IPO投資の当選パターンは2つ。一般人と金持ちではアプローチが違う

IPOの当選パターンは2つ。

  1. ネット証券でブックビルディングに参加し、「抽選」で「当選」する
  2. 店頭型証券の「担当者(営業マン)」から「割当」してもらう

一般の方が IPO株を手に入れるには、IPOの抽選で当選を目指す方法がおすすめです。

庶民のIPOの当選のコツも、抽選による攻略法を中心に紹介しています。

1. ネット証券のブックビルディングに参加する

一般の方におすすめなのが、IPOのブックビルディングに参加して当選を狙う方法です。

ネット証券経由のブックビルディングは、各証券会社の抽選方式に基づいた抽選が行われます。
抽選なので運次第でIPOに当選!

ネット証券のIPO参加がおすすめ

ネット証券の公平抽選では投資資金の大小に関係なく、運しだいで当選しますので、一般の方にオススメです。

平等抽選の証券会社がおすすめ

IPOの申込みは、「平等抽選」を採用している証券会社がおすすめです。

平等抽選は、資金の大小に当選が左右されません。システムにより平等に抽選が行われています。

カブスルの当選回数は146回
うち、平等抽選方式の当選回数が101回で全体の69.2%。おすすめの根拠に。

IPOの抽選方式は大きく分けて3つ。

抽選方式 抽選方法
平等抽選
【おすすめ】
  • 口座名義に抽選権が1つ与えられる
  • 投資資金(抽選資金)の大小に関係なく公平に抽選が行われる
  • 運だけで当選するので、カブスルのおすすめ
  • マネックス証券SMBC日興証券など その他多数
口数比例
  • 一口の応募につき抽選権が1つ与えられる
  • 応募口数が多いほど当選確率が上がる。つまり 抽選資金が多いほど有利
  • SBI証券楽天証券
ステージ制
(個人優遇)
  • 預け残高やこれまでに支払った手数料などにより、当選確率が変わる
  • 岡三オンライン

平等抽選が、投資資金量が関係なく運だめしの抽選になるのでおすすめです。

2.店頭型証券の担当者からの割当

店頭型の証券会社の担当者(営業マン)から、割当(配布)されたIPOを購入します。

ただし、人気のIPOは担当者のお得意さんから中心に割当します。
取引もほとんどない一般人には回ってきません。

4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ1コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ2コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ3コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ4コマ目

欲しいIPOがもらえるのはお得意さん

担当者のIPOの割当数は決まっています。
よって、日ごろお世話になっているお得意さん中心にIPOを配ります。

みなさんも、北海道の美味しいカニなどもらったら、仲の良いお友達から配りますよね?

お得意様とは、証券会社に預けている資産が多かったり(1億円以上が目安)、投資を活発に行っている方や、担当者が薦めてきた投資信託を積極的に購入している方。

つまり、担当者の売上実績に貢献している方です。

お得様であれば、IPOは手に入りやすいです。

逆にいえば、お得意様でない場合、「欲しい」とお願いしても配布されることはまずありません

参考までに

Twitterでみかけた現役証券マンのつぶやきです。

現役証券マンのつぶやき 現役証券マンのつぶやき2

言葉は悪いですがおそらく本音ですし、気持ちも分かります。
人気IPOはお得意さんじゃないともらえませんのでご注意を。

さらに、匿名で別の証券マンさんから頂いた情報として「IPO専門顧客は質が悪い」そうです。
IPOで損失が出た場合のクレームも多く、なおさら配布したくないようです。

一般人が購入しませんか?と声をかけられるのは微妙IPO

営業マン

通常は欲しいと言っても一般の方では手に入らないIPOですが、たまに担当者の方から「IPOを購入しませんか?」と営業される場合があります。

それは どんな時かと言うと・・・

  • 人気がないIPO
  • 公開株数(割当数)が非常に多いIPO

つまり、担当者が割当数(ノルマ)を さばききれないため、一般の方にも購入を薦めてきます。

ただし、そのようなIPOは人気のない場合が多いです。
公募割れのリスクも高いため、購入は慎重に判断する必要があります。

(例)2014年に上場したジャパンディスプレイは 公開株数が約350万口もありました。
公開価格900円に対し、初値は769円と公募割れ。100株あたり1万3千円の損失に。

公募割れのリスクが高いIPOを、担当者から頼まれて購入して損失を出す方は多いです。
断りづらいのが日本人ですが、損をしない為に きちんと断るようにしましょう。

ちなみにそのような 微妙IPOの場合、お得意さんには逆に声をかけません。
何故なら、損失になっては困るから…。

一般の方は人気IPOをもらえず、不人気IPOを押し付けられる可能性があります。

まとめ:一般の方は抽選でIPOを手に入れよう!

これまでの説明でお分かり頂けたと思いますが、一般の方は、平等抽選の証券会社がオススメです。

  1. 投資資金に当選が左右されない
  2. 運だけで当選を狙える
  3. 人気IPOも購入できるチャンスあり

繰り返しますが、カブスルの当選回数146回。
うち、平等抽選方式の当選回数が101回で全体の69.2%になります。


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