note(5243):IPO上場情報


noteは、メディアプラットフォーム「note(ノート)」の運営を主要な事業としている企業です。

noteは、個人を中心としたあらゆるクリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画等のコンテンツを自由に投稿・販売し、読者はそのコンテンツを楽しんで応援・購読することができる、CtoCのメディアプラットフォームです。

事業内容

CtoCとは、消費者から消費者へモノやサービスを提供するビジネスモデルのこと。

累計会員登録者は550万人。個人の利用だけでなく、法人アカウントは16,000件超、学校の利用数は183件、自治体は105件、中央省庁/独立行政法人は22件に。(2022年8月時点)

メディアSaaS「note pro」

note pro」は、noteの基盤を活用しつつ、企業が自社サイトとして情報を発信できる機能を拡充したメディアSaaSです。

noteのシンプルなUIを用いて、初期費用をかけることなく、最短即日でオウンドメディアやホームページの構築・運用ができるほか、「note」プラットフォームから読者を呼び込むことができるため、自社独自での集客活動をせずとも、効率的なマーケティング活動や集客を行うことが可能に。

note pro

設立は2011年12月。
従業員数は2022年10月末で179名、平均年齢は35.4歳、平均勤続年数は2.2年、平均年間給与は678.7万円。


noteのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、noteの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

noteの上場日

B
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:低い
  • 売出多い
  • 調達金額:小さい

上場日 2022/12/21(水) 証券コード 5243
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス note(5243)
時価総額
50.4億円(公開価格で計算)
77.3億円(初値で計算)

noteのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2022/12/6 (火) ~ 12/12 (月)

仮条件 300円~340円 (抽選資金:3万円 ~ 3.4万円)
当選口数 14,711口
発行済株式数 14,827,900株 オファリングレシオ 9.9%
公募株数 210,000株 売出株数 1,069,300株
吸収金額 5億円 O.A分 191,800株
仮条件決定日 12/5 (月) 公開価格決定日 12/13 (火)
購入期間 12/14 (水) ~ 12/19 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

noteの公開価格と初値

仮条件 300円~340円
公開価格 340円 初値 521円
騰落率 53.24%  倍率  1.53倍
初値売り損益 18,100円(521円 - 340円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

noteの初値予想と予想利益

noteの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 300円 ~ 340円 ※抽選資金:3万円 ~ 3.4万円
上限は13.3%上ブレ↑
初値予想 310円 ~ 510円※12/5 修正
(0.9倍~1.5倍)
予想利益 -3,000円~1.7万円

想定価格と初値予想

想定価格 300円あたり ※抽選資金:3万円あたり
初値予想 270円 ~ 450円 (0.9倍~1.5倍)
予想利益 -3,000円~1.5万円
送信中...

初値予想アンケート

note(5243)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(340円)を基準価格に修正しています。

有効回答:236   投票期限:2022/12/20 (火) 23:59まで
3倍以上(1,020円以上)
103票  44%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(850円以上~1,020円未満)
21票  9%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(680円以上~850円未満)
22票  9%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(510円以上~680円未満)
36票  15%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(408円以上~510円未満)
15票  6%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(340円以上~408円未満)
8票  3%
投票済み

公募割れ(340円未満)
31票  13%
投票済み

noteの主幹事と幹事証券

noteのIPOを取り扱っている証券会社です。

noteの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
91.35% 1,343,800株 1,343口
SBI証券 2.17% 31,900株 191口
野村證券 2.17% 31,900株 31口
楽天証券 1.30% 19,100株 191口
SMBC日興証券 0.86% 12,700株 12口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.86% 12,700株 12口
岩井コスモ証券 0.52% 7,600株 7口
マネックス証券 0.26% 3,800株 38口
松井証券 0.26% 3,800株 26口
岡三にいがた証券 0.26% 3,800株 0口

