OpenAIがIPO申請!ChatGPTを手がける米AI企業の上場観測

OpenAI(オープンAI)

対話型AI「ChatGPT」を手がけるOpenAI(オープンAI)が、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)のためのS-1草案を非公開で提出したと報じられています。

現時点では、公開価格、発行株数、上場市場、ティッカーなどの詳細は明らかになっていません。
ただし、ChatGPTを展開する世界的なAI企業だけに、実際にIPOが実現すれば、AI分野を代表する超大型IPOとして注目を集めそうです。

【2026.6.9追記】
OpenAIは、SECへS-1草案を非公開で提出したと報じられています。
上場時期は未定で、OpenAIは「まだ時間がかかる可能性がある」との趣旨の説明もしています。

報道では、上場時の評価額が最大1兆ドル規模になる可能性や、早ければ2026年9月にも上場する可能性があるとされています。
ただし、これらは関係者情報に基づく観測であり、正式な条件ではありません。

OpenAIは、ChatGPTの開発企業として広く知られています。
生成AIブームの中心的な存在であり、個人向けのAIチャットだけでなく、企業向けAI、プログラミング支援、画像生成、動画生成、AIエージェントなど、幅広い分野に事業を広げています。

一方で、AIモデルの開発や運用には巨額の計算コストがかかるため、IPO投資としては売上成長だけでなく、赤字幅やキャッシュフローも重要な確認ポイントになりそうです。

OpenAI(オープンAI)とは?

OpenAIは、2015年に設立された米国のAI開発企業です。

同社は、対話型AI「ChatGPT」を展開しており、生成AIブームの火付け役となった企業として知られています。

ChatGPTは、文章作成、要約、調査、翻訳、プログラミング支援、画像生成など、幅広い用途で利用されています。
個人利用だけでなく、企業や教育機関、開発者向けのAIサービスとしても利用が広がっています。

OpenAIは、もともと非営利のAI研究組織として設立されました。
その後、AI開発に必要な巨額資金を調達するため、営利部門を設けるなど、独自の組織構造をとってきました。

現在はChatGPTだけでなく、開発支援のCodex、画像生成、動画生成AIのSora、AIエージェント関連の機能など、複数のAIサービスを展開しています。

生成AIの利用が広がるほど、OpenAIのサービスは個人・企業の両方で使われる場面が増えていきそうです。

OpenAIのIPO概要

現時点で判明しているOpenAIのIPO概要です。
S-1の内容はまだ一般公開されていないため、財務情報や公開価格などの詳細は不明です。

項目 内容
会社名 OpenAI(オープンAI)
主なサービス ChatGPT、Codex、Soraなどの生成AIサービス
設立 2015年
CEO サム・アルトマン氏
IPO申請 SECへS-1草案を非公開で提出したと報道
上場時期 未定
上場市場 未定
ティッカー 未定
公開価格 未定
発行株数 未定
上場時の評価額観測 最大1兆ドル規模との報道あり
直近の売上規模 月間売上20億ドルと報道
ChatGPT利用者 週間アクティブユーザー9億人超、消費者向け有料会員5,000万人超と報道

仮に1兆ドル規模の評価額で上場する場合、日本円では約160兆円に相当します。 ※1ドル=160円で単純換算

これは、世界の主要上場企業と比べても非常に大きな規模です。
そのため、OpenAIのIPOは単なるAI企業の上場ではなく、世界の株式市場全体に影響を与える大型イベントになる可能性があります。

現時点では、国内証券会社からOpenAIのIPOに申し込めるかどうかは分かっていません。
米国市場で上場した場合、上場後に米国株として購入できる可能性はありますが、IPO抽選に国内投資家が参加できるかは今後の取扱い次第です。

