リベロ（9245）：IPO上場情報
リベロは、移転に伴う新生活関連サービスを、プラットフォームを通じて展開している企業です。
新生活関連サービス市場における部屋探し、引越し、新電力、ガス小売事業者が販売するガス、インターネット回線等のライフラインの手配、また法人においては社宅管理などをワンストップで提供し一元管理することで、新生活を迎える方へのサポートに加えて、新生活に関わる不動産事業者や引越事業者、ライフライン提供事業者などの幅広いニーズに応えています。
（Webサイトより）
新生活サービスプラットフォーム
主に4つのプラットフォームを提供。
- 新生活支援サービス「新生活ラクっとNAVI®」
- クラウド転勤支援サービス「転勤ラクっとNAVI®」 2012年1月～
- クラウド賃貸契約サービス「ヘヤワリ®」 2020年9月～
- 引越しプラットフォーム「HAKOPLA®」 2019年7月～
主に不動産事業者向けのサービスである「新生活ラクっとNAVI®」の売上高構成比が64.9％。
設立は2009年5月。
従業員数は2021年7月末で96名、平均年齢は34.5歳、平均勤続年数は3.5年、平均年間給与は466.1万円。
グループは同社と連結子会社1社で構成。
リベロのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リベロの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
リベロの上場日
リベロのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2021/9/9 (木) ～ 9/15 (水) |
||
|---|---|---|---|
| 仮条件 | 1,250円～1,400円 （抽選資金：12.5万円 ～ 14万円） | ||
| 当選口数 | 5,497口 | ||
| 発行済株式数 | 5,258,000株 | オファリングレシオ | 10.4％ |
| 公募株数 | 478,000株 | 売出株数 | 0株 |
| 吸収金額 | 7.6億円 | O.A分 | 71,700株 |
| 仮条件決定日 | 9/8 (水) | 公開価格決定日 | 9/16 (木) |
| 購入期間 | 9/17 (金) ～ 9/24 (金) | ||
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
リベロの公開価格と初値
| 仮条件 | 1,250円～1,400円 | ||
|---|---|---|---|
| 公開価格 | 1,400円 | 初値 | 1,940円 |
| 騰落率 | 38.57％ | 倍率 | 1.39倍 |
| 初値売り損益 | 54,000円（1,940円 - 1,400円）× 100株 | ||
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
リベロの初値予想と予想利益
リベロの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
| 仮条件 |
1,250円 ～ 1,400円
※抽選資金：12.5万円 ～ 14万円
上限は16.7％下ブレ↓ |
|---|---|
| 初値予想 |
1,470円 ～ 1,680円※9/8 修正
（1.1倍～1.2倍） |
| 予想利益 | 7,000円～2.8万円 |
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 1,680円あたり ※抽選資金：16.8万円あたり |
|---|---|
| 初値予想 | 2,260円 ～ 2,680円 （1.3倍～1.6倍） |
| 予想利益 | 5.8万円～10万円 |
初値予想アンケート
リベロ（9245）の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格（1,400円）を基準価格に修正しています。
有効回答：146票 投票期限：2021/9/27 (月) 23:59までリベロの主幹事と幹事証券
リベロのIPOを取り扱っている証券会社です。
リベロの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数（個人配分）の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
| 証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
|---|---|---|---|
| 主幹事 SMBC日興証券 |
87.05％ | 478,500株 | 478口 |
| 野村證券 | 4.35％ | 23,900株 | 23口 |
| SBI証券 | 1.73％ | 9,500株 | 57口 |
| いちよし証券 | 1.73％ | 9,500株 | 0口 |
| みずほ証券 | 1.29％ | 7,100株 | 7口 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.29％ | 7,100株 | 7口 |
| 楽天証券 | 0.86％ | 4,700株 | 47口 |
| 東海東京証券 | 0.86％ | 4,700株 | 4口 |
| あかつき証券 | 0.86％ | 4,700株 | 0口 |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、1,124倍でした。
現金7,500円＋2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
リベロの決算情報
単独 財務情報 （単位/千円）
| 決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 | 2018年12月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,140,317 | 1,898,156 | 3,402,662 |
| 経常利益 | 317,110 | 226,327 | 154,450 |
| 当期利益 | 224,279 | 148,166 | 109,993 |
