スペースXのIPOに日本から申込できる!6月12日上場予定の米国大型IPO

SpaceX(スペースX)

SpaceX(スペースX)のIPOが、個人投資家の間でも大きな話題になっています。

通常、米国IPOは日本の個人投資家が上場前に申し込める機会が限られます。
ところが今回は、SBI証券楽天証券みずほ証券で取扱いが案内されており、日本国内から申込できる予定です。

【2026.6.12追記】
スペースXは6/12(金)に米ナスダック市場へ上場しました。
公開価格は135ドル、初値は150ドルとなり、公開価格比で11.1%上昇しました。

上場日の終値は160.95ドルとなり、公開価格比で19.2%上昇。世界的な注目度の高さを反映し、堅調なスタートとなりました。

スペースXは世界的な知名度が高く、宇宙開発・衛星通信・AIという強いテーマ性を持つ大型IPOです。

IPOは業績だけでなく、知名度や需給でも初値が動きます。
日本国内の宇宙関連株にも資金が向かっており、スペースX上場への関心の高さがうかがえます。

FTSEラッセルが大型IPOを主要指数へ早期に組み入れられるよう規則を変更したことも報じられており、上場後の需給面も注目されます。

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スペースXのIPOについて、現時点で分かっている情報と、申込前に確認したい注意点をまとめます。

SpaceX(スペースX)とは?

SpaceXは、ロケット打ち上げ、宇宙輸送、衛星通信サービス「スターリンク」などを手がける米国の宇宙開発企業です。

SECに提出されたS-1では、宇宙、通信、AIにまたがる統合的なインフラ企業として説明されています。

SpaceXのロケット打ち上げ
SEC提出書類より

2025年の打ち上げ回数は170回、軌道投入質量は2,213トンでした。 (2023年は98回、2024年は138回)

ロケットの再利用により、打ち上げ回数を増やしている点がSpaceXの大きな特徴です。

現在はスターリンクやAI関連事業も加わり、宇宙・通信・AIを組み合わせた巨大インフラ企業として見られています。

スペースXの業績は?

SpaceXの売上高は大きく伸びています。
2025年12月期の売上高は186.7億ドルで、2024年12月期の140.1億ドルから増加しています。

SpaceXの業績推移
SEC提出書類よりグラフを作成

一方で、2025年12月期は営業損失25.8億ドル、純損失49.3億ドルとなっており、売上成長の一方で先行投資負担も大きいことが分かります。

現時点で利益面を支えているのは、スターリンクを含むConnectivityです。

セグメント 2025年
売上高
2025年
営業損益
特徴
Space 40.8億ドル -6.5億ドル Falcon、Dragon、Starshipなど宇宙輸送関連
Connectivity 113.8億ドル 44.2億ドル スターリンクを中心とする衛星通信事業
AI 32.0億ドル -63.5億ドル xAI、Grok、AI計算インフラ関連

一方、AI事業は赤字が大きく、今後の成長期待と先行投資リスクが同居しています。

SpaceXの成長を語るうえで重要なのが、衛星通信サービス「スターリンク」です。

2026年3月31日時点で、スターリンクの加入者数は約1,030万人。前年同時期の約500万人から大きく増加しています。

また、スターリンクのブロードバンド・モバイル衛星は約9,600基で、164の国・地域・市場でサービスを提供しているとされています。

スターリンクの成長データ
SEC提出書類より

AI事業も加わり事業領域が拡大

SEC提出書類では、AI事業もSpaceXの重要な柱として説明されています。

xAIは2023年に設立され、2026年初めにSpaceXが取得したとされています。
AIモデル「Grok」やAI計算インフラを、地上だけでなく将来的には宇宙空間へ広げる構想も示されています。

AI事業は成長余地が大きい一方で、現時点では投資負担も重い分野です。
SpaceXの評価では、宇宙事業・通信事業に加えて、AI事業をどう評価するかも重要になりそうです。

スペースXのIPO概要

現時点で判明しているスペースXのIPOの概要です。

項目 内容
通称
(ティッカー)
SpaceX(SPCX)
想定時価総額 約1兆7,700億ドル
公開価格 135ドル
1株あたり約2万円前後。為替レートにより変動
上場日 6月12日予定
(報道ベース)
日本国内募集 最大25億ドル
(約4,000億円規模)
日本募集株数 約1,851万株
上場予定市場 Nasdaq、Nasdaq Texas
調達額 750億ドル
オーバーアロットメント実施時は最大860億ドル強
公募株数 5億5,555万株
売出株 既存株主による売出しは予定なし