大和コネクト証券のネット抽選分は、134口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。

12/13。割当数を売出株分を追加して修正。

楽天証券の抽選倍率は、192倍でした。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


noteの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年11月 2020年11月 2019年11月
売上高 1,884,149 1,523,174 791,121
経常利益 -433,474 -270,388 -298,886
当期利益 -436,174 -352,308 -301,177
純資産 574,109 1,010,283 1,162,263
配当金
EPS -31.96 -26.00 -2,317.09
BPS 42.07 -109.08 -8,386.57
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

noteの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
加藤 貞顕 代表取締役 5,690,000
34.87%
125,000 180日
フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合 VC 1,820,000
11.15%
273,000 90日/
1.5倍
株式会社日本経済新聞社 991,000
6.07%
- 180日
Image Frame Investment (HK) Limited VC 970,000
5.94%
- 継続保有※
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 VC 950,000
5.82%
142,500 90日/
1.5倍
CA Startups Internet Fund1号 投資事業有限責任組合 VC 710,000
4.35%
106,500 90日/
1.5倍
UUUM株式会社 410,000
2.51%
- 180日
株式会社テレビ東京ホールディングス 410,000
2.51%
- 180日
SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合 VC 330,400
2.02%
- 90日/
1.5倍
有限責任事業組合フェムト・スタートアップ VC 320,000
1.96%
48,000 90日/
1.5倍
公開価格は340円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、510円です。

※ 原則として、割当てを受けた日から上場日以後6ヶ月間を経過する日(当該日において割当株式に係る払込期日または払込期間の最終日以後1年間を経過していない場合には、割当株式に係る払込期日または払込期間の最終日以後1年間を経過する日)まで所有する等の確約

詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

noteと同じホットワードのIPOの上場結果です。

ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。

  • 2022/12/20 INFORICH
    初値売り損益:591,000円
    (騰落率:128.48%、倍率:2.28倍)
  • 2022/12/19 トリドリ
    初値売り損益:123,300円
    (騰落率:82.20%、倍率:1.82倍)
  • 2022/12/15 スマートドライブ
    初値売り損益:31,000円
    (騰落率:23.48%、倍率:1.23倍)
  • 2022/10/26 リンカーズ
    初値売り損益:20,300円
    (騰落率:67.67%、倍率:1.68倍)
  • 2022/09/29 プログリット
    初値売り損益:45,000円
    (騰落率:61.64%、倍率:1.62倍)

知名度が高い」のIPOの直近の結果です。

  • 2022/12/14 スカイマーク
    初値売り損益:10,200円
    (騰落率:8.72%、倍率:1.09倍)
  • 2022/07/29 エアークローゼット
    初値売り損益:11,000円
    (騰落率:13.75%、倍率:1.14倍)
  • 2022/06/08 ANYCOLOR
    初値売り損益:328,000円
    (騰落率:214.38%、倍率:3.14倍)
  • 2022/04/27 モイ
    初値売り損益:43,200円
    (騰落率:91.91%、倍率:1.92倍)
  • 2021/04/13 紀文食品
    初値売り損益:11,100円
    (騰落率:9.57%、倍率:1.10倍)

noteと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2022/12/20 monoAI technology
    初値売り損益:62,000円
    騰落率:93.94%、倍率:1.94倍
  • 2022/12/16 Rebase
    初値売り損益:120,000円
    騰落率:130.43%、倍率:2.30倍
  • 2022/12/16 オープンワーク
    初値売り損益:35,000円
    騰落率:11.11%、倍率:1.11倍
  • 2022/12/15 スマートドライブ
    初値売り損益:31,000円
    騰落率:23.48%、倍率:1.23倍
  • 2022/11/25 tripla
    初値売り損益:82,000円
    騰落率:102.50%、倍率:2.03倍

noteのIPO分析

恐らく、みなさん一度はnoteで書かれた記事などを目にしたことがあると思われるので説明不要かと思いますが、平たく言えばブログからバナー広告やランキング要素を取り除き、読みやすさに特化したプラットフォームがnoteです。

ランキングや広告がないことから、PV獲得目的の炎上行為が発生しづらいとのこと。(なるほど!)

創業11年目に上場へ。新規承認されたことで業績の推移のほか、いろんな情報が見られるようになりました。

売上構成と推移

売上高は奇麗な右肩上がり。社員数も年々、増加。
ただし、経常損失が続いています。今後の課題は黒字化か?

