ソウルドアウト（6553）：IPO上場情報
「ソウルドアウト」は、インターネット広告販売代理を中心に取引を行い、グループで保有するマーケティング・テクノロジーのパッケージ商品やアウトソーシング・サービス及び人材採用や教育研修のソリューションをクロスセル展開している企業です。
地方及び中堅・中小企業が主な顧客で、成果を予測しやすく低コストの施策を中心に提供しています。
グループ各社のサービスを連携させることで、結果的に顧客の売上高が増大し、顧客のマーケティング規模が更に拡大するというシナジー効果が発揮されることを目指しています。
グループは、ソウルドアウトと連結子会社3社により構成。
ＳＭＢ市場（Small and Medium Business／中堅・中小企業）において主にインターネットを利活用して販売を促進し事業を拡大させたい地方及び中堅・中小企業に対して、ネットビジネス支援事業を展開しており、ネットビジネスにおける「Ｗｅｂマーケティング支援（インターネット広告販売代理等）」、「ＨＲ支援（人的資源の調達・教育研修）」及び「ＩＴ化支援（人工知能技術を活用したツールの導入等）」のサービスを提供。
具体的には、「Ｗｅｂマーケティング支援」を提供することにより、顧客の売上高が増加し、顧客の業務量もこれに比例して増加しますが、その一方、顧客の人的資源が反比例して不足することになります。
そこで発生した顧客の新たなニーズに対し、「ＨＲ支援（人的資源の調達・教育研修）」及び「ＩＴ化支援（人工知能技術を活用したツールの導入など）」を提供することが可能になります。
IPOで人気のあるIT関連企業です。
その人気ぶりは「直近の類似IPOの上場結果」を見ても明らかです。
売出株数の多さと市場からの調達金額がやや大きい事が気になりますが、事業的にはIPOで人気がある事と 業績も好調なことから 初値にも期待が出来そうです。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
ソウルドアウトのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ソウルドアウトの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ソウルドアウトの上場日
ソウルドアウトのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2017/6/23 (金) ～ 6/29 (木) |
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|---|---|---|---|
| 仮条件 | 1,080円～1,200円 （抽選資金：10.8万円 ～ 12万円） | ||
| 当選口数 | 26,726口 | ||
| 公募株数 | 410,000株 | 売出株数 | 1,914,000株 |
| 吸収金額 | 32億円 | O.A分 | 348,600株 |
| 仮条件決定日 | 6/21 (水) | 公開価格決定日 | 6/30 (金) |
| 購入期間 | 7/4 (火) ～ 7/7 (金) | ||
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ソウルドアウトの公開価格と初値
| 仮条件 | 1,080円～1,200円 | ||
|---|---|---|---|
| 公開価格 | 1,200円 | 初値 | 2,113円 |
| 騰落率 | 76.08％ | 倍率 | 1.76倍 |
| 初値売り損益 | 91,300円（2,113円 - 1,200円）× 100株 | ||
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ソウルドアウトの初値予想と予想利益
ソウルドアウトの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
| 仮条件 |
1,080円 ～ 1,200円
※抽選資金：10.8万円 ～ 12万円
上限は1.7％上ブレ↑ |
|---|---|
| 初値予想 |
1,700円 ～ 2,000円※7/4 修正
（1.4倍～1.7倍） |
| 予想利益 | 5万円～8万円 |
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 980円 ～ 1,180円 ※抽選資金：9.8万円 ～ 11.8万円 |
|---|---|
| 初値予想 | 1,500円 ～ 1,800円 （1.3倍～1.5倍） |
| 予想利益 | 3.2万円～6.2万円 |
ソウルドアウトの主幹事と幹事証券
ソウルドアウトのIPOを取り扱っている証券会社です。
| 主幹事証券 | |
|---|---|
| 引受幹事証券 |
|
| 委託幹事証券 | |
| 備考 | 投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「マネックス証券」や「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 |
現金7,500円＋2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
ソウルドアウトの決算情報
単独 財務情報 （単位/千円）
| 決算期 | 2016年12月 | 2015年12月 | 2014年12月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,930,615 | 7,465,137 | 7,207,917 |
| 経常利益 | 310,280 | 234,169 | 140,730 |
| 当期利益 | 186,085 | 144,660 | 89,487 |
| 純資産 | 574,141 | 428,635 | 310,792 |
| 配当金※ | 3.14 | 2.40 | 1.51 |
| EPS※ | 20.96 | 16.29 | 5.04 |
| BPS※ | 64.50 | 48.27 | 17.50 |
連結 財務情報 （単位/千円）
| 決算期 | 2016年12月 | 2015年12月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,552,708 | 7,785,719 |
| 経常利益 | 491,959 | 270,464 |
| 当期利益 | 293,680 | 147,577 |
| 純資産 | 714,103 | 444,614 |
| EPS※ | 33.07 | 16.62 |
| BPS※ | 76.27 | 47.92 |
直近の類似IPOの上場結果
ソウルドアウトと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場：東証マザーズ」かつ「業種：サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2017/06/30 ツナグ・ソリューションズ
… 初値売り損益：238,500円
騰落率：111.97％、倍率：2.12倍 - 2017/06/30 GameWith
… 初値売り損益：257,000円
騰落率：133.85％、倍率：2.34倍 - 2017/06/27 Fringe81
… 初値売り損益：346,000円
騰落率：133.08％、倍率：2.33倍 - 2017/04/18 旅工房
… 初値売り損益：238,000円
騰落率：173.72％、倍率：2.74倍 - 2017/03/21 インターネットインフィニティー
… 初値売り損益：372,000円
騰落率：281.82％、倍率：3.82倍
ソウルドアウトのIPO分析
IPOで人気のあるIT関連企業です。売上高・経常利益 共に右肩上がりです
「ソウルドアウト」のグループにおける主要サービスは3つになります。
- 「Webマーケティング支援」
検索リスティング広告やSEO対策等に代表されるターゲティング広告や広告ランディングページの導入等、当社の顧客である地方及び中堅・中小企業が特に志向する、成果を予測しやすく低コストの施策を中心に提供。 - 「HR支援（人的資源の調達・教育研修）」
主に運用型広告における運用業務のアウトソーシングとWebマーケティング人材向けの研修サービスを当社グループ外の広告代理店を通じて提供し、地方及び中堅・中小企業を支援。 - 「IT化支援」
簡単導入及び低価格を特徴としたサイト測定ツールや、機械学習による広告運用自動化システムの自社開発運用を提供するほか、Webマーケティングに特化したクラウドソーシングといったサービスを展開。
同社に似ている事業は多いですが、地方及び中堅・中小企業を主な顧客としている点が他社と違う点になるかもしれません。
はじめてインターネット広告に取り組む顧客に、低リスクでトライアルできるパッケージ商品（スターターパック）の提供や、記事型ランディングページの販売等を行い、当社顧客のWebマーケティングを成功させるための取り組みを強化しています。
業種的にはIPOの人気も高く、公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
IPOにおすすめの証券会社
2017.7.4 追記。評価を 中立の「Ｂ」に設定しました。
（大手では弱気の「Ｃ」と設定しているようですが、そこまで弱いかな？と疑問があるので「Ｂ」としています。）
公開価格は「1,200円」。想定の初値予想は「1,700円 ～ 2,000円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると8万円の利益になりそうです。