スペースXはIPOで5億5,555万株を新規発行し、750億ドルを調達する計画です。
資金はAI開発用のデータセンターや衛星網の拡充に投資する予定です。

既存株主による売出しは予定されていません。
一方、需給に応じた追加売出し(OA)は最大約8,300万株に設定されています。

上場後も、イーロン・マスク氏が議決権の大きな影響力を持つ見込みです。

スペースXのIPOに申し込める国内の証券会社

国内でスペースXのIPO取扱いを案内している証券会社は、SBI証券楽天証券みずほ証券です。
3社は米国みずほ証券からの委託を受けて日本の顧客に販売する見通しとされています。

また、5日に提出された訂正有価証券届出書では、約750億ドルの新株発行のうち、最大25億ドル、日本円で4,000億円規模を日本国内で募集すると開示されています。

スペースXは、IPOで流通する株式の最大3割を個人投資家に割り当てることを検討していると報じられています。

ただし、米国個人投資家向けの配分と、日本国内の証券会社を通じた配分は別に考える必要があります。
日本国内での募集額は最大25億ドル規模とされており、実際に各証券会社へどの程度配分されるかは正式案内を確認しましょう。

現時点で分かっている、各証券会社の申込方法や注意点をまとめました。

スペースXのIPO申し込みルール

証券会社 申込期間 資金の準備 ポイント
SBI証券 6/5(金)~
6/11(木)10:59
米ドルで準備
外貨決済(米ドル)のみ
6/11(木)15:00までに米ドルの買付余力へ反映
抽選は6/11(木)15:00以降予定
IPOチャレンジポイントは対象外
楽天証券 6/5(金)~
6/12(金)2:00 ※変更
円で準備
円貨決済のみ
申込時の預り資産・買付余力は不要
6/12(金)2:00までに必要資金を用意
みずほ証券 6/12(金)まで 申込窓口はコールセンター ネット倶楽部の抽選参加サービスでは取扱なし

現時点では、SBI証券は外貨決済(米ドル)のみ楽天証券は円貨決済のみと案内されています。
SBI証券で申し込む場合は米ドル、楽天証券で申し込む場合は日本円を用意する流れになります。

特に注目したいのは、SBI証券と楽天証券が、米国株IPO銘柄を取り扱うのは初めてとされている点です。

国内IPOに慣れている投資家でも、米国株IPOの申込は初めてという方が多いと思います。
わたしも米国IPOに国内から申し込むのは初めてなのですが、各社のルールを確認しておきましょう。

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SBI証券からスペースXのIPOに申し込む場合

SBI証券でスペースXのIPOに申し込むには、総合口座に加えて外国株式取引口座が必要です。

購入申込は外貨決済(米ドル)のみです。
住信SBIネット銀行のハイブリッド預金や、SBI新生銀行のハイパー預金などの円貨の買付余力を、そのまま抽選資金として使うことはできません。

SBI証券で申し込む場合は、購入申込期間最終日の6/11(木)15:00までに、米ドルの買付余力へ反映させておきましょう。

米ドルを買付余力へ反映させる方法は、主に次の2つです。

  1. SBI証券内で円を米ドルに為替取引する
  2. 住信SBIネット銀行やSBI新生銀行の外貨預金から、SBI証券へ外貨入金する(外貨入金の方法

外貨入金を利用する場合は、SBI証券にログイン後、「入出金・振替」→「外貨入金」から手続きを行います。
銀行側に米ドルがあるだけでは足りない可能性があるため、SBI証券側の米ドル買付余力に反映されているか確認しておきましょう。

また、米国株式IPOはIPOチャレンジポイントの対象外です。
国内IPOのように、落選でポイントが貯まる仕組みではない点に注意しましょう。

SBI証券では、インターネットコースの米ドル/円リアルタイム為替取引の為替手数料は0円です。
ただし、為替取引では買付レートと売却レートの差があるため、実際にドル転する際は為替レートも確認しましょう。

