LTV-X(655A):IPO上場情報と初値予想
LTV-Xは、EC・通販事業者向けのCRM・MA「LTV-Labシリーズ」を主力に、顧客データの分析やメール・LINE配信などを通じて顧客LTVの向上を支援するSaaS企業です。
売上高・利益ともに成長が続き、2026年3月期の営業利益率は32.9%。吸収金額も約4.5億円と小型で需給面は良好です。
一方、名証ネクスト上場で同業大手と比べると事業規模は小さく、初値は小型IPOの需給がどこまで評価されるかがポイントになりそうです。
LTV-XのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、LTV-Xの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
LTV-Xの上場日
| 上場日 | 2026/11/5(木) | 証券コード | 655A |
|---|---|---|---|
| 市場 | 名証ネクスト | 業種 | 情報・通信業 |
| Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
| Yahoo!ファイナンス | LTV-X(655A) | ||
| 時価総額 | 14.2億円(仮条件の上限で計算) |
||
LTV-Xのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2026/10/19 (月) ~ 10/23 (金) |
||
|---|---|---|---|
| 仮条件 | 550円~570円 (抽選資金:5.5万円 ~ 5.7万円) | ||
| 当選口数 | 8,050口 | ||
| 発行済株式数 | 2,484,000株 | オファリングレシオ | 32.4% |
| 公募株数 | 367,000株 | 売出株数 | 333,000株 |
| 吸収金額 | 4.4億円~4.5億円 | O.A分 | 105,000株 |
| 仮条件決定日 | 10/15 (木) | 公開価格決定日 | 10/26 (月) |
| 購入期間 | 10/27 (火) ~ 10/30 (金) | ||
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
LTV-Xの公開価格と初値
| 仮条件 | 550円~570円 | ||
|---|---|---|---|
| 公開価格 | 10/26 (月)に決定 | 初値 | (初値予想)720円 ~ 840円※10/15 修正 |
| 騰落率 | - | 倍率 | - |
| 初値売り損益 | (予想利益)15,000円~27,000円※10/15 修正 | ||
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格(仮条件の上限価格)を基に試算しています。
LTV-Xの初値予想と予想利益
LTV-Xの初値予想と予想利益です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。
仮条件と初値予想
| 仮条件 |
550円 ~ 570円
※抽選資金:5.5万円 ~ 5.7万円
上限は1.8%上ブレ↑ |
|---|---|
| 初値予想 |
720円 ~ 840円※10/15 修正
(1.3倍~1.5倍) |
| 予想利益 | 1.5万円~2.7万円 |
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 560円あたり ※抽選資金:5.6万円あたり |
|---|---|
| 初値予想 | 680円 ~ 790円 (1.2倍~1.4倍) |
| 予想利益 | 1.2万円~2.3万円 |
初値予想アンケート
LTV-X(655A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
仮条件の上限(570円)を基準価格に修正しています。
有効回答:114票 投票期限:2026/11/4 (水) 23:59までLTV-Xの主幹事と幹事証券
LTV-XのIPOを取り扱っている証券会社です。
LTV-Xの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
| 証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
|---|---|---|---|
| 主幹事 JTG証券 |
91.30% | 735,000株 | 735口 |
| SBI証券 | 4.35% | 35,000株 | 210口 |
| 楽天証券 | 2.61% | 21,000株 | 210口 |
| 丸三証券 | 1.74% | 14,000株 | 0口 |
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LTV-Xの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
| 決算期 | 2026年3月 | 2025年3月 | 2024年3月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 444,626 | 352,101 | 291,405 |
