リニューアブル・ジャパン(9522):IPO上場情報
リニューアブル・ジャパンは、再生可能エネルギー発電所開発・運営事業を行っている企業です。
グループは連結子会社21社・持分法適用関連会社4社を中心に構成。
同社グループは、再生可能エネルギー発電所を開発し、同社が保有し発電事業による売電収入を得るとともに、同社がメインスポンサー、東急不動産株式会社が共同スポンサーを務める上場インフラファンドである日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)や同社が投資家を募り組成する私募ファンドに売却し売却収入を獲得し、売却した再生可能エネルギー発電所に関し、上場インフラファンドや私募ファンドからAM業務およびO&M業務を受託する「循環型再投資モデル」を構築。
- フロー型収益:開発報酬、EPC報酬および発電所売却収入。
- ストック型収益:売電収入、AM報酬及びO&M報酬。
二つの収益構造で収益性と安定性を両立。
設立は2012年1月。
従業員数は2021年10月末で255名、平均年齢は47.5歳、平均勤続年数は2.6年、平均年間給与は731.6万円。
リニューアブル・ジャパンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リニューアブル・ジャパンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
リニューアブル・ジャパンの上場日
上場日 | 2021/12/22(水) | 証券コード | 9522 |
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市場 | 東証マザーズ | 業種 | 電気・ガス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | リニューアブル・ジャパン(9522) | ||
時価総額 | 511.4億円(公開価格で計算) 472.5億円(初値で計算) |
リニューアブル・ジャパンのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/12/7 (火) ~ 12/13 (月) |
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仮条件 | 1,720円~1,800円 (抽選資金:17.2万円 ~ 18万円) | ||
当選口数 | 52,566口 | ||
発行済株式数 | 28,412,000株 | オファリングレシオ | 18.5% |
公募株数 | 2,600,000株 | 売出株数 | 1,971,000株 |
吸収金額 | 94.6億円 | O.A分 | 685,600株 |
仮条件決定日 | 12/6 (月) | 公開価格決定日 | 12/14 (火) |
購入期間 | 12/15 (水) ~ 12/20 (月) | ||
備考 |
【12.14追記】公募は、国内1,957,000株、海外643,000株(海外販売の割合 24.7%)。売出は、国内1,483,400株、海外487,600株(海外販売の割合 24.7%)。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
リニューアブル・ジャパンの公開価格と初値
仮条件 | 1,720円~1,800円 | ||
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公開価格 | 1,800円 | 初値 | 1,663円 |
騰落率 | -7.61% | 倍率 | 0.92倍 |
初値売り損益 | -13,700円(1,663円 - 1,800円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,663.67円でした。
リニューアブル・ジャパンの初値予想と予想利益
リニューアブル・ジャパンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,720円 ~ 1,800円
※抽選資金:17.2万円 ~ 18万円
上限は4.7%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,750円 ~ 1,880円※12/6 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -5,000円~8,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,720円あたり ※抽選資金:17.2万円あたり |
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初値予想 | 1,660円 ~ 1,780円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -6,000円~6,000円 |
初値予想アンケート
リニューアブル・ジャパン(9522)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,800円)を基準価格に修正しています。
有効回答:171票 投票期限:2021/12/21 (火) 23:59までリニューアブル・ジャパンの主幹事と幹事証券
リニューアブル・ジャパンのIPOを取り扱っている証券会社です。
リニューアブル・ジャパンの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 SMBC日興証券 |
94.78% | 4,982,400株 | 4,982口※ |
SBI証券 | 1.74% | 91,400株 | 548口※ |
岡三証券 | 0.87% | 45,700株 | 45口※ |
みずほ証券 | 0.87% | 45,700株 | 45口※ |
野村證券 | 0.87% | 45,700株 | 45口※ |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 0.87% | 45,700株 | 45口※ |
委託幹事である岡三オンラインと楽天証券とauカブコム証券と松井証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し1,130,600株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、1,921倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