楽天証券からスペースXのIPOに申し込む場合

楽天証券では、スペースXを米国株式IPOのブックビルディング対象銘柄として取り扱う予定です。

楽天証券の米国株式IPOサービスでは、対象口座は特定口座、一般口座、NISA成長投資枠。
決済通貨は円貨決済のみです。

ブックビルディング申込時の預り資産や買付余力は不要です。
ただし、楽天証券の案内が更新され、6/12(金)2時までに申込株数に応じた必要資金を用意する必要があります。
(当初確認していた6時から2時へ変更)

米ドルを事前に用意する必要はありません。
当該為替交換にかかる為替手数料は0円ですが、上場後に円貨決済で売買する場合は通常の為替手数料がかかります。

楽天証券では、抽選時点で買付可能額が不足している場合、買付可能額の範囲内の株数で抽選が行われます。
ただし、買付可能額が最低申込単位に満たない場合は、抽選対象外となるため注意しましょう。

みずほ証券からスペースXのIPOに申し込む場合

みずほ証券は、米国みずほ証券からの委託を受けて日本の顧客に販売する見通しと報じられています。

みずほ証券に確認したところ、スペースXのIPOはネット倶楽部の抽選参加サービスでは取り扱いがなく、申込窓口はコールセンターとのことです。

項目 内容
仮条件価格 135米ドル、成行
仮条件の修正や範囲外で決定する可能性あり
条件決定日 6/12(金)
申込日 6/12(金)
入金最終日 6/12(金)
上場日 6/12(金)
申込窓口 コールセンター
ネット申込 ネット倶楽部の抽選参加サービスでは取扱なし

みずほ証券で申し込む場合は、ネット倶楽部ではなくコールセンターへ申し出る必要があります。
条件決定日・申込日・入金最終日・上場日がすべて6/12(金)とされているため、参加を考えている方は事前に口座状況や入金方法を確認しておきましょう。

IPOの申込には外国株式口座の開設が必要

スペースXは米国株式のIPOです。

そのため、国内株式のIPOと違い、証券会社の総合口座だけでなく、外国株式口座または外国証券口座の開設が必要になります。

IPOの申込期間は長くありません。申込が始まってから外国株式口座を開設しようとすると、手続きが間に合わない可能性があります。

SBI証券楽天証券みずほ証券で参加を考えている場合は、早めに外国株式口座・外国証券口座の開設状況を確認しておきましょう。

カブスルは、2025年後半より問題化した「証券会社の不正ログイン」により、SBI証券と楽天証券の外国株式口座を停止しています。同様に外国株口座を停止した方は、再開しておく必要がありそうです。

  • SBI証券:3/17付け「取引制限の解除依頼受付フォームのご案内」から申込、または臨時ダイヤル
  • 楽天証券:ログイン → 「取引やサービスの一時的な利用停止」から解除可能

(参考)SBI証券で米ドルを用意して申し込んでみました

カブスルは、スペースXのIPOにSBI証券から申し込むため、米ドルを用意しました。

  • SBI証券にログイン
  • 外国株式を選択
  • 為替取引を選択
  • 米ドルを買付

SBI証券でスペースXのIPOに申し込む場合、円の買付余力ではなく、米ドルの買付余力が必要です。
為替画面では、円を米ドルに替えるために「米ドルを買付」します。

米ドルを先に用意する場合は、為替変動に注意が必要です。

ドル購入後に円高になると、落選して米ドルを円に戻す際に為替差損が出る可能性があります。
逆に円安になれば、為替差益が出る可能性があります。

50株申し込む場合、公開価格135ドル × 50株で必要資金は6,750ドルです。(1株あたり2万円前後)
今回は仮条件の修正や余裕資金も考えて、少し多めに米ドルを用意しました。

NISAでもスペースXのIPOに申し込める予定

スペースXのIPOは、NISA成長投資枠で申し込める見通しです。

ただし、NISAで購入するには、その証券会社でNISA口座を開設している必要があります。
すでに別の証券会社でNISA口座を開設している場合、今回の取扱証券会社でNISA購入できるとは限りません。

