ZEALS(ジールス)(9255):IPO上場情報


2022.5.12追記。総額50億円の資金調達へ。市場から調達しなくても資金調達力あり

政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、Zホールディングス傘下のZ Venture Capital株式会社、日本郵政キャピタル株式会社、米国セールスフォース投資部門であるSalesforce Ventures(セールスフォース・ベンチャーズ)を引受先として35億円を調達しました。また株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行から15億円の当座貸越枠を確保し、総額50億円の調達となりました。

2021.12.15追記。上場が中止となりました。理由を同社のWebサイトから抜粋。

最近の株式市場の動向など諸般の事情を総合的に勘案し、当該募集株式発行の中止を決定するとともに当該株式売出しの中止を承認し、それに伴い当社普通株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場手続きを延期することを決議いたしましたので、お知らせいたします。

ZEALS(ジールス)は、チャットボットを活用した会話型広告サービス事業を行っている企業です。

コスメ、健康食品、エステ、人材、教育、金融等の業界を中心に、大規模企業を含め幅広い企業にサービスを提供。契約アカウント数は245社。(2021年9月現在)

チャットボットとは、LINEやFacebook messengerなどのプラットフォーム上で、エンドユーザーと自動的に会話を行うシステムです。

一般的な広告は、属性データに基づく画一的かつ一方的なマーケティングという印象に繋がりやすい一方で、同社のチャットボットを活用するサービスでは、会話データ等の動的データに基づきパーソナライズされた双方向のマーケティングが可能となり、ランディングページ等と比較して高い成果率(CVR)を実現しています。

双方向のマーケティング

同社のサービスでは、チャットボットがユーザーの検討フェーズに応じて、ユーザーのニーズのヒアリングや診断、商品・サービスの説明や口コミ情報の提供、不安要素のヒアリング・不安要素の解消対応等を行います。

パーソナライズされたチャット通知

また、プッシュ配信機能を用いて、商品購入までの間継続的に、かつ商品の購入以降も継続購入に向けて、新たな提案やメンテナンス等の連絡を行うことで、顧客との継続的かつ持続的なエンゲージメントの構築につなげることができます。

設立は2014年4月。
従業員数は2021年10月末で179名、平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は1.1年、平均年間給与は624.1万円。


ZEALSのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ZEALSの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ZEALS(ジールス)の上場日

C
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:高い
  • 売出多い
  • 調達金額:大きい

上場日 2021/12/23(木) 証券コード 9255
市場 東証マザーズ 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ZEALS(ジールス)(9255)
時価総額
216.4億円(仮条件の上限で計算)

ZEALS(ジールス)のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/12/8 (水) ~ 12/14 (火)

仮条件 1,220円~1,420円 (抽選資金:12.2万円 ~ 14.2万円)
当選口数 85,247口
発行済株式数 15,240,000株 オファリングレシオ 55.9%
公募株数 2,500,000株 売出株数 4,912,800株
吸収金額 104億円~121億円 O.A分 1,111,900株
仮条件決定日 12/7 (火) 公開価格決定日 12/15 (水)
購入期間 12/16 (木) ~ 12/21 (火)
備考

売出株の一部は、海外市場で販売される予定。

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ZEALS(ジールス)の公開価格と初値

仮条件 1,220円~1,420円
公開価格 12/15 (水)に決定 初値 (初値予想)1,320円 ~ 1,460円※12/7 修正
騰落率 -  倍率  -
初値売り損益 (予想利益)-10,000円~4,000円※12/7 修正

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

ZEALS(ジールス)の初値予想と予想利益

ZEALS(ジールス)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,220円 ~ 1,420円 ※抽選資金:12.2万円 ~ 14.2万円
上限は7.2%下ブレ↓
初値予想 1,320円 ~ 1,460円※12/7 修正
(0.9倍~1.0倍)
予想利益 -1万円~4,000円

想定価格と初値予想

想定価格 1,530円あたり ※抽選資金:15.3万円あたり
初値予想 1,460円 ~ 1,690円 (1.0倍~1.1倍)
予想利益 -7,000円~1.6万円
送信中...

初値予想アンケート

ZEALS(ジールス)(9255)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

仮条件の上限(1,420円)を基準価格に修正しています。

有効回答:105   投票期限:2021/12/22 (水) 23:59まで
3倍以上(4,260円以上)
6票  6%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,550円以上~4,260円未満)
3票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,840円以上~3,550円未満)
6票  6%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,130円以上~2,840円未満)
5票  5%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,704円以上~2,130円未満)
22票  21%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,420円以上~1,704円未満)
31票  30%
投票済み

公募割れ(1,420円未満)
32票  30%
投票済み

ZEALS(ジールス)の主幹事と幹事証券

ZEALS(ジールス)のIPOを取り扱っている証券会社です。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


ZEALS(ジールス)の決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年3月 2020年3月 2019年3月
売上高 1,377,805 742,512 306,415
経常利益 194,539 -328,066 -245,037
当期利益 190,799 -328,876 -246,938
純資産 1,377,293 186,503 515,379
配当金
EPS 16.34 -28.22 -9,509.96
BPS -111.60 -150.93 -33,257.22
前期比(売上高) 85.6% 142.3%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

