Green Earth Institute(9212):IPO上場情報
Green Earth Instituteは、コリネ型細菌という微生物を活用した高効率な発酵技術(バイオプロセス)をコア技術とする技術開発型ベンチャーです。
現在石油を原料として生産されている化学品を、農業残渣や食品残渣等のバイオマス由来のものに転換、または従来バイオマスより生産されている製品につき、より効率的な生産方法に代替していくことによる、持続可能な社会の実現を経営理念として掲げており、同社の技術により、石油を使わず、バイオマスから化学品を作る「バイオエコノミー」と資源の循環により持続的な社会を作る「サーキュラーエコノミー」の両方を同時に実現することを目指しています。
設立は2011年9月。
同社の従業員数は2021年10月末で30名、平均年齢は46.1歳、平均勤続年数は3.8年、平均年間給与は544.2万円。
Green Earth InstituteのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、Green Earth Instituteの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
Green Earth Instituteの上場日
上場日 | 2021/12/24(金) | 証券コード | 9212 |
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市場 | 東証マザーズ | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | Green Earth Institute(9212) | ||
時価総額 | 116.7億円(公開価格で計算) 116.7億円(初値で計算) |
Green Earth Instituteのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/12/8 (水) ~ 12/14 (火) |
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仮条件 | 1,060円~1,160円 (抽選資金:10.6万円 ~ 11.6万円) | ||
当選口数 | 44,162口 | ||
発行済株式数 | 10,063,000株 | オファリングレシオ | 43.8% |
公募株数 | 940,000株 | 売出株数 | 2,900,200株 |
吸収金額 | 51.2億円 | O.A分 | 576,000株 |
仮条件決定日 | 12/6 (月) | 公開価格決定日 | 12/15 (水) |
購入期間 | 12/16 (木) ~ 12/21 (火) | ||
備考 |
【12.15追記】売出は、国内2,247,300株、海外652,900株(海外販売の割合 22.5%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
Green Earth Instituteの公開価格と初値
仮条件 | 1,060円~1,160円 | ||
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公開価格 | 1,160円 | 初値 | 1,160円 |
騰落率 | 0.00% | 倍率 | 1.00倍 |
初値売り損益 | 0円(1,160円 - 1,160円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
Green Earth Instituteの初値予想と予想利益
Green Earth Instituteの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,060円 ~ 1,160円
※抽選資金:10.6万円 ~ 11.6万円
上限は9.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,110円 ~ 1,180円※12/6 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -5,000円~2,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,060円あたり ※抽選資金:10.6万円あたり |
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初値予想 | 1,010円 ~ 1,080円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -5,000円~2,000円 |
初値予想アンケート
Green Earth Institute(9212)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,160円)を基準価格に修正しています。
有効回答:130票 投票期限:2021/12/23 (木) 23:59までGreen Earth Instituteの主幹事と幹事証券
Green Earth InstituteのIPOを取り扱っている証券会社です。
Green Earth Instituteの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 みずほ証券 |
91.30% | 4,032,200株 | 4,032口※ |
SBI証券 | 2.17% | 96,000株 | 576口※ |
SMBC日興証券 | 2.17% | 96,000株 | 96口※ |
大和証券 | 2.17% | 96,000株 | 96口※ |
ちばぎん証券 | 2.17% | 96,000株 | 0口※ |
大和コネクト証券のネット抽選分は、9口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事であるマネックス証券と松井証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し652,900株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
Green Earth Instituteの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年9月 | 2019年9月 | 2018年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 334,338 | 202,040 | 188,842 |
経常利益 | -113,960 | -275,578 | -90,109 |
当期利益 | -116,424 | -289,303 | -175,690 |
純資産 | 324,847 | 441,092 | 406,395 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -14.03 | -35.82 | -73,179.86 |
BPS※ | 39.13 | 53.16 | -2,071,449.13 |
前期比(売上高) | 65.5% | 7% | ― |
上位株主とロックアップ情報
Green Earth Instituteの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
UTEC2号投資事業有限責任組合 VC |
1,857,000株
17.88%
|
1,392,700株 | 90日 |
公益財団法人地球環境産業技術研究機構 |
1,800,000株
17.33%
|
- | 180日 |
伊原 智人 代表取締役 |
600,000株
5.78%
(300,000)
|
- | 180日 |
PNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合 VC |
486,000株
4.68%
|
243,000株 | 90日 |
ニッセイ・キャピタル5号投資事業 有限責任組合 VC |
459,000株
4.42%
|
229,500株 | 90日 |
DIC株式会社 |
417,000株
4.01%
|
- | 180日 |
UMI1号投資事業有限責任組合 VC |
402,000株
3.87%
|
201,000株 | 90日 |
エア・ウォーター株式会社 |
300,000株
2.89%
|
- | |
株式会社新生銀行 |
279,000株
2.69%
|
139,500株 | 90日 |
川嶋 浩司 |
270,000株
2.60%
(90,000)
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
Green Earth Instituteと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/12/22 サクシード
… 初値売り損益:11,100円
騰落率:7.12%、倍率:1.07倍 - 2021/12/21 ラバブルマーケティングGP
… 初値売り損益:358,500円
騰落率:284.52%、倍率:3.85倍 - 2021/11/25 スローガン
… 初値売り損益:60,000円
騰落率:50%、倍率:1.50倍 - 2021/11/24 ラストワンマイル
… 初値売り損益:81,000円
騰落率:47.37%、倍率:1.47倍 - 2021/11/19 AB&Company
… 初値売り損益:-9,000円
騰落率:-6.04%、倍率:0.94倍
Green Earth InstituteのIPO分析
バイオベンチャー企業。
SDGs(持続可能な開発目標)のテーマ性もあり、上場タイミングは最高だと思います。
が、経常損失が続いており、出資しているVCの放出株も50%~75%と多く、IPO的に人気がでるかは難しそうです。
ごくカンタンにまとめれば、SDGsのテーマ性で買われるか?業績で敬遠されるか?のIPO。
通常期なら二択ですむんですが、7社同日上場というマイナスが付与されています。
【12.15追記】海外販売比率は22.5%に決まりました。個人的に思ったよりは海外に回らなかったなぁという印象です。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクが高い「D」に設定しました。
- 市場の人気テーマでもあるSDGs(持続可能な開発目標)関連株。
- 業績は赤字。
- オファリングレシオが43.8%と高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が51.2億円と大きい。(吸収金額による実績)
- ベンチャーキャピタルのEXIT感あり。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- 同日に7社が上場。上場ラッシュによる資金枯れも。
- 2022年9月期の業績予想(前期比)は、売上高842百万円(+67.7%)、営業利益3百万円
- 微細藻ミドリムシを活用した食品のユーグレナ(2931)の業績も参考になるかも。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多い。ロックアップ解除後は売り圧力。
12.6追記。仮条件が想定発行価格(1,060円)より9.4%の上振れ決定(1,060円 ~ 1,160円)しましたが、予想利益は変更せず-5,000円~2,000円です。
12月はIPOラッシュが始まり、評価が低いIPOは公募割れのリスクが高くなりますので、ブックビルディング参加は慎重にどうぞ。
幹事証券であるSBI証券は、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されます。
公募割れのリスクもありますので、ポイント狙いでブックビルディングに参加するのも有効な手です。
カブスルもIPOチャレンジポイント狙いで100株だけ応募します。