一般口座・特定口座・NISA成長投資枠のどれで申し込めるかは、各証券会社の申込画面で確認しましょう。

国内IPOとは抽選ルールが違う可能性あり

スペースXのIPOは国内IPOではなく、米国株IPOです。

国内IPOと比べて、申込単位、通貨、抽選ルール、為替の扱いが異なる可能性があります。
国内IPOと同じ感覚で申し込まず、各証券会社の公式案内を確認しましょう。

項目 国内IPO 米国株IPO
申込
単位
100株単位が一般的 1株単位の可能性
通貨 米ドル
抽選
ルール
証券会社ごとの国内IPOルール 証券会社ごとの米国株IPOルールを確認
為替
リスク
基本なし あり
税制 国内株式の扱い 米国株式の扱い

資金の用意、購入申込の有無、抽選日、配分ルールは証券会社によって異なる可能性がありますので、申込前に、必ず証券会社の公式案内を確認しましょう。

スペースXのIPO申込に向けて、事前に確認したいチェックリストです。

確認項目 内容
取扱証券会社 SBI証券楽天証券みずほ証券などの公式案内を確認
外国株式口座 米国株IPOのため、外国株式口座が必要になる可能性
NISA口座 NISAで申し込むなら、その証券会社でNISA口座が必要
申込期間 ブックビルディング期間と購入申込期間を確認
必要資金 円貨・外貨、預り金、買付可能額の扱いを確認
抽選ルール 国内IPOと同じ抽選ルールとは限らない
為替 米ドル建てのため、為替変動で損益が変わる

スペースXのIPOに当選したら確認したいこと

スペースXのIPOに当選した場合は、まず各証券会社の画面で、購入申込の有無、預り区分、必要資金、受渡日、売却可能タイミングを確認しましょう。米国株IPOは国内IPOと申込ルールや売買開始の流れが異なる可能性があります。

証券会社 上場後の注文受付 当選辞退・売却の確認ポイント
SBI証券 上場予定日の16:30過ぎから注文受付開始予定 スペースX個別の当選辞退・売却可能タイミングは申込画面や公式案内で確認。
一般的なIPOでは、購入意思表示をしない場合は辞退扱い
楽天証券 上場日の21:30より売買注文可能
サマータイムの場合
当選後は自動的に購入申込。
購入を希望しない場合は、公開日当日の12:59までに「購入取消」手続き。
資産残高への反映は17:00頃
みずほ証券 現時点では確認できず 当選辞退・売却可能タイミングはコールセンターで確認

当選後に購入申込が必要か、辞退できるか、いつ売却できるかは証券会社ごとに異なります。
特に楽天証券は、当選後に自動で購入申込が行われる点に注意しましょう。

初値売りするべきか?

スペースXのIPOに当選した場合、初値売りするか、保有を続けるかも悩みどころです。

ただし、初値売りが正解かどうかは上場してみないと分かりません。
注目度が高いIPOほど初値は強くなりやすい一方、期待が織り込まれすぎると初値後に売られる可能性もあります。

当選した場合は、公開価格、初値、為替、NISA枠の利用状況、自分の投資方針を見て判断しましょう。

なお、カブスルは当選した場合、基本的にはほったらかしにする予定です。
ご自身の運用スタイルや性格、投資資金の性質によって判断は変わると思いますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

上場後は国内証券会社から米国株として購入可能

スペースXのIPOは人気化が見込まれ、抽選に外れる可能性もあります。

ただし、抽選に外れた場合でも、上場後は国内の証券会社を通じて米国株として購入できる見通しです。

報道では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJ eスマート証券などのネット証券で、スペースX株を上場初日から取引できる見通しとされています。

米国株は基本的に1株単位で取引できます。
スペースXの公開価格は1株135ドルとされており、上場後の株価や為替レート次第では、日本の個人投資家も数万円台から購入できる可能性があります。

証券会社 上場後の購入 特徴・確認ポイント
SBI証券 上場初日から取引できる見通し 米国株取引に対応。円貨決済・外貨決済、為替手数料、取引開始タイミングを確認
楽天証券 上場初日から取引できる見通し 楽天ポイントを使った米国株購入にも対応。円貨決済・外貨決済、ポイント利用条件を確認
マネックス証券 上場初日から取引できる見通し 米国株取引に対応。日本円で購入する場合の為替手数料などを確認
松井証券 上場初日から取引できる見通し 米国株取引に対応。NISA成長投資枠での取扱いや取引開始タイミングを確認
三菱UFJ eスマート証券 上場初日から取引できる見通し 米国株取引に対応。手数料、為替、取扱開始時刻を確認
みずほ証券 上場日も注文受付予定 対面、インターネット、コールセンターで注文を受け付ける予定。詳細は公式案内を確認

