グレーマーケットとは?

「グレーマーケット」

・・・言葉から怪しい雰囲気が漂いますが、決して怪しいものではありません(笑)

グレーマーケットとは発行前取引のことで、有価証券の発行前あるいは上場前に売買を行う市場のことです。

取引所を通さず、機関投資家やヘッジファンドの間で仮目論見書の価格に基づいて取引が行われます。

私たち個人投資家は取引できません。

グレーマーケットとIPOの関係

グレーマーケット(発行前取引)では、企業が株式市場に上場する前の未公開株が非公式に取引されます。

この取引により、投資家は未公開株の需要がどれくらいあるのか、つまり どれだけの投資家がその企業の株を買いたいと考えているのか?を把握することができます。また、投資家は将来の株価動向についても予測することができるかもしれません。

例えば、発行前取引で未公開株の価格が高騰している場合、多くの投資家がその企業の株式に興味を持っており、IPO後の株価が上昇する可能性があることを示唆しています。しかし、この予測は必ずしも正確ではなく、実際の株価は市場状況や企業の業績によって変動します。

グレーマーケットの価格と初値の実績

公開規模が大きく知名度も高く、海外展開も行っているようなIPOにおいて、グレーマーケットの状況が誌面などで伝えられます。

  • ソフトバンクが グレーマーケットで公開価格と同値の1,500円で取引されている
  • メルカリが グレーマーケットで公開価格3,000円を上回る3,800円の買い注文に
  • LINEが 上場前のグレーマーケットで人気。IPO価格を15%上回る

先ほど説明した通り、IPOの初値は市況にも左右されますので、グレーマーケットの情報はあくまでも参考程度にしておきましょう。

企業 公開価格 初値 グレー
マーケット
ソフトバンク(9434) 1,500円 1,463円
(-2.47%)
1,500円
(0%)
メルカリ(4385) 3,000円 5,000円
(66.7%)
3,800円
(21%)
LINE(3938) 3,300円 4,900円
(48.5%)
3,795円
(15%)

ご覧の通り、初値の結果をみると大して当たっていません。
IPOの初値は上場日の株式市況にも影響されます。


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