| 営業利益 | 146,606 | 80,963 | ― |
| 営業利益率 | 32.97% | 22.99% | ― |
| 経常利益 | 147,277 | 81,107 | 49,358 |
| 当期利益 | 97,544 | 54,644 | 36,181 |
| 純資産 | 391,169 | 293,625 | 238,980 |
| 配当金※ | ― | ― | ― |
| EPS※ | 46.08 | 25.81 | 17.09 |
| BPS※ | 184.78 | 138.70 | 112.89 |
| 前期比 (営業利益) |
81.1% | ― | ― |
| 前期比(売上高) | 26.3% | 20.8% | ― |
LTV-XのPERとPBR
仮条件の上限(570円)で算出したPERとPBRです。
| 決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 (実績) |
22.08倍 | 4.11倍 | 25.81 | 138.70 |
| 2026年3月 (実績) |
12.37倍 | 3.08倍 | 46.08 | 184.78 |
LTV-Xの配当金と配当利回り
仮条件の上限(570円)と配当金で算出した配当利回りです。
| 決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2026年3月 (実績) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ期間
LTV-Xの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。
| 株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
|---|---|---|---|
| 小村 富士夫 元取締役 |
994,000株
42.20%
|
- | 180日 |
| ドコモ・イノベーションファンド2号投資事業有限責任組合 CVC |
333,000株
14.14%
|
333,000株 | 全株売出 |
| 株式会社SRI |
170,000株
7.22%
|
- | 180日 |
| 古後 淳 |
160,000株
6.79%
|
- | 180日 |
| 野口 学夫 代表取締役社長 |
155,000株
6.58%
(135,000)
|
- | 180日 |
| 舟橋 裕道 |
100,000株
4.25%
|
- | 180日 |
| 髙田 知孝 取締役 |
95,000株
4.03%
(5,000)
|
- | 180日 |
| 江田 健二 |
80,000株
3.40%
|
- | 180日 |
| 柿尾 正之 取締役 |
65,000株
2.76%
(5,000)
|
- | 180日 |
| 井本 浩樹 |
40,000株
1.70%
|
- | 180日 |
- 180日のロックアップ期間は、2027年5月3日まで
直近の類似IPOの上場結果
LTV-Xと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
LTV-XのIPO分析
LTV-Xの事業モデルの特徴は、自社のリソースを企画・運用(カスタマーサクセス)に集中している点です。
システム開発では外部開発パートナー、営業では販売パートナーを活用することで、自社はサービスの企画や顧客支援に注力しています。
カスタマーサクセスでは、各分野の運用・分析に詳しい担当者が顧客ごとに運用提案を行い、ツールを導入するだけでなく、顧客がPDCAを回し続けて成果を出せるよう伴走支援しています。
こうした体制により、顧客の声を素早くプロダクト開発へ反映し、継続率の向上とチャーンレートの低減につなげています。
もうひとつの特徴が、SaaSとスクラッチ開発のメリットを組み合わせたサービス設計です。
一般的なSaaSの導入しやすさ・低コストと、スクラッチ開発のカスタマイズ性を組み合わせ、「低価格×高拡張性」を強みとしています。


汎用部分はSaaSとして提供し、個別ニーズには追加開発で対応することで、顧客企業ごとの要望にも対応しています。
LTV-Xは、売上高・利益ともに成長が続いています。2026年3月期の売上高は4.44億円(前期比26.3%増)、営業利益は1.46億円(同81.1%増)となり、営業利益率は32.9%まで上昇しました。(2027年3月期1Qの営業利益率は39.9%)
収益の大半は継続課金によるストック収益です。2026年3月期の売上高4.44億円のうち、月額利用料は4.28億円と売上高の96.4%を占めています。同社はMRR(月次経常収益)と金額解約率を重要な経営指標としています。
一方、主力の「LTV-Labシリーズ」が売上高の70%超を占めており、主力サービスへの依存度が高い点は、同社も事業上のリスクとして挙げています。
今後は「ふるさとLab」や「LTV-Zaiko」など複数のプロダクトを展開し、特定のサービスに依存しない収益構造の構築を進めています。
CRM・MAによる顧客データ活用やマーケティング支援を行っている同業他社との比較です。
| 企業名 | LTV-X (655A) |
プラスアルファ・ コンサルティング (4071) |
|---|---|---|
