リートIPOとは?普通のIPOと違うの?
リートIPOで損をしました。
リートIPOと、庶民のIPOで紹介しているIPOは違うの?
庶民のIPOは損するからリートIPOを紹介していないの?
リートIPOは紹介していません。
庶民のIPOは、大きな利益が期待できる株式のIPOを紹介してます。
リートIPOは、不動産投資信託のIPOです。
2019年3月までの実績では、公募割れが続いていました。
目次
リートIPOとは?
リートとは「REIT」のこと。
そのREITとは、不動産投資信託のことです。
REIT(不動産投資信託)とは、不動産に投資する投資信託のことです。
REITは、Real Estate Investment Trustの略で、証券取引所に上場しているものは上場株式と同様に売買することができます。
REIT IPOと書くと見づらい為、リートIPOと書いています。
不動産中心の金融商品となっており、株価は不動産市場の相場の影響を受けやすいです。
REITについて詳しく知りたい方は、姉妹サイトのカブスルにて詳しく紹介しています。
リートIPOの見分け方は2つ
リートIPOは、リートIPOと書かれておらず、株式のIPOと同様にメールなどで取扱いが通知されます。
初心者だと違いが分からないと思いますが、株式のIPOとリートIPOの見分け方が2つあります。
見分け方
- 投資法人と、名称がついている。
- 1口単位で、ブックビルディング(抽選)に申し込む。
1. 投資法人と名称がついている
下記の画像は、SMBC日興証券の取扱いIPO一覧です。

- 株式のIPO:
トゥエンティーフォーセブン(7074) - リートIPO:
SOSiLA物流リート投資法人(2979)
ご覧の通り、銘柄名に「投資法人」と名称がついています。
SMBC日興証券では、「REIT」のアイコンもついています。
2. 1口単位で、ブックビルディングに申し込む
リートIPOで気をつけたいのが、申込単位です。
上記の図の通り、申込単位は1口となっています。
株式のIPOの申込単位は100株。
間違って、100口で申込まないようにご注意ください!
主にこの2つの違いで、リートIPOを見分けられます。
庶民のIPOで、リートIPOは紹介しないの?
株式のIPOと比べて魅力がないので、リートIPOは紹介しておりません。
- 株式のIPO
大きな利益が見込めるのでオススメ。カブスルも実践。 - リートのIPO
不動産相場による影響が大きい
庶民のIPOの評価に置き換えれば「C」か「D」。
どちらもIPOですが、庶民のIPOはリスクを限りなく低くして利益を得ることを目的としています。
よって、株式のIPOだけを紹介しています。
損失リスクがあるリートIPOを、わざわざ紹介する必要はありません。
参考までに
2015年の不動産市況が良かった時は、リートIPOにも参加し9万円の利益を得ました。
ただし、最近のリートIPOの結果は損失が多いです。
直近のリートIPOの実績
直近のリートIPOの実績を調べてみました。※2021.6.22時点
2019年12月以降はリートIPOも上昇しはじめています。
- 2021/6/22
東海道リート投資法人(2989)
初値売り損益:1,500円(1.5%) - 2019/12/10
SOSiLA物流リート投資法人(2979)
初値売り損益:9,500円(9.2%) - 2019/3/12
サンケイリアルエステート投資法人(2972)
初値売り損益:-3,000円(-3.0%) - 2019/2/13
エスコンジャパンリート投資法人(2971)
初値売り損益:-3,800円(-3.8%) - 2018/9/7
伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)
初値売り損益:-3,700円(-3.6%) - 2018/7/27
タカラレーベン不動産投資法人(3492)
初値売り損益:-4,000円(-4.2%) - 2018/2/15
ザイマックス・リート投資法人(3488)
初値売り損益:-1,000円(-1.0%)
実績をみれば一目瞭然。
庶民のIPOで勧めていない理由が、お分かりいただけると思います。
リートIPOは、不動産市況次第
2020年1月時点の東証REIT指数をみると、短期では横ばい、長期ではやや下落しているものの どちらに動くのが分からない状況となっています。
★ 短期(3ヵ月間)
楽天証券のチャートより
★ 長期(5年間)
楽天証券のチャートより
リートIPOは当選しやすい
ちなみに、リートIPOは当選しやすいです。
株式のIPOと比べて当選数が多く、人気がない為、当選しやすいです。
初めてIPOに当選した!とメールを頂き確認すると、リートIPOだったという事がよくあります。
庶民のIPOで紹介しておらず、損失の可能性も高いので、わたしのリアクションは…
(-_-) 無表情です…。
IPO当選攻略法でも書いていますが、カンタンに当たるという事は、人気がないんです。
日経新聞もIPOにカウントせず
日経新聞で「今年のIPO数は〇社」と掲載されることがあります。
株式公開活況91社に 18年国内、企業生む力高まる
2018年の国内の新規株式公開(IPO)市場は活況が続き、上場社数が91社と過去10年で2番目の多さになり、資金調達額は約2100億円と前年の2.3倍に拡大する。
こちらの数は、リートIPOを含んでいない数となっています。
一般的にIPOというと、株式のIPOを指していることがお分かりいただけるかと思います。
株式投資のIPOは企業の将来性に期待して買いが集まります。
一方、リートIPOの場合は高い利回りで長期的な投資に向いています。
ワンポイント
- 株式のIPO
IPOにより爆発力がある。
当選確率は低く、宝くじのようなもの。 - リートのIPO
不動産市況に影響される。
「PO」に近い当選確率と株価の値動き。
リートIPOに参加される場合は、直近の実績も確認して参加しましょう。