SMBC日興証券の補欠当選と当選辞退について
SMBC日興証券の補欠当選とはなんですか?
また、当選した場合にキャンセルできますか?
補欠当選は実質落選。当選辞退は可能だがペナルティあり。
SMBC日興証券の、補欠当選は、実質落選になります。
SMBC日興証券は落選という表記がなく、当選しなかった人はすべて補欠当選になります。
また、当選後に当選辞退(キャンセル)も出来ますが、ペナルティがありますのでご注意を。
SMBC日興証券の補欠当選とは落選のこと
SMBC日興証券のIPOの抽選結果は、下記のいずれかになります。
抽選の結果、当選となった状態です。 | |
抽選の結果、当選しなかった状態です。 当選しなかった場合は全て補欠となります。 |
当選以外、すべて「補欠」になります。つまり、実質的には落選です。
他の証券会社では抽選結果に「落選」がありますが、SMBC日興証券の場合、補欠状態から補欠購入の申し込みを行った場合、落選が表示されます。(繰上当選したら当選が表示されます)
落選が確定した状態です。 |
補欠からの繰上当選については、下記のように公式HPに書かれています。
イージートレード募集期間終了後、当選者の募集申し込み株数が、当社の定めるイージートレード配分株数に満たない場合、イージートレード配分株数から当選者の募集申し込み株数を差引いた残りの数量について、補欠申し込みを行ったお客様の中から繰り上げ当選者を決定します。繰上げ当選者の決定は、当該銘柄の抽選時に行った結果に従い機械的に決定されます。
補欠購入の申し込みは資金が拘束される。ラッシュ時に注意!
補欠購入の申し込みをすると、申込金額分の抽選資金が拘束されます。
つまり、拘束期間中は他のIPOの抽選資金に利用できません。
IPO閑散期は、希望がかなり薄いけれども繰上当選のため、補欠購入の申し込みをオススメしますが、IPOラッシュ時は貴重な資金が枯渇していきますので、補欠購入の申し込みは控えましょう。
他証券よりも繰上当選は期待できません。
SMBC日興証券は当選を辞退するとペナルティが課せられる
SMBC日興証券は、IPOの当選後に当選辞退することが可能です。
ただし、その代償として下記のペナルティが課せられます。
- 一ヵ月間、新たにIPOの需要申告ができない。
- 抽選前の他IPOへの申し込みは、すべて無効になる。
(当選して購入申し込みを終えたものは取消しされません)
IPOラッシュ時には、新規の需要申告ができず、重いペナルティとなります。
ペナルティは自分から当選を辞退するほか、購入申し込み期間中に購入の申し込みをしない場合も、キャンセル扱いとなりペナルティが課せられます。
下記の参考記事に詳しく書いていますので、ご確認ください。
なお、当選辞退によりペナルティが課せられる証券会社は多くありません。
繰上当選の報告あり
SMBC日興証券のネット申し込みで、日本電解に繰上当選したと教えて頂きました。
当選辞退のペナルティを避けるために、繰上げ購入の申請をされたようです。
公開価格が仮条件の下限付近で決まっており、公募割れのリスクが高まっているIPOでした。
日本電解の公開価格は1,900円。初値も同価格の1,900円でした。