リバーホールディングス(5690):IPO上場情報
リバーホールディングスは、グループにて資源リサイクル事業を行っている企業です。グループは同社と連結子会社8社と関連会社2社で構成。
- 金属リサイクル事業
鉄スクラップおよび非鉄金属スクラップを扱うグループの主力事業。
生産工場、建物解体業者、自動車解体業者、地方自治体及び 同業他社から仕入れた金属スクラップを品物に応じてせん断、圧縮、破砕、選別し、金属原料として再資源化。
鉄スクラップは製鋼原料として国内電炉メーカーのみならず、商社を通してアジアを中心とした各地に輸出されリサイクル原料として幅広く利用。 - 自動車リサイクル事業
自動車リサイクル法で定められた「引取業」「フロン類回収業」「解体業」及び「破砕業」のすべての登録・許可を取得し、使用済自動車の処理を引取からパーツの販売や破砕までワンストップで行っています。 - 産業廃棄物処理事業
産業廃棄物の収集運搬と中間処分のいずれか、又は両方の事業を行っています。
首都圏15ヶ所、関西1ヶ所、東海1ヶ所で産業廃棄物の中間処分の許可を持つ事業所を運営。
使用済の電子機器・OA機器等の多様な使用済製品の処理ニーズに対応。 - 家電リサイクル事業
設立は2007年7月。
従業員数は2020年1月末で41名、平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は5.1年、平均年間給与は727.5万円。
リバーHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リバーHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
リバーホールディングスの上場日
上場日 | 2020/3/24(火) | 証券コード | 5690 |
---|---|---|---|
市場 | 東証二部 | 業種 | 鉄鋼 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | リバーホールディングス(5690) | ||
時価総額 | 164.4億円(公開価格で計算) 123.3億円(初値で計算) |
リバーホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/3/5 (木) ~ 3/11 (水) |
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仮条件 | 920円~960円 (抽選資金:9.2万円 ~ 9.6万円) | ||
当選口数 | 55,462口 | ||
発行済株式数 | 17,126,500株 | オファリングレシオ | 32.3% |
公募株数 | 4,247,200株 | 売出株数 | 575,600株 |
吸収金額 | 53.2億円 | O.A分 | 723,400株 |
仮条件決定日 | 3/3 (火) | 公開価格決定日 | 3/12 (木) |
購入期間 | 3/13 (金) ~ 3/18 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
リバーホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 920円~960円 | ||
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公開価格 | 960円 | 初値 | 720円 |
騰落率 | -25.00% | 倍率 | 0.75倍 |
初値売り損益 | -24,000円(720円 - 960円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、888.00円でした。
リバーホールディングスの初値予想と予想利益
リバーホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
920円 ~ 960円
※抽選資金:9.2万円 ~ 9.6万円
上限は4.3%上ブレ↑ |
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初値予想 |
930円 ~ 990円※3/3 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -3,000円~3,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 920円あたり ※抽選資金:9.2万円あたり |
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初値予想 | 880円 ~ 940円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -4,000円~2,000円 |
初値予想アンケート
リバーホールディングス(5690)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(960円)を基準価格に修正しています。
有効回答:167票 投票期限:2020/3/23 (月) 23:59までリバーホールディングスの主幹事と幹事証券
リバーホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
リバーホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
88.70% | 4,919,600株 | 4,919口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 3.04% | 168,700株 | 168口 |
SMBC日興証券 | 2.17% | 120,500株 | 120口 |
みずほ証券 | 2.17% | 120,500株 | 120口 |
楽天証券 | 1.30% | 72,300株 | 723口 |
大和証券 | 1.30% | 72,300株 | 180口 |
いちよし証券 | 1.30% | 72,300株 | 7口 |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、10倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
リバーホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年6月 | 2018年6月 | 2017年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,790,365 | 1,053,339 | 886,505 |
経常利益 | 527,879 | -92,692 | -69,977 |
当期利益 | 464,581 | 587,564 | -21,340 |
純資産 | 8,271,606 | 7,891,850 | 4,091,539 |
配当金※ | 4.00 | 200.00 | 100.00 |
EPS※ | 27.12 | 39.69 | -123.69 |
BPS※ | 482.97 | 460.79 | 23,714.94 |
前期比(売上高) | 70% | 18.8% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年6月 | 2018年6月 |
---|---|---|
売上高 | 36,681,516 | 39,285,708 |
経常利益 | 1,645,105 | 1,516,851 |
当期利益 | 1,268,597 | 2,264,533 |
純資産 | 15,474,141 | 14,450,825 |
EPS※ | 74.07 | 152.99 |
BPS※ | 903.52 | 833.70 |
前期比(売上高) | -6.6% | ― |
上位株主とロックアップ情報
リバーホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
ベステラ(株) | 19.41% | 90日 |
リバーグループ従業員持株会 | 13.25% | 180日 |
鈴木 徹 | 8.15% | 90日 |
鈴木 孝雄 | 7.76% | 90日 |
(株)エンビプロHD | 4.19% | 90日 |
東京鐵鋼(株) | 3.99% | 90日 |
中田 光一 | 3.20% | 90日 |
鈴木 雄二 | 2.87% | 90日 |
佐々木 規夫 | 2.63% | 90日 |
鎌田 英彦 | 2.26% | 90日 |
直近の類似IPOの上場結果
リバーホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証二部」かつ「業種:鉄鋼」の直近のIPO結果です。
- 2013/09/25 エンビプロ・ホールディングス
… 初値売り損益:34,000円
騰落率:48.57%、倍率:1.49倍
リバーホールディングスのIPO分析
3.16追記。米国において新型コロナウィルスの危機感が高まっている一方、日本は具体的な案が政府より発表されず、市場への不安が日々高まっています。
リバーHDは購入期間申込中ですが、購入の判断は慎重にお願いします。一部、ペナルティがある証券会社があります。
2017年7月に中国は廃品輸入規制政策を取り、わが国をはじめ各国からの廃プラスチック、古紙、雑品スクラップ(金属くず等)の輸入を禁止したことは、同社にとって影響が高いです。
また、その技術開発は進められているものの、発生量に見合う実用化にはいたっていないようです。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- IPOで人気のない業種。
- IPOで人気の低い東証二部市場。
- 中国の廃品輸入規制政策は同社にとってマイナス。
- 一方、リサイクル需要は高い。
- 業績が微妙。
- 市場からの吸収金額が51億円と大きい。
- 3月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- 同日に2社が上場。
3.3追記。仮条件が想定発行価格(920円)より上振れ決定(920円 ~ 960円)したので、初値予想を930円 ~ 990円に修正。予想利益は-3,000円~3,000円です。
目論見書の想定仮条件は920円。初値予想は880円 ~ 940円としました。
予想利益は-4,000円~2,000円で、公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは、様子をみてIPOの参加可否を決めます。← 参加しませんでした。
上場後の補足
本日の日経平均株価は、ほぼ全面高の強い展開ではじまりました。
が、同社の初値は気配値下限の720円(騰落率-25%)と弱い展開に。
株式市場には割安の株がゴロゴロしており、投資資金が分散されています。
魅力ある事業内容でないとIPOといえ、資金がはいってこないようです。
3月IPOはコロナショックでボロボロに。