~2.2万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに59回当選しています。(全当選数の66.3%)
SBI証券は現在、現金2千円がもらえるお得なタイアップ企画も行っています。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
余裕があれば、委託幹事となった楽天証券も、おすすめです。