リニューアブル・ジャパンの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 | 2018年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 13,324,831 | 8,754,365 | 7,456,256 |
経常利益 | 202,455 | 518,667 | 1,407,236 |
当期利益 | 581,402 | 508,890 | 606,888 |
純資産 | 6,196,997 | 4,608,338 | 2,236,644 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 24.13 | 24.78 | 31.90 |
BPS※ | 240.08 | 199.39 | 117.58 |
前期比(売上高) | 52.2% | 17.4% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|
売上高 | 22,276,045 | 20,600,837 |
経常利益 | 731,546 | 315,721 |
当期利益 | 462,784 | 250,141 |
純資産 | 6,315,927 | 4,561,033 |
EPS※ | 19.20 | 12.18 |
BPS※ | 227.65 | 177.39 |
前期比(売上高) | 8.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
リニューアブル・ジャパンの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社H&Tコーポレーション |
10,640,000株
37.87%
|
- | 180日 |
東急不動産株式会社 |
4,100,000株
14.59%
|
- | 180日 |
Shanghai Alliance Financial Services Co.,Ltd. |
2,550,000株
9.08%
|
550,000株 | 180日 |
ENEOS株式会社 |
2,200,000株
7.83%
|
- | 180日 |
関西電力株式会社 |
2,200,000株
7.83%
|
- | |
ヤン パン |
1,146,000株
4.08%
(500,000)
|
350,000株 | 180日 |
眞邉 勝仁 |
1,110,000株
3.95%
(250,000)
|
250,000株 | 180日 |
JAICソーラー投資事業有限責任組合 VC |
500,000株
1.78%
|
250,000株 | 180日/ 1.5倍 |
JA三井リース株式会社 |
250,000株
0.89%
|
150,000株 | 180日 |
株式会社あおぞら銀行 |
250,000株
0.89%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
リニューアブル・ジャパンと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
リニューアブル・ジャパンのIPO分析
上場により調達する約40億円の資金は、2022年内に全て再生可能エネルギー関連に投じる予定。
国際資本市場協会(ICMA)が策定したグリーンボンド原則を参照して「グリーンIPO」の枠組みを策定。
投資状況や環境改善の効果について、年に一度リポートを開示する方針。
グリーンIPOという響き、いいですよね。インパクトあります。
再生可能エネルギーは政策テーマでもあり、注目度高いです。
テーマ的に機関投資家も買いやすそう。(勝手なイメージ)
2021年12月期は前期と比較して、売上高が30.9%減る見込みです。
が、こちらは 前期は私募ファンドを組成し、組成した私募ファンドに当社グループ保有の発電所を発電所設備として売却したことにより売上が大きく出ているようです。また、同じ発電所売却を行っても、売却手法に左右されて大きく変動するよう。
そこで、同社では売却手法に左右されて大きく変動する売上よりも売上総利益を重視。
よく分からないのでわたしは営業利益を見るんですが、営業利益は前期と比較して23.9%増加するという見込みです!
IPOの内容としては、マザーズ上場で吸収金額は90億円と荷もたれ感があります。
上に上がるにしても、下に下がるとしても値幅は小さくなりそうです。
上場ラッシュの中、どこまで注目されるか?
【12.14追記】海外販売比率は24.7%に決まりました。個人的に思ったよりは海外に回らなかったなぁという印象です。
当選しました!
12.14追記。SMBC日興証券で100株 当選しました!ブログ
2021年は8回目の当選。一家では13回目の当選です。
一家で100回目の記念当選となりました。
IPO当選実績
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 再生可能エネルギー関連は政策テーマ。
- オファリングレシオが18.5%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は24.7%。
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 市場からの吸収金額が94.6億円と大きい。(吸収金額による実績)
- 同日に6社が上場。上場ラッシュによる資金枯れも。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
12.6追記。仮条件が想定発行価格(1,720円)より4.7%の上振れ決定(1,720円 ~ 1,800円)したので、初値予想を1,750円 ~ 1,880円に修正しました。予想利益は-5,000円~8,000円です。
目論見書の想定仮条件は1,720円。初値予想は1,660円 ~ 1,780円としました。
予想利益は-6,000円~6,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは参加しようかと思っておりますが、損失リスクもありますので、ご注意を。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
SMBC日興証券は、当選後に辞退するとペナルティがありますのでブックビルディングの参加にはご注意を。
また、野村證券と岡三オンライン証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券も。
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。