ポケトークの上場はいつ?上場準備は継続。海外展開と法人事業を強化
ポケトークは、翻訳機や翻訳ソフトを展開する企業です。
2024年3月には、みずほ証券を主幹事予定証券会社として2025年中の株式上場を目指して準備を開始すると公式に発表しました。
その後、2025年11月には「2026年秋にも上場へ」との報道がありましたが、現時点ではあくまで観測段階です。上場時期や市場区分、企業価値は今後変わる可能性があります。
足元では、翻訳端末だけでなく、法人向けの翻訳ソフトや管理ツールも広げています。米国での単月黒字化に続き、2026年4月には欧州法人で初の連続単月黒字を達成したと公表されました。
2026.4.1 欧州法人が2026年2月・3月に連続単月黒字を達成
2025.12期 売上高24.7億円、営業損失17.9億円、当期純損失33.8億円
2025.11 2026年秋にも上場との報道
2024.3.8 みずほ証券を主幹事予定証券会社として、2025年中の株式上場を目指すと公表
ここでは、ポケトークの事業内容や足元の業績、IPO観測の現状を整理していきます。
目次
ポケトークとは?
ポケトークは、互いに相手の言葉を話せない人同士の会話を可能にする翻訳機や、翻訳に関するソフトウエアを展開する企業です。
現在は端末だけでなく、法人向けのライブ通訳、動画翻訳、端末管理ツールなども広げています。会社概要によると、事業内容は「翻訳機及び翻訳に関するソフトウエアの企画開発、製造、利用許諾、販売」です。
ポケトークは2022年2月に設立されました。
2025年3月7日時点の資本金は60.3億円、主要株主はソースネクストで持株比率は69.1%です。
ソースネクストはパソコン向けソフトウェアやIoT製品を扱う企業です。
東証プライム上場。証券コードは4344(株価)
そのため、ポケトークが上場すれば親子上場の形になります。
直近の業績と事業の現状
2025年12月期の決算公告
電子公告に掲載された2025年12月期の決算公告によると、売上高は24.7億円、営業損失は17.9億円、当期純損失は33.8億円でした。
- 売上高:24.7億円
- 営業損失:17.9億円
- 当期純損失:33.8億円
上場観測は続いている一方で、単体決算ベースではなお赤字です。
足元では成長投資と事業拡大を優先している局面とみられます。
海外事業は米国黒字化、欧州は連続単月黒字に
2024年3月には、米国法人で初の単月営業利益の黒字化を達成したと公表しました。
行政機関や医療、教育、大手法人での導入が進んだことが背景です。
さらに2026年4月には、欧州法人が2026年2月と3月に連続単月黒字を達成したと発表しています。
海外での収益化が少しずつ進んでいる点は前向き材料です。
ただし、海外拠点の部分黒字と本体の通期黒字は別です。IPOをみるうえでは、法人向けソフトの積み上がりや全社ベースでの損益改善が今後の焦点になりそうです。
親会社ソースネクストの資料から見えること
2024年3月期の古い資料です。参考までに残しています。
次に、親会社であるソースネクストのIR資料から、ポケトーク事業の見え方を確認します。

ソースネクストの決算説明資料より
業績の推移を確認したかったので、マネックス証券の銘柄スカウターも見てみます。

銘柄スカウターより
親会社ソースネクストは利益面で厳しい時期が続いています。親会社の収益改善と、ポケトーク単体の成長戦略が並行して進んでいる構図です。
法人向け事業を広げている
当時の資料では、米国でのポケトーク事業の売上推移が開示されていました。足元では端末販売だけでなく、法人向けソフトや管理機能の拡大が重要なテーマになっています。

ソースネクストの決算説明資料より
ポケトーク for BUSINESSの新規課金者数が増えているとの資料です。定量開示は限定的ですが、会社側はサブスクリプション型の法人向け事業を今後の収益の柱に据えています。

ソースネクストの決算説明資料より
法人顧客から支持を得ている理由のひとつとして、製品にセキュリティー対策を施している点が挙げられます。米国向け資料でも、行政・医療・教育などでの導入拡大が示されています。
参考までに
【3.10追記】日経新聞に法人顧客に関する記事がでていました。
記事によると、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用(クチコミの活用)により、購入率が上がっているようです。
何が出来るのか?(機能)よりも、どんな体験価値を得られたのか?という内容が購入に結びついているよう。
時価総額1,000億円報道はあったが、上場時評価はなお不透明
2024年3月のロイター報道では、上場時の時価総額は1,000億円規模とみられるとされていました。
一方で、日経のNEXTユニコーン調査では2024年12月時点の推定企業価値が261億円となっており、報道ベースの時価総額との開きがあります。
評価が大きくぶれる背景には、ハード販売だけでなく法人向けソフトや海外事業をどう織り込むかで見方が変わりやすいことがあります。
現時点では東証承認も出ていないため、時価総額1,000億円という数字は確定情報ではなく、過去の報道ベースの観測値として見るのがよさそうです。
ポケトークの株(IPO)を購入する方法
ポケトークの株を購入するには、大きく分けて二通りの方法があります。
- 株式市場に「上場した後」に購入をする
- 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)
上場後に株を買う
一般的なポケトークの株の購入方法で、上場後は証券会社から誰でも購入できます。
上場前に購入する(IPO)
企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。
幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。
IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。
人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。
ポケトークは知名度が高く、上場が実現すれば注目を集める可能性があります。ただし、現時点ではまだ承認前なので、実際の評価は業績や公開条件を見て判断する段階です。
IPOが決まるのはいつ?
一般的には上場日の約1ヶ月前にIPOが承認されます。
ポケトークのIPO(上場)が正式に東京証券取引所に承認されると、IPOの具体的なスケジュールが決まります。なお、2026年4月時点では東証の上場承認は確認できていません。
- 上場日
- 仮条件(必要な抽選資金)
- 主幹事予定証券会社:みずほ証券
庶民のIPOでは、上場決定後にポケトークのIPOの期待度を五段階で評価し予想利益を掲載します。
上場が決まりましたらIPOスケジュールに掲載します。
IPOの承認やブックビルディングの開始が登録されたメールアドレスに送られてくるIPOのメール通知システムを利用すると、IPOの新規承認後にメールで通知されますので便利です。利用料は無料です。
事前に証券会社の口座開設を
ポケトークは上場準備中とみられますが、現時点ではまだ承認前です。
IPOの承認からブックビルディング(抽選参加)までの期間は、約2週間です。
証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。
事前に口座開設を行っておくと、ポケトークのIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。
各証券会社と現金がもらえる庶民のIPO限定の口座開設タイアップ企画を行っています。(タイアップ企画について)
上場前のIPO株を買うには証券会社の口座開設が必要です。口座開設は無料。