| 上場市場 | 名証ネクスト | 東証プライム |
| 時価総額 | 14億円 仮条件 |
903億円 |
| 事業内容 | EC・通販向けCRM・MA「LTV-Labシリーズ」が主力。顧客データの統合・分析からメール・LINE配信、カスタマーサクセスまで支援 | CRM・MA「CustomerRings」で顧客データの統合・分析からメール・LINEなどの施策を支援。ほかにタレントマネジメント「Talent Palette」なども展開 |
| 主要顧客 | 中小~中堅の通販・EC事業者 アパレル、健康食品、化粧品、雑貨など |
EC・BtoC企業を中心に、アパレル、健康食品、コスメ、会員サービスなど |
| 売上高 (直近) |
4.4億円 2026年3月期 |
170.8億円 2025年9月期 |
| 営業利益 (直近) |
1.4億円 2026年3月期 |
63.7億円 2025年9月期 |
| 営業利益率 (直近) |
32.9% | 37.3% |
| 配当利回り 予想 |
0% | 2.35% |
| PER | 12.3倍 仮条件 |
17.4倍 |
| PBR | 3.0倍 仮条件 |
5.2倍 |
LTV-Xは、複数領域へ事業を広げるプラスアルファ・コンサルティングに対し、EC・通販向けCRMに特化した事業構成です。
事業規模には大きな差がある一方、LTV-Xも営業利益率32.9%と高い収益性を確保しています。
業績成長に加え、吸収金額も約4.5億円と小さく、需給面は良好です。
一方、同業比較では事業規模や収益源の分散でプラスアルファ・コンサルティングの方に魅力を感じます。
名証ネクスト上場でもあり、初値は小型IPOの需給がどこまで評価されるかがカギになりそうです。
参考までに
以下の点を考慮し、中立の「B」評価に設定しました。
- カスタマーサクセス(企画・運用)に注力し、顧客の継続率向上とチャーンレート低減につなげる事業モデル
- SaaSの低コストとスクラッチ開発のカスタマイズ性を組み合わせた「低価格×高拡張性」が強み
- 売上高・利益ともに成長が続き、2026年3月期の営業利益率は32.9%と高い収益性を確保
- 売上高の96.4%を月額利用料が占めるストック型の収益構造
- 購入金額が低く、抽選参加しやすいIPO(抽選資金による実績)
- 無借金経営で、2026年3月期の自己資本比率は84.9%と財務基盤は安定
- 主力の「LTV-Labシリーズ」が売上高の70%超を占め、特定サービスへの依存度が高い
- 同業のプラスアルファ・コンサルティングと比べ、事業規模や収益源の分散で見劣りする
- 配当実績なし(当面は内部留保の充実を優先)
- オファリングレシオは32.4%と高め(IPOデータ)
- 新株予約権による潜在株式238,300株があり、発行済株式数の11.3%に相当する希薄化リスク
- 流動性が少ない地方市場上場
- 低コスト運営を支える一方、開発全体の84.4%をジャストウェアに依存
- 顧客企業の個人情報を扱うため、情報流出が発生した場合の信用失墜や業績への影響が大きい
- 生成AIの普及は顧客データの分析・活用には追い風となる一方、技術革新への対応が遅れた場合は競争力低下のリスク
- 仮条件の上限価格ベースで、前期実績によるPERは12.3倍、PBRは3.0倍(PERとPBR)
10.15追記。仮条件が550円 ~ 570円に決定(想定価格560円に対して最大1.8%の上振れに)
初値予想を720円 ~ 840円に修正し、予想利益を1.5万円~2.7万円としました。
目論見書の想定価格は560円。初値予想は680円 ~ 790円としました。
予想利益は1.2万円~2.3万円です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
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落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券や楽天証券がおすすめです。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。
ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。
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企業紹介
LTV-Xは、CRM・MAを中心とするSaaS型クラウドサービスを開発・運営する企業です。
主力の「LTV-Labシリーズ」は、EC・通販事業者などの顧客データを統合・分析し、メールやLINE配信などを通じて顧客LTVの向上を支援します。
自治体向けには、ふるさと納税寄付者の情報を収集・分析し、リピーター獲得や情報発信を支援する「ふるさとLab」を展開しています。
このほか、小売業向けの需要予測・在庫分析ツール「LTV-Zaiko」など、複数のSaaS型クラウドサービスを展開しています。
サービス開発では外部の開発パートナー、営業では販売パートナーを活用し、同社はサービスの企画・運営やカスタマーサクセスに注力する事業体制を構築しています。
設立は2010年9月。
従業員数は11名、平均年齢は36.8歳、平均勤続年数は3.6年、平均年間給与は472.4万円(2026年8月末)