ZEALS(ジールス)の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
清水正大 代表取締役 4,528,000
32.75%
316,900 180日
株式会社フリークアウト・ホールデ ィングス 3,107,200
22.47%
1,864,300 180日
ジャフコSV5共有投資事業有限責任 組合 VC 2,714,000
19.63%
1,628,400 180日
株式会社サイバーエージェント 920,000
6.65%
552,000 180日
ジャフコSV5スター投資事業有限責 任組合 VC 490,000
3.54%
294,000 180日
YJ3号投資事業組合 VC 324,000
2.34%
-
遠藤竜太 取締役 256,000
1.85%
(200,000)
- 180日
FreakOut Shinsei Fund 1号投資事 業有限責任組合 VC 216,800
1.57%
130,000 180日
株式会社ウィルグループ 212,000
1.53%
127,200 180日
伊東秀男 取締役 80,000
0.58%
(68,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

ZEALS(ジールス)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。

  • 2021/12/22 サクシード
    初値売り損益:11,100円
    騰落率:7.12%、倍率:1.07倍
  • 2021/12/21 ラバブルマーケティングGP
    初値売り損益:358,500円
    騰落率:284.52%、倍率:3.85倍
  • 2021/11/25 スローガン
    初値売り損益:60,000円
    騰落率:50%、倍率:1.50倍
  • 2021/11/24 ラストワンマイル
    初値売り損益:81,000円
    騰落率:47.37%、倍率:1.47倍
  • 2021/11/19 AB&Company
    初値売り損益:-9,000円
    騰落率:-6.04%、倍率:0.94倍

ZEALS(ジールス)のIPO分析

成果報酬制を原則的な料金体系とし、初期費用やシステム利用料は原則として無料とするプランが主力。
成果報酬モデルでは、クライアントとの契約ごとに成果(CV)を定義して報酬単価を設定し、成果報酬売上を計上。

売上高の42.3%は化粧品関連の商材が占めています。(2021年3月期)
チャットボットで化粧品売るなんて・・やりますね。

累計約5.52億回分の会話データ(2021年9月末時点)が蓄積されており、それらを元に、ユーザーの行動、ユーザー流入・CVを含めた活動時間帯、ブロックタイミング等、様々な角度から定量的・定性的分析を行っています。

会話データを蓄積していくことで、チャットボットのメッセージに対するユーザーの行動傾向等の分析が精緻化し、その結果として重要なKPIであるCVRの向上に繋げる考え。

ジールスの各指標

新規分野への事業展開として、今年2月よりチャットボットを活用した自動車ディーラー向けの入庫予約サービスの提供を開始。チャットボットにマイカーを登録することで、適切なタイミングで車検・点検の案内が受けられ、ディーラー側の業務時間も減らせるというもの。

まぁ、個人的にはディーラーのあの手間が、次の成約につながると思っていますので、ココに頼りっぱなしになることはないと思うんですが。

とはいえ、旅行業界向けにチャットボット上で簡単な問い合わせを行ったりプッシュ配信等による継続提案を受けたりすることもできるようで、ユーザーは手軽に情報を収集し、企業側は対応の手間を減らせそうですね。

上位株主にはネット系の企業やおなじみのVCの名が。
上場時に持ち株の6割を売り出すよう。YJ3号は売出しゼロでロックアップなし。

チャットボットサービスというと、今年9月に上場したモビルスが競合になり、初値の参考になるのかな?と思います。(モビルスの初値は騰落率+42.9%)

2014年創業。平均年齢は31.4歳。こういう企業をみると、初値予想とかしたくなくなるんですよね。
というのも、初値予想はあくまでも、業績推移やIPOの内容から過去の初値の傾向を考慮し、初値を予想するもの。
同社の事業はこれからという感じもしますが、順調に成長していって欲しいと思います。
そういった思いと裏腹に評価を低くつけるのって難しい・・。そして12月IPOにそれが多い・・。

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • 売上高は右肩上がり。業績は赤字だけど今後の成長に期待。
  • 時代にマッチした事業内容で将来性あり。GoogleがCookie廃止の方向で同社にチャンス。
  • 人手不足を解消する事業はIPOで人気あり。
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。
  • 国内外、同業他社が多い。
  • オファリングレシオが55.9%と高い。(オファリングレシオによる実績)
  • 市場からの吸収金額が130.4億円と非常に大きい。(吸収金額による実績)
  • ベンチャーキャピタルのEXIT感が強い。(大体、6割を各VCが上場時に売り出し)
  • ベンチャーキャピタルは、ほぼ期間ロックアップがかかっているが、一部はロックアップなしで売り圧力に。
  • 売出比率が66.3%と高い。
  • 同日に5社が上場。上場ラッシュによる資金枯れも。
  • 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
  • 今年9月に上場したモビルスの初値も考慮。(騰落率+42.9%)

12.7追記。仮条件が想定価格の1,530円より7.2%下振れて、1,220円 ~ 1,420円に決定しました。
機関投資家の需要が低いことが予想されるので、初値予想を1,320円 ~ 1,460円に修正。
予想利益は-1万円~4,000円です。公募割れのリスクは高くなりました。

目論見書の想定仮条件は1,530円。初値予想は1,460円 ~ 1,690円としました。
予想利益は-7,000円~1.6万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

カブスルは公募割れのリスクもありますが、こういう企業が好きなので積極参加しようと思っていますが、7日に決まった仮条件が想定価格より7%も引き下げられておりますので、損失リスクは高くなったと思います。

1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

カブスルはこちらの2社だけでIPOに43回当選しています。(全当選数の44.3%)

松井証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

松井証券は、IPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(4割目標)

追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは1回当選)

抽選資金に余裕があれば、楽天証券とauカブコム証券でも参加しておきたいです。

ZEALSのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ZEALSの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


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