| 純資産 | 938,846 | 618,471 | 480,304 |
| 配当金※ | ― | ― | ― |
| EPS※ | 47.18 | 31.58 | 1,221.38 |
| BPS※ | 196.24 | 132.00 | 5,096.42 |
| 前期比（売上高） | 12.8％ | -44.2％ | ― |
連結 財務情報 （単位/千円）
| 決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,136,583 | 1,900,082 |
| 経常利益 | 318,256 | 221,758 |
| 当期利益 | 225,244 | 143,431 |
| 純資産 | 928,513 | 607,172 |
| EPS※ | 47.39 | 30.57 |
| BPS※ | 194.08 | 129.58 |
| 前期比（売上高） | 12.4％ | ― |
上位株主とロックアップ情報
リベロの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
| 株主名 | 株数 | 比率 | ロック アップ |
|---|---|---|---|
| 鹿島 秀俊 代表取締役社長 |
2,610,000株
（225,000）
|
46.66％ | 180日 |
| 横川 尚佳 取締役 | 1,485,000株 | 26.55％ | 180日 |
| 株式会社ベネフィット・ワ ン | 455,000株 | 8.13％ | 180日 |
| 株式会社東京ユナイテッド |
370,000株
（370,000）
|
6.62％ | |
| 株式会社ベクトル | 125,000株 | 2.23％ | 180日/ 1.5倍 |
| 堀 主知ロバート |
45,000株
（45,000）
|
0.80％ | |
| 楠 武史 取締役 |
36,000株
（36,000）
|
0.64％ | |
| 株式会社三好不動産 | 30,000株 | 0.54％ | |
| 岡本 泰彦 取締役 |
25,000株
（25,000）
|
0.45％ | |
| 中島 謙一郎 | 25,000株 | 0.45％ | 90日/ 1.5倍 |
ロックアップ解除となる株価（1.5倍）は、2,100円です。
直近の類似IPOの上場結果
リベロと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場：東証マザーズ」かつ「業種：サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/09/02 メディア総研
… 初値売り損益：20,500円
騰落率：7.07％、倍率：1.07倍 - 2021/08/20 フューチャーリンクネットワーク
… 初値売り損益：184,500円
騰落率：74.70％、倍率：1.75倍 - 2021/07/29 デリバリーコンサルティング
… 初値売り損益：52,200円
騰落率：54.95％、倍率：1.55倍 - 2021/07/27 サーキュレーション
… 初値売り損益：139,500円
騰落率：77.07％、倍率：1.77倍 - 2021/07/20 アシロ
… 初値売り損益：32,000円
騰落率：27.59％、倍率：1.28倍
リベロのIPO分析
新生活ラクっとNAVI®の売上高構成比が64.9％。
サービス依頼者である不動産事業者や法人企業などから同社が受けたサポート依頼数の推移はこちら。
引っ越し関連のサービスは多いと思いますが、同社は関連サービスでガッチリ固めているのが強みのようです。
また、基盤事業と拡大領域がキッチリしているのも好印象です。
（拡大領域は個人向け転貸サービス、引越会社のプラットフォーム）
調達資金の使途、広告宣伝活動、新機能の開発、セキュリティ強化および人材の採用・教育等に充当する予定。
売上高は3月（第一四半期）に増加する傾向。
主な販売先は、ソフトバンクとNTTぷらら。
事業内容、IPOの内容共に特に悪い点はないかなぁと思います。
社名の由来はイタリア語の「自由」を意味する「LIBERO」の造語。
（サッカーのリベロから来ているのかな？と思いきや違いました）
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「Ｂ」に設定しました。
- 業績が好調。（決算情報）
- 市場からの吸収金額が7.6億円と小さい。（吸収金額による実績）
- オファリングレシオが10.4％と低い。（オファリングレシオによる実績）
- 売出しゼロ。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 同業他社が多い。
- 新株予約権に係る潜在株式数は813,250株で、発行済株式総数の17％に相当。
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 同日に4社が上場。
- 9月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり。
- 9.8追記。仮条件が想定価格より16.7％下振れて決定。
- 株式市場がやや不安定。（調整あるかも）
9.8追記。仮条件が想定価格の1,680円より16.7％下振れて、1,250円 ～ 1,400円に決定しました。
機関投資家の需要が低いことが予想されるので、初値予想を1,470円 ～ 1,680円に修正。
予想利益は7,000円～2.8万円です。
目論見書の想定仮条件は1,680円。初値予想は2,260円 ～ 2,680円としました。
予想利益は5.8万円～10万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに45回当選しています。（全当選数の46.9％）
また、野村證券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
資金に余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券も、おすすめです。
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。