米国株は日本時間の夜に取引が始まります。米国IPOでは、取引開始時刻から数時間後に初値が決まることもあるため、日本の証券会社を通じて実際に売買できるのは深夜ごろになる可能性があります。

IPO抽選に外れた場合でも上場後に買う方法はありますが、上場直後は値動きが荒くなりやすいです。
初値や公開価格から大きく上昇した場面で飛びつく場合は、高値づかみに注意しましょう。

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スペースXのIPOに関する質問

楽天証券は複数株申し込んでも1株しか当選しないのですか?

楽天証券の米国株式IPOルールでは、申込株数単位ごとに抽選権が付与されます。
ただし、「全ての抽選対象のお客様が1単位ずつ当選するまでは、複数単位の当選は行われません」とされています。

一方で、楽天証券の配分単位数が抽選対象者数を上回る場合は、複数単位申し込んだ投資家に複数単位が配分される可能性もあります。
最終的に複数当選があるかは、申込者数と楽天証券への配分数次第になりそうです。

SBI証券は申込株数を増やすと当選確率が上がりますか?

現時点では、SBI証券で申込株数が当選確率にどの程度影響するかははっきり分かりません。
SBI証券の案内では、抽選方法について「抽選対象株数」などを総合的に勘案するとされており、国内IPOのような明確なルールとしては読み取りづらいです。

また、今回の米国株式IPOはIPOチャレンジポイントの対象外です。
SBI証券と楽天証券が米国株IPOを取り扱うのは初めてとされているため、実際の抽選・配分ルールは、申込状況や各社の正式案内を確認したいところです。

スペースXのIPOは補欠当選や繰上当選がありますか?

楽天証券では、抽選結果は「当選」「補欠当選」「落選」の3通りと案内されています。
補欠当選は、購入取消などで未配分となった株式がある場合に、補欠当選順位に従って繰上当選となる仕組みです。

楽天証券では、繰上当選の結果は抽選日の14時以降に発表され、繰上当選となった株式は17時頃に資産残高へ反映されるとされています。
SBI証券やみずほ証券での扱いは、各社の案内で確認しましょう。

スペースXのIPOは公募割れリスクがありますか?

世界的な注目度を考えると、公募割れリスクは低めと見ています。
ただし、公開価格に期待が大きく織り込まれた場合、初値後に利益確定売りが出て株価が下落する可能性はあります。
公募割れよりも、上場後の値動きの荒さに注意したいIPOです。

IPOに落選してもスペースX株は買えますか?

上場後は国内証券会社を通じて米国株として購入できる見通しです。
ただし、上場直後は値動きが荒くなりやすいため、購入価格には注意しましょう。

スペースX IPOが注目される理由

IPOは、業績だけで初値が決まるわけではありません。
知名度が高く、成長テーマが強く、参加したい投資家が多いIPOは、買い注文が集まりやすくなります。

  • 世界的に知名度が高い宇宙開発企業であること
  • スターリンクの加入者数が急増していること
  • ロケット打ち上げ、衛星通信、AIの複数テーマを持つこと
  • 米国IPOとしては異例の大型案件になる可能性があること
  • 日本国内から申込できる見通しであること

スペースXは、注目度が高まる条件をかなり満たしているため、世界的に投資家の注目度は非常に高くなりそうです。

米国では、スペースXの上場をにらんで宇宙関連ETFにも資金が流入していると報じられています。
IPO前から関連ETFや宇宙関連株が買われている点からも、スペースXへの注目度の高さがうかがえます。

日本国内の宇宙関連株も、スペースXのIPO観測をきっかけに注目されやすくなっています。

ただし、関連株は先回りで買われると、材料出尽くしで下落することもあります。
スペースXのIPOに直接申し込む場合も、関連株を買う場合も、人気化した後の高値づかみには注意しましょう。

FTSEラッセルやMSCIの指数組み入れ期待

スペースXのIPOでは、上場後の指数組み入れも注目されています。

FTSEラッセルは、大型IPOを主要指数へ早期に組み入れられるよう規則を変更しました。
新方針では、条件を満たすIPO銘柄が上場5営業日後に早期組み入れの対象となります。