OpenAIをめぐる最新ニュース

OpenAIをめぐっては、IPO申請の報道に加えて、巨額の資金調達、Microsoftとの関係、AIインフラ投資なども注目されています。

SECへS-1草案を非公開で提出

OpenAIは、米SECへS-1草案を非公開で提出したと報じられています。

非公開提出は、すぐに上場するという意味ではありません。
SECの審査を受けながら、上場時期や条件を調整できる段階に入ったという見方になります。

OpenAIは上場時期を明示しておらず、上場まで時間がかかる可能性にも触れています。

評価額は最大1兆ドル規模との観測

報道では、OpenAIが上場時に最大1兆ドル規模の評価額を目指す可能性があるとされています。

ただし、これは正式な公開価格ではありません。
実際の評価額は、S-1公開後の業績、成長率、赤字幅、市場環境、AI関連株への投資家心理によって変わります。

ワンポイント

1兆ドル規模のIPOとなれば、期待値は非常に大きい一方、公開価格に成長期待がかなり織り込まれる可能性があります。

IPOとして人気化しやすい一方で、上場後の値動きは大きくなりやすい点に注意したいです。

Microsoft、ソフトバンク、NVIDIAなどとの関係

OpenAIは、Microsoft(MSFT)との関係が深い企業として知られています。

MicrosoftはOpenAIに巨額の投資を行っており、OpenAIの成長はMicrosoftのクラウド事業やAIサービスにも関係しています。

また、報道ではソフトバンクグループ(9984)、Amazon(AMZN)、NVIDIA(NVDA)などの名前も出ており、OpenAIはAIインフラや資金調達の面で大手企業との関係が深い企業といえます。

証券コード 企業名 OpenAIとの関係
MSFT Microsoft OpenAIの主要投資家。Azureなどクラウド面でも関係が深い
9984 ソフトバンクグループ OpenAIの資金調達に関わる大口投資家として報道
AMZN Amazon.com AI分野の大手。OpenAIとの新たな提携先として報道
NVDA NVIDIA AI半導体の中心企業。OpenAIの資金調達関連でも名前が出ている
GOOGL Alphabet Googleを傘下に持つAI大手。OpenAIの競合であり提携先としても報道

OpenAIとAnthropic(アンソロピック)の比較

OpenAIのIPOを考えるうえで、比較対象として面白いのがAnthropic(アンソロピック)です。

Anthropicは、対話型AI「Claude」を手がける米国のAI企業で、2026年6月1日にSECへS-1草案を非公開で提出したと発表しています。

項目 OpenAI Anthropic
主なAIサービス ChatGPT、Codex、Soraなど Claude、Claude Codeなど
設立 2015年 2021年
代表者 サム・アルトマン氏 ダリオ・アモデイ氏
IPO申請 SECへS-1草案を非公開提出したと報道 2026年6月1日にS-1草案を非公開提出と発表
評価額の観測 最大1兆ドル規模との報道 9,650億ドルとの報道
強み ChatGPTの圧倒的な知名度、利用者数、個人・企業向けの幅広い展開 Claude Codeなど開発者向け需要、安全性重視、企業向けAIでの存在感
注意点 巨額投資、赤字幅、組織構造、Microsoftとの関係 OpenAIなどとの競争、評価額の高さ、計算コスト

OpenAIは、ChatGPTの知名度と利用者数で先行している印象があります。
個人利用から企業利用まで幅広く、生成AI市場の中心企業として見られています。

一方、AnthropicはClaude Codeなどの開発者向け需要で存在感を高めています。
AIを「使う人」の広さではOpenAI、「開発現場での使われ方」ではAnthropicが注目されている印象です。

カブスルの見方

IPOとしての話題性は、OpenAIの方が大きそうです。
ChatGPTは一般ユーザーにも知名度が高く、AIに詳しくない投資家にも伝わりやすいからです。

ただし、投資対象として見た場合は、知名度だけでは判断しづらいです。
AnthropicのClaude Codeのように、企業や開発者が継続的に使うサービスで収益性を高められるかも重要だと思います。

