複数の証券会社でブックビルディングに参加していいの?

複数の証券会社でブックビルディングに参加していいの?

Q 質問

2つの証券会社に口座開設しています。

IPOの引受幹事証券に2つとも入っている場合、両方の証券会社にブックビルディングを同時に申し込む事は可能でしょうか?

A 回答

複数の証券会社からブックビルディングを申し込む事は可能です。ただし・・・

IPOの申し込み(ブックビルディング)では 本来、IPOの買い需要を調べています。

「みな、どの株価で、どれくらいの数量を買いたいんだろう・・?」

という、買い需要を調べるのがIPOのブックビルディングになります。

本来は一社からIPOのブックビルディングを申し込む

本来は上記で説明した「買い需要を調べる」という意味合いです。

よって、一社からブックビルディングを申し込めば充分なので、基本的には一社からの申し込みが原則となっています。

ただし、複数の証券会社からブックビルディングに申し込める!

ブックビルディングの本来の意味合いを考えると原則は一社からですが、現実としては、

「複数の証券会社からIPOのブックビルディングに申し込めます。」

ワンポイント

IPO当選には複数の証券会社から申し込むのが基本的な戦略となります。
ブックビルディングの重複申し込みをNGとしている証券会社も現在は少ないです。
※2018.12.5時点

管理人も複数の証券会社からIPOのブックビルディングに申し込んでいます。
当選数が多かった「ゆうちょ銀行」などで複数当選もしております。

重複申し込みNGの証券会社もあり

証券会社の中には他社との重複申込を禁止している証券会社があります。

IPOの申し込み時に「他証券で申し込んでいません」といった欄にチェックを入れる必要があります。

(いちよし証券のチェックボックス)

(むさし証券のチェックボックス)

参考までに

重複申し込みがNGの証券会社で、ブックビルディングの重複申し込みをした場合のペナルティについては確認していません。

Webサイトに明記されていませんし、禁止されているものを聞く必要もありません。
禁止している証券会社はごく一部で、割当数も他証券より少ない事が多いので、無理に重複参加するのはやめておきましょう。

重複申込を禁止していない証券会社では、複数の証券会社からIPOに申し込むことが可能です。

IPOの重複申し込みによる罰則はなし

ちなみに、私たちが 複数の証券会社からIPOのブックビルディングに申し込んでも 証券取引法などの罰則規定はありません

罰則がないので 多くの証券会社ではIPOの重複申し込みをOKとしております。

また、証券会社側もIPOの複数申し込みをチェック(名寄せ)する仕組みを持っておりません。

重複申し込みは、実はややこしい問題

ブックビルディングの重複申し込みをNGとしているのは正確な需要が分かりにくくなる為です。

ところが、私たちが複数の証券会社から申し込むのは「複数 当選したい!」という思いからです。
つまり、目当てのIPOを複数 欲しいという需要になります。

同じ3社からIPOを申し込んでも、下記は意味合いが違います。

  • Aさん:100株だけIPOを欲しいけど、当選は難しいから3社の証券会社から申し込んだ!
  • Bさん:300株 IPOが欲しいので、3社の公平抽選の証券会社から100株ずつ申し込んだ!

自身の需要(100株欲しい/300株欲しい)を叶えるため、それぞれ3社の証券会社から申し込みをしています。本来は100% 手に入る保障があるなら、1社から欲しい株数の申告をすればOKになります。

つまり、正確な需要を把握するのは とても難しく 解釈なども やっかいなため、IPOの重複申し込みを禁止していない証券会社が多いんです。

参考までに

証券会社によっては申込数の上限が決まっていたり、申し込み数自体が決まっている証券会社があります。

300株欲しいのに、上限が100株に決められていると、申告数も100株になります。
つまり、正確な需要を反映できていません。

「正確な需要を調べる」というのは、かなり ややこしい問題なんです。

以上の事から、現段階では IPOの重複申し込みは気にせず行って良いと思います。
※2018.12.5時点

こちらの記事は、IPO歴13年の運営者が執筆しています。
現在記事をすべて見直しています。一部の記事は修正前で読みづらいと思います。申し訳ありません。