オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699):IPO上場情報
オムニ・プラス・システム・リミテッドは、汎用およびエンジニアリング・プラスチックの流通、製造業を行っている企業です。
エンジニアリング・プラスチックは、家電製品、OA機器、自動車部品などの用途に使用。
主原料は石油化学製品。
東証マザーズの外国株に上場。シンガポールが拠点。
同社グループはシンガポール国内外の連結子会社14社、ジョイント・オペレーション(共同支配事業)1社及び持分法適用関連会社2社で構成。
上場する有価証券は、同社普通株式を信託財産とする外国株信託受益証券(JDR)。
JDRは、信託法に規定する受益証券であるため、株式会社証券保管振替機構においては、外国株券等保管振替決済制度の対象ではなく、株式等振替制度の対象。
東南アジア6カ国、中国、日本にオフィスと子会社があり、マレーシアやフィリピンに工場があります。
設立は2002年3月。
従業員数は2021年3月末で40名、平均年齢は39歳、平均勤続年数は5年、平均年間給与は63,910ドル。
オムニ・プラス・システム・リミテッドのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、オムニ・プラス・システム・リミテッドの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
オムニ・プラス・システム・リミテッドの上場日
上場日 | 2021/6/29(火) | 証券コード | 7699 |
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市場 | 東証(海外) | 業種 | 卸売業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699) |
オムニ・プラス・システム・リミテッドのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/10 (木) ~ 6/16 (水) |
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仮条件 | 940円~960円 (抽選資金:9.4万円 ~ 9.6万円) | ||
当選口数 | 10,120口 | ||
公募株数 | 880,000株 | 売出株数 | 0株 |
吸収金額 | 9.7億円 | O.A分 | 132,000株 |
仮条件決定日 | 6/9 (水) | 公開価格決定日 | 6/17 (木) |
購入期間 | 6/18 (金) ~ 6/23 (水) | ||
備考 |
公募・OAの単位が「株」となっていますが、正しくは「口」です。システムの都合上、株で表記しています。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの公開価格と初値
仮条件 | 940円~960円 | ||
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公開価格 | 960円 | 初値 | 1,510円 |
騰落率 | 57.29% | 倍率 | 1.57倍 |
初値売り損益 | 55,000円(1,510円 - 960円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの初値予想と予想利益
オムニ・プラス・システム・リミテッドの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
940円 ~ 960円
※抽選資金:9.4万円 ~ 9.6万円
上限は1.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
940円 ~ 1,000円※6/9 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -2,000円~4,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 950円あたり ※抽選資金:9.5万円あたり |
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初値予想 | 930円 ~ 990円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -2,000円~4,000円 |
初値予想アンケート
オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(960円)を基準価格に修正しています。
有効回答:159票 投票期限:2021/6/28 (月) 23:59までオムニ・プラス・システム・リミテッドの主幹事と幹事証券
オムニ・プラス・システム・リミテッドのIPOを取り扱っている証券会社です。
オムニ・プラス・システム・リミテッドの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
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抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
オムニ・プラス・システム・リミテッドの決算情報
上位株主とロックアップ情報
オムニ・プラス・システム・リミテッドの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 比率 | ロック アップ |
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Neo Puay Keong | 8,065,196株 | 40.23% | 180日 |
ITOCHU Plastics Pte. Ltd. | 5,315,384株 | 26.52% | 180日 |
D3cube Venture Pte Ltd | 4,009,168株 | 20.00% | 180日 |
Ang Whai Hoon | 1,453,344株 | 7.25% | 90日 |
Omni-2025 Pte Ltd | 1,202,752株 | 6.00% | 180日 |
オムニ・プラス・システム・リミテッドのIPO分析
東証マザーズの外国株。
同市場には、2017年9月に上場したテックポイント・インクがあります。
上場する有価証券は、同社普通株式を信託財産とする外国株信託受益証券(JDR)。
JDRのIPOの申込単位は100株ではなく、100口。
JDR1口に権利が表章される同社普通株式の数は1株。(同数)
JDRについて詳しく知りたい方は、目論見書をご確認ください。
個人的には、JDRの説明(分配金や議決権の説明など)を読むだけでも面倒で、多数ある上場会社の中でわざわざ選んで投資しないかなと思います。
目についたポイントとしては、事業内容はシンガポール政府からサポートを受けていることと、伊藤忠グループと協業していること。
知っている企業名がでてくると、なんか安心しますね。← 騙されやすい人
伊藤忠は26.52%を保有している上位株主でもあります。
また、山形大学とは機械学習と人工知能(AI)を使用したポリマー着色剤ライブラリについて共同研究開発を行っています。
上場により調達した資金の使途は、原材料仕入に係る運転資金に充当する予定。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
海外株ということで投資家の動向が掴みづらいのと、6月のIPOラッシュによる資金枯れ、人気IPOも含まれている4社同時上場。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 購入単価が低いIPOが好調。(抽選資金による実績)
- 売出しゼロ。
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 上場の意義がわからない。(感じ取れない)
- 同日に3社が上場。(リヴァンプは中止に)
- 6月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり。
- 東証マザーズの海外市場。テックポイント・インクの初値は64.9%↑
- 伊藤忠が関与。上位株主にも。
目論見書の想定仮条件は950円。初値予想は930円 ~ 990円としました。
予想利益は-2,000円~4,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加しようと思っていますが、仮条件がどの価格帯になるのかにも注目しています。