カーブスHDの上場は2020年3月2日。スピンオフとは？

スピンオフと親子上場の違い

親会社と子会社の上場と聞くと、日本では「親子上場」という言葉を耳にする機会が多いです。

親子上場は、親会社が株式の多くを保有したまま子会社を上場させるため、親会社が影響力を持っていました。

スピンオフは、親会社と資本関係のない独立した会社となり、子会社の独立性が親子上場より高まります。

日本ではこれまでスピンオフの実施例がありませんが、海外では米イーベイが決済のペイパルを切り離した例などあります。

理論的にはスピンオフ前後の価値は一緒

コシダカ権利落ち日に、カーブスの公開価格分の株価や配当金分が減算されます。

スピンオフが行われても、理論的にはトータルの価値は変わりません。

とはいえ…、主力事業であるカーブス事業がコシダカHDから切り分けられるという報道の衝撃や、コシダカHDの上場による新規株の発行による希薄化懸念などにより、発表翌日の終値は前日比より9.7％下げました。

スピンオフによりカーブスHDの株を付与してもらう

コシダカHDのスピンオフの内容で紹介した通り、スピンオフが実施されれば、コシダカHDの保有1株につき、カーブスHDの株式が1株付与されます。

このスピンオフを利用して、上場前の株式を手に入れることができます。

カブスルもスピンオフを経験したいので、単元未満株サービスを利用して、コシダカHDの株式を期日までに1株買おうかなと思っています。（1株なら1,500円～1,600円程度）

上場後に株を買う

2020年3月2日（月）の上場後に株式市場から、証券会社を通じて購入します。

一般的なカーブスの株の購入方法で、上場後は証券会社を通じて誰でも購入できます。

上場前のIPOで手に入れる

企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。

証券取引所にIPOが承認されると、幹事証券となる証券会社にて抽選や割当により、上場前の株式を購入することができます。

IPOは、上場前（公開価格）で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価（初値）が上がる場合が多いです。

人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。

カーブスHDは、女性専用フィットネスとして人気のある事業です。（コシダカHDの事業内容）

今回、独立して上場することにより、株主優待もよりフィットネス向きに刷新されるかもしれません。