ヘリオス(4593):IPO上場情報


ヘリオス」は、山中伸弥教授により2006年に発表された「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」技術を応用し、人体組織と近似の機能を持つ細胞医薬品の製造(iPSC再生医薬品)している企業です。


ヘリオスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ヘリオスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ヘリオスの上場日

C
  • 業績:不安
  • 当選口数:多い
  • 公募多い
  • 調達金額:大きい
  • 割安感:割高

上場日 2015/6/16(火) 証券コード 4593
市場 東証マザーズ 業種 医薬品
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ヘリオス(4593)

ヘリオスのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2015/5/28 (木) ~ 6/3 (水)

仮条件 1,100円~1,200円 (抽選資金:11万円 ~ 12万円)
当選口数 69,690口
公募株数 6,060,000株 売出株数 0株
吸収金額 83.6億円 O.A分 909,000株
仮条件決定日 5/26 (火) 公開価格決定日 6/4 (木)
購入期間 6/8 (月) ~ 6/11 (木)
備考 90日間のロックアップ(解除条件:公募比1.5倍)、一部 上位株主にロックアップなし。

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ヘリオスの公開価格と初値

仮条件 1,100円~1,200円
公開価格 1,200円 初値 1,470円
騰落率 22.50%  倍率  1.23倍
初値売り損益 27,000円(1,470円 - 1,200円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

ヘリオスの初値予想と予想利益

ヘリオスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,100円 ~ 1,200円 ※抽選資金:11万円 ~ 12万円
上限は22.6%下ブレ↓
初値予想 1,200円 ~ 1,300円※6/2 修正
(1.0倍~1.1倍)
予想利益 0円~1万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,350円 ~ 1,550円 ※抽選資金:13.5万円 ~ 15.5万円
初値予想 1,550円 ~ 1,650円 (1.0倍~1.1倍)
予想利益 0円~1万円

ヘリオスの主幹事と幹事証券

ヘリオスのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

備考

資金が限られている方は「公平抽選」の 「SMBC日興証券」にてIPO当選を狙いたいところです。

また、「SBI証券」は資金がある方が有利ですが、抽選に外れても「IPOチャレンジポイント」が付与されます。
公募割れのリスクもありまので、IPOチャレンジポイントだけ狙うのも有効な手です。

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ヘリオスの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2014年12月 2013年12月 2012年12月
売上高 279,997 500,000
経常利益 -470,564 179,900 -39,583
当期利益 -477,258 85,141 -39,654
純資産 2,664,668 3,062,201 -38,424
配当金
EPS -14.33 2.67 -132.18
BPS 78.23 92.28 -128.08
前期比(売上高) -44%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2014年12月
売上高 279,997
経常利益 -476,503
当期利益 -480,712
純資産 2,661,213
EPS -14.44
BPS 78.12
前期比(売上高)
※EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

ヘリオスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:医薬品」の直近のIPO結果です。

ヘリオスのIPO分析

約1カ月半ぶりのIPO上場という事と、再生医療という将来性のあるテーマが魅力のIPO株です。

ただし、バイオ系の仕方のない特徴なのですが 赤字体質だという点と、市場からの調達金額が180億円と非常に大きい点が懸念されるかと思います。

一昔前までは、売上関係なくバイオ系はIPO株で人気がありましたが、2014年あたりから売上が赤字体質であるバイオ系は人気がありません。

  • iPS細胞・再生医療というテーマ性が注目されるのか?
  • 赤字体質・市場からの調達金額の大きさが注目されるのか?

どちらのウェイトが大きいかにより、評価も変わってきそうです。

仮条件は1,350円~1,550円予想から下ブレの1,100円~1,200円となりました。
また、公募株数が10,100,000株から6,060,000株へと変更になりました。(4割削減)

こちらの変更により、公募割れを防げるのか、主幹事 野村證券の腕の見せ所です。

上場後の補足

公開価格1,200円に対して、初値は1,470円
騰落率は 22.50%(約1.23倍)でした。

再生医療という将来性のあるテーマが魅力である同社でしたが、バイオ系企業特徴の赤字体質という事と、市場からの調達金額が当初は180億円と非常に大きい点が懸念され、公募割れのリスクもありました。

また、仮条件も当初は1,350円~1,550円くらいであろうと想定されていましたが、大幅に下ブレした1,100円~1,200円の仮条件となりました。

さらに、当初の予定である公募株数が10,100,000株から6,060,000株へと4割削減され、市場からの調達金額も83.6億円へ軽減されました。

これらの公募割れを避けようとした動きがプラスに働き、IPO株として順調に上場初日を終えました。

主幹事「野村證券」の手腕が試されたIPO株でしたが、見事にその職責を果たしました!!

最近、市場でバイオ株に人気が集まっていたのもヘリオスにとっては追い風となりました。

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