IPOの機械抽選は本当に平等?証券会社の視点で考察

全く取引していない証券会社でも、機械抽選でIPOに当せんしますか?
入金額とかNISA口座の開設とか、取引実績が考慮されているんじゃないですか?

機械抽選は平等です。入金ゼロでも当選実績あり。

似たようなご質問は、定期的にお受けしています。

  • 株の売買をしないと、IPOは当選しませんよね?
  • IPOに当選したいので、入金額を増やした方がいいですか?
  • IPOに当選したいので、投資信託を買った方がいいですか?

疑うお気持ちも分かります。
だって…カンタンに当たりませんからね。(宝クジのよう)

当選回数の多いわたしが、機械抽選で平等だと言い切れる根拠は2つです。

  1. わたしや妻が、入金や取引ゼロでも当選している。
  2. 証券会社側に、公表していること以外の抽選要素を入れるメリットがない

この2つに関して、説明したいと思います。

取引がない証券会社でのIPO当選実績

IPO当選実績と、各証券会社の入金額、取引の実績です。

カブスルのIPO当選実績と入金額、取引実績

まずは、カブスルだけのIPO当選実績と入金額、取引の実績です。

証券会社 当選回数 取引実績 入金額
マネックス証券 14回 メイン証券会社。
中長期投資なので年間10回程度の売買。
NISA口座を2014年に開設。
490万円
SMBC日興証券 6回 これまで2~3回の取引実績あり。 250万円
SBI証券 12回 サブの証券会社。
PTSで夜間取引を利用したいときや優待タダ取りの際に売買。
ハイブリッド預金
野村證券 3回 取引なし。入金もゼロ。 0円
みずほ証券 5回 取引なし。 99万円
丸三証券 2回 取引なし。 37万円
大和証券 2回 取引なし。 60万円
auカブコム証券 1回 取引なし。 70万円
東海東京証券 1回 取引なし。 60万円

上の3つの証券会社が、株の取引実績がある証券会社です。

  • マネックス証券
    株の売買を行っているメイン証券会社です。
    2005年1月からIPOに参加しています。
    他の証券会社に比べてIPOの参加歴が長いので当選回数が多いです。
    NISA口座も運用しているので入金額が多くなっています。
  • SMBC日興証券
    2019年2月から抽選の落選者に対してセカンドチャンスが出来ました。
    そのセカンドチャンスを得るために入金額を増やしています。
    それ以前は100万円ほどの入金でした。
  • SBI証券
    大手銀行や地方銀行を利用していません。
    IPO抽選のため、住信SBIネット銀行のハイブリッド預金を利用しています。

上の3つ以外の証券会社では、株取引の実績がありません

入金もIPOの抽選資金のために入金しています。

野村證券は、抽選資金不要の証券会社です。
よって、入金すらしていませんがIPOに当選しています。

妻のIPO当選実績と入金額、取引実績

妻は2013年9月からIPOに参加しています。

証券会社 当選回数 取引実績 入金額
SBI証券 4回 妻のメイン証券会社。
NISA口座を2014年に開設。
株主優待目当てで年2~3回程度の売買。
ハイブリッド預金
SMBC日興証券 12回 これまで1~2回の取引実績あり。 250万円
野村證券 1回 取引なし。入金もゼロ。 0円
マネックス証券 2回 取引なし。 80万円
みずほ証券 2回 取引なし。 50万円

妻はSMBC日興証券の当選回数が多く、相性が良いです。

入金額はセカンドチャンスのため増えましたが、以前は80万円ほどの入金でした。


以上のように、取引実績がない証券会社でも、わたしや妻はIPOに当選しています。

また、わたしも妻も当選している野村證券では、入金ゼロで取引実績もなしです。(なんか申し訳ない)

続いて、平等抽選にウラ要素を含めるか?を証券会社側から考えたいと思います。

証券会社側にウラ要素で抽選確率を操作するメリットなし

証券会社のネット抽選分は、機械抽選というシステムにより行われています。

口座開設名義人に番号を自動で付与し、その番号で自動抽選するのが一般的です。

②抽選に当たっては、抽選対象となる需要申告にお申込みいただいたお客様単位、又は需要申告株数単位ごとに乱数(抽選権)を付し、その番号(抽選権)を対象に抽選を行います。

マネックス証券の場合

機械抽選のメリットは抽選作業から、結果発表まで自動なので人員が必要ないということです。

また、人の目を介さないので、公平に抽選できるということです。

ウラ要素とは?なぜ、ウラ要素を抽選に採用しない?

庶民のIPOに質問で寄せられる、ウラ要素は次のものです。
(そもそもウラ要素と呼んでいいのかどうかも微妙ですが)

  • 入金額。
  • 取引実績。
  • 信用取引口座などの開設の有無。
  • 口座開設の年数。

さて、システムによる機械抽選ですが、「入金額」や「取引実績」などの要素を組み込んで、それらの実績が高い口座の当選確率を上げることができるか?と聞かれれば、やろうと思えば出来ます。

でも、

証券会社が、そんなことやるわけありません!

みなさんが言っているのは、「優良顧客に優先的に当選させるんじゃないか?」ということだと思います。

さて、わたしが証券会社側の人間でしたら、こう考えます。

  • 当社に入金額を増やして欲しい!取引をもっとして欲しい!
  • よし!投資家に人気のIPOの当選確率を、取引実績に応じて変えよう!
  • さあ、その内容を発表だ!

わたしが証券会社側であれば、ウラ要素と呼ばれるものは作りません。

当選確率が上がる要素を公表して、優良顧客を増やします。

つまり、コッソリとウラ要素を使って、抽選確率を変えるメリットって全くありません!

当然ですが、公式サイトで公開している抽選方法と違った抽選をウラで行っているのがバレたら…金融庁からキツイお叱りを受けることでしょう。

わざわざIPOの抽選で、証券会社が そんな危険なリスクを背負うでしょうか?
わたしは背負うわけがないと思います。

参考までに

IPOのネット申込分に、公平抽選を採用しているSMBC日興証券

2019年2月に抽選の落選者を対象に、入金額や取引実績に応じたステージ制を採用しました。
ステージ制を発表後、SMBC日興証券の入金額は増えています。

証券会社がウラの要素を含めて、平等抽選をゆがめるメリットは全くありません。

  • 優良顧客を増やしたいなら発表する。
  • ウラの要素を抽選にいれるメリットなし。
  • 公式サイトに虚偽の記載をするリスクは背負わない。

以上、機械抽選のシステムによる話でした。
証券会社側の視線で考えると、抽選にウラ要素をいれるメリットがないのがお分かりいただけるかと思います。

対面型の証券会社で、証券マンからIPOを割当してもらう場合は全く別の話です。
その場合は、取引実績や証券マンとの付き合いが考慮され、上位顧客から割当(当選)されます。


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