マリオン(3494):IPO上場情報


マリオン賃貸不動産の賃料収入を証券化する投資家向け不動産証券化サービスを提供している企業です。(平成16年の不動産特定共同事業法の許可取得以降)

平成27年以降は、これをインターネット経由で資金を募るクラウドファンディング型商品として販売しています。

  • 不動産賃貸サービス売上高の32.2%
    快適な居住空間は全ての生活者に必要とされる基本ニーズであるとの認識に立ち、同社は居住者向け物件を中心に、特に大都市圏において賃貸不動産を保有し、賃貸サービスを提供しています。
    不動産賃貸サービスには、大別して、同社所有物件を同社自らが賃貸人として賃借人に提供する長期保有物件賃貸サービス、第三者所有の不動産を同社が賃借人として一括して借り上げこれを最終賃借人に転貸するサブリースサービス、及び第三者所有の賃貸不動産に管理サービスを提供する受託物件サービスの3種類があります。
  • 不動産証券化サービス売上高の14.7%
    平成16年に不特法に基づく許可を取得し、マリオンボンドの名称のもと、不動産賃貸料を原資とする証券化商品を組成し投資家に提供しています。
    また、平成27年以降、サラリーマンボンドの名称のもと、インターネットでの申込が可能なクラウドファンディング型不動産証券化商品を提供しています。
    同社が組成する不動産証券化商品は、同社保有又は新規仕入れ賃貸不動産を原資産に、投資家との間で匿名組合契約を締結することにより不動産賃貸業務を同社と投資家の共同事業とし、営業者としての同社が不動産の所有にかかるリスク及び賃貸業務運営の責任を負担した上で、投資家と賃料のシェアを行うことにより賃料収入を投資リターンとして分配するものです。
  • 不動産売買売上高の53.1%
    不動産賃貸サービス対象不動産、不動産証券化サービス対象不動産の別を問わず、同社所有不動産の出口戦略の一環として、物件の売却を行っています。

売上高の集計期間は平成29年10月1日~平成30年6月30日。

設立は昭和61年11月です。
従業員数は平成30年7月末で19名、平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は8年、平均年間給与は506.6万円です。


マリオンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、マリオンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

マリオンの上場日

S
  • 業績:好調
  • オファリングレシオ:低い
  • 公募多い
  • 調達金額:小さい
  • ベンチャーキャピタル:上位株主なし

上場日 2018/9/13(木) 証券コード 3494
市場 JASDAQ スタンダード 業種 不動産業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス マリオン(3494)
時価総額
37.3億円(公開価格で計算)
59.5億円(初値で計算)

マリオンのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2018/8/27 (月) ~ 8/31 (金)

仮条件 2,200円~2,380円 (抽選資金:22万円 ~ 23.8万円)
当選口数 2,796口
発行済株式数 1,565,800株 オファリングレシオ 17.8%
公募株数 243,200株 売出株数 0株
吸収金額 6.6億円 O.A分 36,400株
仮条件決定日 8/23 (木) 公開価格決定日 9/3 (月)
購入期間 9/5 (水) ~ 9/10 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

マリオンの公開価格と初値

仮条件 2,200円~2,380円
公開価格 2,380円 初値 3,800円
騰落率 59.66%  倍率  1.60倍
初値売り損益 142,000円(3,800円 - 2,380円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

マリオンの初値予想と予想利益

マリオンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 2,200円 ~ 2,380円 ※抽選資金:22万円 ~ 23.8万円
上限は4.8%上ブレ↑
初値予想 4,700円 ~ 5,500円
(2.0倍~2.3倍)
予想利益 23.2万円~31.2万円

想定価格と初値予想

想定価格 2,070円 ~ 2,270円 ※抽選資金:20.7万円 ~ 22.7万円
初値予想 4,700円 ~ 5,500円 (2.1倍~2.4倍)
予想利益 24.3万円~32.3万円

マリオンの主幹事と幹事証券

マリオンのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

備考

主幹事はSBI証券になります。
IPOの割当数(当選口数)も主幹事が一番多いです。

抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与されます。

他にも、1人1票の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」がおすすめです。

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マリオンの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2017年9月 2016年9月 2015年9月
売上高 2,511,209 2,399,753 2,030,127
経常利益 275,456 299,985 165,245
当期利益 152,956 -18,740 77,881
純資産 2,568,342 1,980,001 2,297,076
配当金
EPS 139.75 -18.85 16,824.59
BPS 1,815.41 1,809.87 496,236.11
前期比(売上高) 4.6% 18.2%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2016年9月
売上高 2,596,920
経常利益 293,645
当期利益 177,072
純資産
EPS 178.12
BPS
前期比(売上高)
※EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

マリオンと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:不動産業」の直近のIPO結果です。

マリオンのIPO分析

市場からの調達金額が小さく IPOの内容も悪くないので、評価も高くなりそうです。

参考までに

2018.8.28 追記。仮条件の決定に伴い、想定の初値予想は「4,700円 ~ 5,500円」に修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると31.2万円の利益になりそうです。

2018.8.14 追記。評価は 最も高い「S」となりました。

想定の仮条件は「2,070円 ~ 2,270円」。想定の初値予想は「4,300円 ~ 5,000円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると27.3万円の利益になりそうです。

公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。

ワンポイント

主幹事証券はIT系の主幹事を務める事が多い「SBI証券」です。

主幹事証券は割当数が多いので、当選口数も多くなります。
また、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与されます。

管理人は過去に10度 IPOに当選をしております。(IPO実績)

上場後の補足

自然災害による投資家心理の悪化に加えて、不動産業は預金残高改ざんを行った「TATERU」の影響で軒並み株価を下げており、投資家心理は悪い状況でした。

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