成城石井は業績好調。2023年にIPOか?
高級スーパーの成城石井が、2023年度内に東証プライム市場にIPO(上場)予定との報道がありました。
2022年12月16日追記。
親会社のローソンより、上場申請を取り下げたとの報道がありました。
理由として「株式市場の動向などを総合的に勘案」とありましたが、円安により同社の輸入品の仕入れ値が上昇していたので、個人的にはそっちも響いているんじゃないかと思います。
市況の回復による再申請まで待ちたいと思います。
上場時の時価総額は2,000億円を超える可能性があり、食品スーパー2位の規模となります。(1位はヤオコー)
成城石井は日経新聞の報道に対し「当社が発表したものではない」と否定しておりますが、ローソン側は「一つの手段として検討」とブルームバーグの取材に答えています。
また、業績はすこぶる好調なので2022年内に上場申請~2023年に上場してもおかしくありません。要注目。
スーパーなどの業態は、株を保有している株主に株主還元を行う「株主優待」とも相性が良い業種で、株主優待の発行も期待されます。
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上場(IPO)が期待される成城石井について、紹介します。
目次
成城石井とは?
成城石井は、日本、世界から選りすぐられた食品を取り揃えている高級スーパーです。
首都圏を中心に約200店舗を展開。
- 直輸入ワイン
- チーズ
- 自家製惣菜
- 生鮮食品
- 輸入菓子など
仕入れる商品は商社に任せず、バイヤーが国内・国外から買い付け。
また、海外品はお菓子など内装量が多いですが、日本用に自社で小分けして再包装して販売しています。
ちなみに、成城とは東京世田谷区成城のことで、高級住宅地です。
業績は絶好調
親会社であるローソンのIR資料を見ると、成城石井の業績は好調で、売上高・純利益共に右肩上がりです。
2022年2月期の連結決算は、売上高に当たる営業総収入が前期比6%増の1092億円。
駅ビルや商業施設内の店舗の売上の好調に加え、巣ごもり需要により自社のセントラルキッチンで製造している自家製惣菜や、鮮魚などの生鮮品の売上も好調であったことなどにより増益。(IR資料より)
ローソンの完全子会社
成城石井の親会社は、コンビニ大手のローソンです。
2014年にローソンの完全子会社となっています。
カブスルが住んでいる北海道には成城石井の店舗はないんですが、ローソンで商品を見かけます。
期間限定の企画かと思っていたんですが、ローソンが親会社だとは知りませんでした。
報道によると、成城石井の上場で得た資金は、ローソンの株主還元のほか、コンビニ事業の投資に充てる予定とのことです。
この報道をうけ、報道翌日のローソン(2651)の株価は11%以上も上昇へ。
株主優待の発行に期待。スーパーは優待と相性が良い
株主優待とは、株式を保有している企業から商品券やお食事券などをもらえる仕組みです。
株主優待を発行している企業は個人投資家に人気があり、株を長期保有してくれる傾向にあります。
株主優待の発行により来店機会を促すことができますし、根強いファンになってくれる可能性もあり。
成城石井も、株主優待を発行する可能性があるかと個人的に思います。
参考までに
株主優待を発行しているスーパーやデパートです。(2022年4月13日時点)
- ヤオコー(8279)
買物優待券 1,000円分~ - イオン(8267)
イオンオーナーズカード(3%割引~) - マミーマート(9823)
買い物優待券または自社オリジナル商品 - アークス(9948)
アークスグループ商品券(全国共通ギフトカード )、青森県産りんご 、アップルジュースから選べる - J.フロント リテイリング(3086)
百貨店の大丸と松坂屋、パルコを展開。使うほどお得な10%割引の優待カード
こちらで紹介している株主優待はごく一部。
スーパーやデパート系の業態は株主優待を発行している企業が多いです。
食品スーパーの時価総額一位のヤオコー(8279)も株主優待を発行。
上場後の時価総額が2位となる成城石井も、同様に株主優待を発行する可能性が高いと思われます。
成城石井の株(IPO)を購入する方法
成城石井の株を購入するには大きく分けて二通りの方法があります。
- 株式市場に「上場した後」に購入をする
- 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)
上場後に株を買う
一般的な成城石井の株の購入方法で、上場後は証券会社から誰でも購入できます。
成城石井は、東証へ2023年度内に上場予定との報道があります。
(2022年に上場申請し、2023年に上場予定か?)
上場前に購入する(IPO)
企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。
幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。
IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。
人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。
幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。
IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。
人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。
人気IPOは公開価格で購入し、初値で売却するだけで利益を得られる可能性が高いです。
成城石井は人気のスーパーで、株主優待が発行されると、個人投資家の買いが集まる可能性があります。
IPOが決まるのはいつ?
一般的には上場日の約1ヶ月前にIPOが承認されます。
成城石井のIPO(上場)が正式に東京証券取引所に承認されると、IPOの具体的なスケジュールが決まります。
- 上場日
- 仮条件(必要な抽選資金)
- 主幹事証券
庶民のIPOでは、上場決定後に成城石井のIPOの期待度を五段階で評価し予想利益を掲載します。
上場が決まりましたらIPOスケジュールに掲載します。
IPOの承認やブックビルディングの開始が登録されたメールアドレスに送られてくるIPOのメール通知システムを利用すると、IPOの新規承認後にメールで通知されますので便利です。利用料は無料です。
事前に証券会社の口座開設を
IPOの承認からブックビルディング(抽選参加)までの期間は、約2週間です。
証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。
事前に口座開設を行っておくと、成城石井のIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。
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