また、MSCIも大型IPO銘柄を「グローバル・スタンダード指数」に早期採用する既存ルールを適用することを確認したと報じられています。
スペースXがMSCIの指数に採用されれば、指数に連動するパッシブ運用ファンドからの買い需要が発生する可能性があります。

ワンポイント

指数に組み入れられると、指数連動ファンドなどの買い需要が発生しやすくなります。
そのため、上場後の需給面では追い風になり得ます。

一方で、上場直後は流通株式が限られるため、指数買いの期待が強まると短期的な値動きが荒くなる可能性もあります。

スペースXは、750億ドル規模のIPO、評価額は約1兆7,500億ドルから1兆7,700億ドル規模と報じられています。
実現すれば、米上場企業の中でも時価総額トップ10に入る規模となり、指数会社にとっても無視しづらい大型案件です。

ただし、S&Pグローバルは、黒字企業であることなど主要株価指数への新規採用ルールを変更しないと報じられています。
そのため、すべての主要指数で早期採用が進むわけではなさそうです。

また、報道ではスペースXの上場時に自由に売買できる株式は、上場株式全体の約7%にとどまるとされています。
流通株式が少ない中で、指数連動ファンドやETFの買い需要が重なると、上場直後の値動きが大きくなる可能性があります。

指数組み入れ期待は需給面の追い風になり得ますが、「指数買いが入る=安心」ではありません。
流通株式が限られる中で買い需要が集中すると、株価が大きく動きやすい点には注意したいところです。

スペースX IPOの注意点とリスク

スペースXは非常に注目度の高いIPOですが、リスクもあります。

  • 人気化により公開価格や初値が割高になる可能性
  • 大型IPOのため、公開株数が多い場合は需給が重くなる可能性
  • 宇宙開発は事故・失敗・規制リスクがある
  • AI事業は投資負担が大きく、赤字が拡大する可能性
  • イーロン・マスク氏がIPO後も議決権の82%を持つ見込みで、企業統治への懸念がある
  • 公開価格ベースの時価総額は約1兆7,700億ドルと非常に大きく、割高感を指摘する声もある
  • 米ドル建てのため為替リスクがある
  • FTSEラッセルやMSCIへの指数組み入れ期待で、上場直後の値動きが荒くなる可能性
  • 米国株式のため、税制や売却ルールを確認する必要がある

特に初心者が注意したいのは、「有名企業だから必ず儲かる」と考えないことです。

スペースXには、1株1議決権のクラスA株と、1株10議決権のクラスB株があります。
IPOではクラスA株のみが売り出され、マスク氏はIPO後も議決権の82%を持つ見込みです。

経営のスピード感につながる一方で、外部株主の意見が反映されにくい企業統治リスクがあります。
また、公開価格135ドルに基づく時価総額は約1兆7,700億ドルと大きく、上場後の株価が不安定になる可能性もあります。

まとめ:話題性は抜群。ただし過熱感には注意

スペースXのIPOは、世界的な知名度、宇宙開発、衛星通信、AIという強いテーマを持つ大型IPOです。

さらに、日本国内の証券会社から申込できる点は、個人投資家にとって大きなニュースです。

一方で、米国株IPOのため国内IPOとは申込ルールが異なる可能性があり、外国株式口座、NISA口座、為替、抽選・配分ルールなどを確認する必要があります。

公開価格は135ドル、調達額は750億ドル、公開価格ベースの時価総額は約1兆7,700億ドルとなる見通しです。

史上最大級のIPOとして注目される一方、評価額の高さ、マスク氏の支配権、指数買いによる値動きの荒さには注意が必要です。

カブスルのひとこと

スペースXのIPOに国内から申し込めるのは、正直かなり驚きました。
カブスルは上場後に購入しようと思っていたので、抽選に当選すれば公開価格で買えるIPOに国内から参加できるのはありがたいです。

IPOとしては、業績の成長性だけでなく、世界的な知名度とテーマ性の強さから注目度は抜群だと思います。

ただし、注目度が高いIPOは、公開価格や初値に期待が織り込まれやすいです。
抽選参加は面白い一方、上場後に高値で飛びつく場合は慎重に見たい案件です。

現金7,500円+6,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の松井証券。委託幹事で穴場の三菱UFJ eスマート証券。落選でポイントが貯まるSBI証券