クリエイターの上位1,000人の平均売上高は663万円らしい。

株式投資界の著名人といえば、元日経記者の後藤達也さんのnote。月額500円と月額980円のプランを設定されていますが、月額980円は3,000人強を集め募集終了。これだけで月294万円以上の売上に。月額500円は7,000人以上~。

カブスルも後藤さんではなく、他のnoteを2つほど月額購読していますが、読みやすいです。

今後の成長イメージをみてみると、BtoBサービスの「note pro」による成長曲線で急上昇。
個人的にはサービスページを見る限り、チョットそれは厳しいんじゃないかというイメージですが、評価は高そう。

今後の成長イメージ

上場により調達した手取金の使途は、「note pro」の新規ユーザー獲得のための広告宣伝費と長期借入金の返済資金に回る予定。

知名度、集客力、売上高が揃っていますが、黒字化の道が見えづらいです。何か新たな一手が欲しかったですよね。

2022年5月に337.9億円あった時価総額が、IPO時点で44.4億円と1/7の規模に。
IPOの発行価格300円は、前回調達時より時価総額(価格)が低いダウンラウンドとなっています。

IPOの内容的には需給が絞られており価格は上下に動きやすくなっています。
知名度と需給による目線では↑ですが、ダウンラウンドのインパクトで↓目線にも。

需給を絞っていることからも、この価格よりは上の株価を狙っているようにも見受けられます。
仮条件の価格発表を待ち、この300円という想定価格がどういう評価になるのかを待ちたいと思います。

たぶん、今回の内容を見てビックリした人が多いんじゃないでしょうか。
上場タイミングがもうギリギリなんでしょうかね?(ストックオプションの期限など)

先日みたINFORICHを思い出させるIPO。
あちらは値嵩株なのでハイリスク・ハイリターンですが、noteは300円(100株で3万円)なので、それほど怖がらずに買えそう。

わたしはnoteにお世話になっておりますし、お祭り気分で参加します。
集客力を活かした次の一手にも期待したいですし。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 売上高は右肩上がり。ただし経常損失が続く
  • 購入単価が低いIPOが好調抽選資金による実績
  • 需給が絞られており初値が上昇しやすい
  • オファリングレシオが9.9%と低いオファリングレシオによる実績
  • 市場からの吸収金額が5億円とかなり小さい吸収金額による実績
  • 知名度が高い
  • 【12.5追記】仮条件が13.3%も上振れして決定。需要あり?
  • 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンド
  • 新株予約権に係る潜在株式数は1,700,000株で、発行済株式総数の11.63%に相当
  • ベンチャーキャピタルの持ち株が多く、動向が怖い
  • 12月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
  • 集客力を活かした次の一手に期待したい
  • ベンチャーキャピタルの所有割合は40.95%。ロックアップ解除後の売り圧力に注意

12.5追記。仮条件が想定発行価格(300円)より13.3%の上振れ決定(300円 ~ 340円)したので、初値予想を310円 ~ 510円に修正。予想利益は-3,000円~1.7万円です。

目論見書の想定仮条件は300円。初値予想は270円 ~ 450円としました。
予想利益は-3,000円~1.5万円です。

カブスルはお祭り気分で参加します。
また、もし初値が安くつくようであれば少量だけ保有しておきたいなと思っています。

1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券SMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

カブスルはこちらの3社だけでIPOに69回当選しています。(全当選数の59.0%)

松井証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)

大和証券が主幹事となっていますので、委託幹事としてCONNECTが後日 決まるかと思います。

委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、CONNECT自体の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは2回当選)

そのほかに、楽天証券auカブコム証券岩井コスモ証券も幹事となっております。

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)

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口座開設タイアップ企画
  • 岡三オンライン
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  • SBI証券
    幹事数は9割以上とかなり多い!
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  • 松井証券
    抽選資金不要で幹事数が多い
    口座開設+ネット銀行の入金で2,000ポイントがもらえる!
  • auカブコム証券
    全体の2~3割の委託幹事に
    口座開設+投資信託の購入で現金2,000円がもらえる!

noteのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、noteの目論見書から引用しています。
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現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
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ご意見は今後のサイト運営の参考にさせて頂きます。
また、みなさんの嬉しい当選報告もありがとうございます。