OpenAI IPOが注目される理由

OpenAIのIPOが注目される理由は、生成AI市場の中心企業だからです。

  • ChatGPTを展開していること
  • 週間アクティブユーザー9億人超と報じられていること
  • 月間売上20億ドル規模と報じられていること
  • Microsoft、ソフトバンクグループ(9984)、NVIDIA(NVDA)など大手企業との関係があること
  • 生成AI、AIエージェント、プログラミング支援、画像・動画生成など事業領域が広いこと
  • Anthropic、Google、Meta、xAIなどとの競争がAI市場全体の注目度を高めていること
  • 1兆ドル規模の大型IPOになる可能性があること

OpenAIの強みは、ChatGPTという非常に知名度の高いサービスを持っている点です。

AIを日常的に使う入口としてChatGPTを利用している人は多く、個人向けの有料課金だけでなく、企業向け契約やAPI利用にも広がっています。

また、OpenAIはAIインフラへの投資も大きく、半導体、クラウド、データセンター、電力など、関連産業への波及効果も大きい企業です。

ワンポイント

OpenAIのIPOは、AI企業そのものへの投資機会であると同時に、AIインフラ投資の持続性を測るイベントにもなりそうです。

上場時の評価が高すぎる場合、AI関連株全体のバリュエーションにも影響を与える可能性があります。

OpenAI IPOの注意点とリスク

OpenAIは注目度の高いAI企業ですが、IPO投資としては注意点も多いです。

  • 現時点ではS-1の内容が一般公開されておらず、財務情報が限られている
  • 評価額が非常に大きく、公開価格に成長期待が織り込まれやすい
  • AIモデルの開発・運用には巨額の計算コストがかかる
  • 売上が急成長していても、最終損益が赤字となる可能性がある
  • Microsoftとの関係や組織構造が投資家の確認ポイントになる
  • OpenAI、Anthropic、Google、Meta、xAIなどとの競争が激しい
  • AI規制、著作権、個人情報、セキュリティ、誤回答などのリスクがある
  • 人気化した場合、上場後の株価変動が大きくなる可能性がある

特に確認したいのは、利益率とキャッシュフローです。

OpenAIは売上成長が非常に速い一方で、AIモデルの開発や運用に必要な計算資源も莫大です。
利用者が増えるほど売上も増えますが、同時にクラウド費用、半導体、電力、人材、研究開発費も増えます。

そのため、S-1が公開されたら、売上高だけでなく、粗利率、営業損益、フリーキャッシュフロー、設備投資、Microsoftとの契約条件を確認したいところです。

S-1が公開されると、売上高、損益、キャッシュフロー、主要顧客、株主構成、リスク要因などが確認できるようになります。
現時点では期待先行の情報が多いため、正式な開示資料を確認してから判断するのが無難です。

まとめ:生成AIの本命IPO。ただし評価額と赤字幅に注意

OpenAIは、ChatGPTを手がける米国のAI開発企業です。

SECへS-1草案を非公開で提出したと報じられ、AI分野を代表する大型IPO候補として注目されています。
上場時期や公開価格、ティッカーなどはまだ不明ですが、実現すれば世界的な注目を集めるIPOになりそうです。

報道では、OpenAIの上場時評価額が最大1兆ドル規模になる可能性もあるとされています。

一方で、生成AI企業は成長性が大きい反面、開発・運用コストも非常に大きい分野です。
売上成長だけでなく、利益率、赤字幅、キャッシュフロー、Microsoftとの関係、AIインフラ投資の負担を確認する必要があります。

カブスルのひとこと

OpenAIは、ChatGPTを使っている人にとって非常に身近なAI企業です。
IPOとなれば、話題性はかなり大きく、AI関連IPOの本命候補といえそうです。

ただし、評価額が1兆ドル規模となると、かなり先の成長期待まで織り込まれる可能性があります。

AIの成長性は魅力的ですが、上場後に高値で飛びつくよりも、S-1で売上、利益率、赤字幅、キャッシュフローを確認してから判断したいIPOです。

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