ファイズ(9325):IPO上場情報


「ファイズ」はEC運営企業の物流センターの管理・こん包等から配送まで一貫して業務を請け負う事業を行っている企業です。

設立されたのが平成25年の比較的新しい企業です。
社員数は140名、パート、アルバイト数は2,000名となっています。(平成28年6月現在)

ネットショッピングによるEC事業による配達は年々増え続けており、その中で一部ではドライバー不足による悲鳴を上げている配送業者もありますがファイズは売上高を急激に伸ばしています。

IPOとしては、市場からの調達金額が7.5億円あたりと 人気化しやすい小型案件である事から 初値にも期待が出来そうです。

公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。


ファイズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ファイズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ファイズの上場日

S
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • 調達金額:小さい
  • ベンチャーキャピタル:上位株主なし

上場日 2017/3/15(水) 証券コード 9325
市場 東証マザーズ 業種 倉庫・運輸関連業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ファイズ(9325)

ファイズのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2017/2/28 (火) ~ 3/6 (月)

仮条件 1,200円~1,250円 (抽選資金:12万円 ~ 12.5万円)
当選口数 6,325口
公募株数 300,000株 売出株数 250,000株
吸収金額 7.9億円 O.A分 82,500株
仮条件決定日 2/24 (金) 公開価格決定日 3/7 (火)
購入期間 3/8 (水) ~ 3/13 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ファイズの公開価格と初値

仮条件 1,200円~1,250円
公開価格 1,250円 初値 4,010円
騰落率 220.80%  倍率  3.21倍
初値売り損益 276,000円(4,010円 - 1,250円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

ファイズの初値予想と予想利益

ファイズの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,200円 ~ 1,250円 ※抽選資金:12万円 ~ 12.5万円
上限は3.8%下ブレ↓
初値予想 2,500円 ~ 2,900円※3/9 修正
(2.0倍~2.3倍)
予想利益 12.5万円~16.5万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,100円 ~ 1,300円 ※抽選資金:11万円 ~ 13万円
初値予想 2,200円 ~ 2,600円 (1.7倍~2.0倍)
予想利益 9万円~13万円

ファイズの主幹事と幹事証券

ファイズのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

備考

投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。

当選口数が少なく、公募割れリスクも低いと想定されますので積極的に応募していきましょう。

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ファイズの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2016年3月 2015年3月 2014年3月
売上高 3,492,842 2,191,226 36,114
経常利益 105,536 27,868 -25,809
当期利益 47,512 5,034 -17,045
純資産 142,501 84,989 79,954
配当金
EPS 24.48 2.60 -3,045.13
BPS 66.59 43.81 8,242.71
前期比(売上高) 59.4% 5967.5%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

ファイズと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:倉庫・運輸関連業」の直近のIPO結果です。

  • 2007/03/15 エーアイテイー
    初値売り損益:141,000円
    騰落率:117.50%、倍率:2.18倍

ファイズのIPO分析

「ファイズ」はEC運営企業の物流センターの管理・こん包等から配送まで一貫して業務を請け負う事業を行っている企業で、大手流通業者の「Amazonの配送先」にもなっております。(売上高の69.2%を占めています)

ネットショッピングによるEC事業による配達は年々増え続けており、EC事業者にとっても配送業者の確保は必須です。
そういった環境の中でファイズは売上高を急激に伸ばしております。

設立が2013年と若い企業で従業員も平均年齢30歳になるようです。
良い意味で勢いのある企業、悪い意味ではこれからの業績を注視する必要がある事業になります。

市場からの調達金額が 7.5億円あたり人気化しやすい小型案件である事から 初値にも期待が出来そうです。

評価は「S」になりました。
直近の初値予想は「2,500円 ~ 2,900円」へ上方修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると16.5万円の利益になりそうです。

公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。

3/2の日本経済新聞にてヤマトが宅配便の値上げを検討しているという記事が出ました。

宅配便の便利さの追求に限界が迫っている。
ヤマト運輸は1日、従業員の労働環境の改善を目指し、2017年度の残業時間を16年度比1割減らす方針を固めた。
日本流のきめ細かなサービスが労働負荷を高めているため、事業のあり方を抜本的に見直す。
荷受けの総量を抑制する値上げや配達の時間帯指定の廃止を検討する。
一方、宅配ロッカーの整備などを推進し、消費者への影響を抑える手法も探る。

by 「日本経済新聞 電子版」より

上場後の補足

配送ヤマト運輸が配送料金の値上げを検討している事や、ネット通販の今後の高まりも期待され 想定初値(2,500円 ~ 2,900円)以上に強い初値がつきました。

上場日の15日に約51万株の買い越しにより初値はつかず、翌営業日の16日に初値がつきました。

公開価格1,250円に対して初値は4,010円。騰落率は220.8%(3.2倍)

初値売りによる利益額は27.6万円になりました (  ̄∇ ̄)

配送各社のドライバー不足や過酷な労働環境の報道も連日あり、結果的には非常に良いタイミングでの上場となりました。(注目度が増しました)

ファイズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ファイズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

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